春先から始まったロードバイクのバラ完がひとしきりに終了しました。
![均等にまく](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/05/ecfd6620e2724af505358df6365d3682.jpg)
ペダルなしの車体重量が体重計の実測で約5.9kgです。6kgアンダーのサブロク計量カーボンロードがここに誕生しました、パチパチパチ。
ペダル、ライト、そのほかの小物をつけると、大台に乗ってしまいます。真のサブロクをめざすなら、タイヤ、スプロケを交換しましょう。皮算用では5.5kgは十分に可能です。
でも、メンテ熱の発作がすっかり収まりしたし、今期のチャリンコ予算がすっからかんになりました。これでしばらく様子を見ます。
以下でこの新車の組み立てのまとめとパーツの内訳を精査します。バラ完ロードの費用の実態はどんなものでしょうか?
バラ完ロードのまとめ
さて、年初にはトレンディーなエアロディスクロードを計画しますが、ダイレクトマウントブレーキのせつなさに釣られて、予定を大幅に変更します。
この機会を逃せば、多分にもう二度とぼくはこのリムブレーキの最後の末裔を使いません。この思いが軽量ロードレーサーへの道をひらきます。
手組みのカーボンチューブラー
最初のアイテムはホイールです。
![カーボンチューブラー](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/04/a4c63c42c6bd5bcd0d130c166f59cbd4.jpg)
古いレイノルズアサルトのリム、超高級なDT AEROLITEスポーク、USA製のWhite Industries T11ハブ、コンチのスプリンター28x22mmタイヤの手組です。
タイヤ付き、クイックなしの前後セットの実測は1800gです。ホイールの推定重量は1150-1250gです。そこそこの軽量ホイールです。
チューブラーシステムの優位性の神話はすっかり崩れさりましたが、リムの軽さだけはクリンチャーやチューブレスに勝ります。
でも、決め手はハブです。
![White Industryes T11](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/04/White-Industryes-T11.jpg)
USA! USA! USA!
ためしにママチャリにホイールをセットして、テストライドしました。
![ディープママチャリでスーパーへGO](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/04/b554f3366f36a56b19b4ebf9507d1ca6.jpg)
ひさびさのリムブレーキの効きはほほえましいものです。あと、独特のブレーキの音が耳障りです。まじでヒュルヒュルヒュルて奇怪な声で鳴きます。
これでダウンヒルしたくないなあ・・・
- ブツ:おくゆかしき手組みのカーボンチューブラー
- 費用:商品61000円 送料2000円
- 備考:USA
SUNRACE スプロケ
「カンパかSRAMかマイクロシフトか」
この3択は最後の最後まで悩ましいものでしたが、11速は最初の最初に決定しました。ホイールのフリーボディはSHIMANO/SRAM用です。じゃあ、カンパカセットは消えます。
たまたまSUNRACEのカセットを海外通販で見つけました。
![SUNRACEスプロケばらし](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/04/afcf8673d46aec14a50de49cbb2b2c39.jpg)
11-28Tのふつレシオな11速カセットです。重量は300gです。SRAM REDの二倍です。ただし、価格は10分の1です、3000円ちょい。
本体はハイテン、スペーサーはアルミです。かんじんの変速はふつうです。唯一の誤算はカラーです。
![](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/04/a4da1af5078972f947d12d8fd26155fa.jpg)
赤がわりにめだちます。これは今回の銀黒のテーマカラーとは合いません。けんちょなミスです。
- ブツ:SUNRACE RX1 スプロケット
- 費用:商品3000円
- 備考:赤!
Easton EC90 SLクランク
正直、SUNRACEのカセットはおまけです。海外通販のメインはこっちです。
![EASTON EC90 SLクランク](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/04/497b2e02f2042b36c5de7739392dedbf.jpg)
EASTON EC90 SLカーボンクランクです。RACEFACEのCINCHシステム搭載のロード用のざんしんな一本です。
うちのMTBのクランクがRACEFACE ATLAS CINCHです。メンテの知識と経験があります。そして、将来的な使いまわしが可能です。
![RACFACEと完全コンパチ](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/04/3b09a8b7825c4012edf275bb24f7d865.jpg)
53-39Tのリングとスパイダーアーム込みの重量が630gです。素のアームのセットの重さは驚異の380gです。
![Easton EC90 SL右アーム 150g](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/05/4235150f55128ee34b686f7f8dca7d96.jpg)
軽! そして、個人的に30mmスピンドルがだいじなポイントです。
- ブツ:EASTON EC90 SLクランク
- 費用:商品31000円 税金2000円
- 備考:超軽量、ふとシャフト
ひさびさに税金がとられました、オーマイガー!
中華カーボンフレーム
4月のなかばに本体が大陸から届きます。
![FASTERWAY フレーム](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/04/81b019d421c3642845facd8327ca1ce1.jpg)
なぞのブランド”Fasterway“の”Classic”てモデルです。ビジュアルはBMC、現行のSpecialized Tarmac、Merida REACTなどをほうふつとさせます。
しかし、その実態はBBright、1 1/3 to 1 1/8インチのテーパーフォーク、丸ポスト、ダイレクトマウントブレーキてゆう独特のフレームです。
付属の小物抜きの実測は900gを軽く切ります。
![カーボンフレームの重さ 870g](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/04/870g.jpg)
塗装なしの推定重量は750gです。そこらのロードにもう勝った!
内部はなかなかきれいです。
![トップチューブ上から](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/04/2ed9959d2d41983df20fc2e41309877b.jpg)
「プロのバイクに乗りたい!」
「人気ブランドのロードを自慢したい!」
そうゆうミーハーな感覚はぼくのなかにはありません。正直、スポーツとしてのロードレースの魅力はよく分からない。ですから、べつにあこがれとかリスペクトは起こりません。
また、5万のノーブランドのフレームと50万の有名ブランドのフレームのちがいもよく分かりません。今回の決め手も車体のカラーとブレーキの規格です。
てか、ロードのフレームの国内小売価格がメルヘンチックです。
- ブツ:Fasterway フレーム
- 費用:52000円
- 備考:軽量なオールラウンダー
ぶっちゃけ、安くて軽けりゃそれでいいっしょ~。
ガラスコーティング
後日、このフレームセットとホイールをガラスコーティングしました。
![うすくのばす](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/04/8e1fbb0cee65b45ce38d45687323fd44.jpg)
興味本位でAQUADROP GLASS COAT ハードコートの液剤を試しました。ディープリムにはなんなく塗れましたが、フレームのふくざつな形状には四苦八苦しました。
![リムぴか](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/04/e95ccca44241907135e545f26f280447.jpg)
てっかてかです。気温15度、湿度ふつうの室内で20秒以内に固まります。完全にフラットな平面用です。フレームの塗りはむらむらになりました、うえーん。
- ブツ:AQUADROP GLASS COAT ハード
- 費用:2000円
- 備考:ハードタイプの塗りはむずい
BBrightの圧入BB
フレームのボトムブラケットは圧入式のBBrightです。これは左右非対称の46-30mmのBBです。右カップがシェルの外へ出っ張ります。
46-30の対応クランクはFSA、ROTORなどです。カップ外径とベアリング内径はPF30の親戚筋にあたります。
![BBright 46-30](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/04/BBright-46-30.jpg)
圧入BBにへんなアレルギーはありません。異音問題は秘密結社BSAねじ切り団の工作ないしステマです。
ただし、樹脂の圧入カップは強度と精度からNGです。フルアルミのものがおすすめです。
![BBrightをゴムハンで圧入](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/04/33f7679cf04418662e5a1512837a9b46.jpg)
- ブツ:BBright
- 費用:2300円
- 備考:フルアルミ
カンパニョーロポテンザレバー
今回のいちばんの悩みはレバーです。操作性はSRAMのダブルタップ、握りやすさはカンパニョーロのエルゴパワー、意外性はmicroSHIFT ARSiSです。
最終的に握りやすさとゆうがなふんいきからカンパニョーロのポテンザがぼくの心を捕らえました。
![親指シフトダウンボタン](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/04/892e910ca827f7a86fc9f832b11b4001.jpg)
この置き方はなんかヒワイです、ははは。平置きレバーがなんでこんなにエロチックになるか? さすがのイタリアです。シマノやスラムはこうならない。
のちの1x化で左レバーからシフターの機構が取り除かれます。それから、ブラケットのフードの留めピンはちょっとやそっとで取れます。
- ブツ:ポテンザエルゴパワー
- 費用:商品9500円 送料800円
- 備考:フードのピンに注意
KCNC CB11
自転車リムブレーキ界のアルファにしてオメガなるダイレクトマウントブレーキはKCNC CB11です。
![KCNC CB11](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/04/c53d52e43e92cb7f1053fc49b08de063-1.jpg)
決め手はレア度、見た目、軽さです。インプレッションやログがぜんぜん見当たりません。そもそもGoogleの検索結果が600件ちょいしかない。
はかないダイレクトマウントブレーキのはかないモデルです。まさにはかなさのきわみだ。
これを象徴するかのようにパーツの細部はどえらくきゃしゃです。
![リアはシートステータイプでQR付き](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/04/df1ab9f8f11febcb468ec1cbb574a253.jpg)
全般的にKCNCのパーツのつくりは上々ですが、強度はいまひとつです。過去にはフォークコラムのトップキャップがばつって逝きました。
![トップキャップ破壊](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/05/crack-topcap.jpg)
もろさはかるさの裏返しです。このKCNC CB11のアームのセット重量は205gです。SWISS STOPのパッド込みが260gです。
が、あいにくと初期のパッドはAlloyリム用です。カーボンリム用の青パッドは目立つな~。
![パッド方向の記載](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/04/3958acf4edfded0c0c8c5523c0786279.jpg)
て、予想外のところにビビッドなカラーがちょくちょく加わります。ブレーキアームのアジャスタの赤色もじみに効く。カラーを完璧に統一するのはたいへんです。
ダイレクトマウントブレーキの効き目はふつうです。フィーリングはほんとにキャリパーとVブレーキのあいだです。
カーボンリムのヒュルヒュル音はあいかわらずです。
- ブツ:KCNC CB11
- 費用:20000円
- 備考:細部がきゃしゃ
Campagnolo Athena リアメカ
上記のポテンザのレバーは単品です。ディレイラーがありません。そして、初代ポテンザはパワーシフトです。現行のウルトラシフトとはノットコンパチです。
ポテンザのグレードがそもそもイレギュラーです。カンパユーザーは貴族ですから、庶民グレードを毛嫌いします。コーラスやレコードが売れ筋です。
そんなときにカンパニョーロのアテナのメカが目に留まります。最終モデルのようです。
![Campagnolo athena リアディレイラー](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/05/35d800f805cd6f1e018932672ec28a35.jpg)
AthenaはPotenzaの先代です。この二つは系譜を同じくします。シフトはパワーシフトです。ぼくのなかの小宇宙が爆発しました。
ノープランでポン付けしたら、ふつうに使えました。パワーシフトのおはこのリアの3段ダウンがしっかりと発動します。
![](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/05/f4cdc188da293033c3f44ea7f4927bab.jpg)
カンパニョーロの変速はガチャガチャ系です。ぬるぬるスルスル有機系のシマノと別物ですし、かちかちキビキビ機械系のSRAMとも別物です。うごきがなんかおおざっぱだ。
- シマノ=iOS
- スラム=Android
- カンパ=Windows mobile
そんなふんいきです。まあ、Windows mobileはそんなにガチャガチャじゃありませんけど。
- ブツ:カンパアテナリアメカ
- 費用:商品5300円 送料800円
- 備考:ポテンザとコンパチOK
RACEFACE Cinch 1xリング
フロントメカは過去の遺物です。ホビーのバイクには無用の長物です。重量増とトラブルのもとでしかありません。ディス・イズ・オワ・コンです。
そんなわけでフロントディレイラーは早々に見限られましたが、クランクのダブルのリングもお役御免となりました、こいつのおかげで。
はい、Racefaceのナローワイドダイレクトマウントチェーンリングです。
![Raceface Cinch ナローワイドリング](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/05/c45f9b7ce5617f293a37f631ecd5a7f0.jpg)
刻印の”CINCH SYSTEM”が同社のダイレクトマウントシステムの商標です。この部分の形状は各社でことなります。もちろん、互換性はありません。
が、EASTON CyclesはRACEFACEの関連企業です。ともにFOXの傘下になります。一部の商品や規格が重複します。
で、くだんのようにEASTON EC90 SLクランクのマウント方式はCINCHです。
![リングをマウント](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/05/107cc6ea0befb2691b9fb9ef220e8f4a.jpg)
一気に150gオーバーの軽量化です。
- ブツ:RACEFACE 1xリング
- 費用:商品2980円
- 備考:フロントシングル最強
ステム、ハンドル、バーテープ
今回のバラ完は足元のホイールから始まって、手元のハンドルで終わります。くしくもこのとおりにパーツが到着しました。
ステムはTHOMSON ELITE X4です。ごらんのとおりのずんどうのソリッドなショートステムです。
![THOMSON ELITE X4 50mm](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/05/THOMSON-ELITE-X4-50mm.jpg)
ドロハンバイクはほんのささいなきっかけで『背中疲れバイク』や『首痛バイク』に豹変してしまいます。ショートステムはその予防策です。
ハンドルです。
![安エアロハンドル](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/05/9d6869c27bf9ce51c0455a9da5aa8f00-1.jpg)
3TのAERONOVA風の安いカーボンハンドルです。形状はアナトミックシャローで、ルーティングは内装式です。
右レバーのケーブルの取り回しには一苦労しました。こんな狭いところにアウターケーブルが通るかよ!
![内装ルーティング撃破](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/05/51bd3100c54abd697c198d4531d12339.jpg)
すっきりした仕上がりで苦労は報われました。スペーサーはやっつけです。
![左前ブレーキでルーティング](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/05/87cadf9a345884e86c338ae60217852e.jpg)
仕上げにバーテープ巻き巻きに挑戦します。いつぞやのLizard Skins DSPです。たんすのおくから出てきました。
![Lizard skins dps](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/Lizard-skins-dps.jpg)
3000円の高級テープです。手打ちパスタのようなもっちもちの手触りはプライスレスです。巻きます。
![キャップつけて完成](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/05/064483ff6cb569739cd1ef1bbc0f346f-1.jpg)
でも、下ハンをめったに使わんぼくにはもちもちの恩恵が希薄ですー、ははは。
以上の構成で重さはざっと5.9kgになりました。サブロクロード、一丁上がり!
費用の内訳
パーツ代の内訳を表にしましょう、経費で落とすために。これで取材とか銀行とかにちょろって行けば、りっぱな『社用車』に仕上げられます。
脱税? いやいやいやいやいやいや、節税やで! 銀行に行ったしさ! UFJにやで?! でも、税務署にはないしょだぞ♡
パーツ | メーカー | モデル名 | 購入先 | 価格 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
フレーム | Fasterway | Classic | AliExpress | 52000円 | 52サイズ |
フォーク | – | – | – | – | フレームの付属品 |
シートポスト | – | – | – | – | 同上 |
ヘッドセット | – | – | – | – | 同上 |
ホイール | Reynolds | – | ヤフオク | 61000円 | 手組 送料2000円 |
タイヤ | Continental | Sprinter | – | – | ホイールのおまけ |
クランク | EASTON | EC90 SL | Merlin Cycles | 31000円 | 消費税2000円 |
リング | RACEFACE | CINCH | サイハン | 2980円 | 40T |
BB | GINEYEA | BBright 46-30 | AliExpress | 2300円 | BBright 30mm用 |
スプロケ | SUNRACE | RX1 | Merlin Cycles | 3000円 | 11-28T |
ブレーキ | KCNC | CB11 | eBay | 20000円 | ダイレクトマウント |
レバー | Campagnolo | Potenza | ヤフオク | 9500円 | 送料800円 |
リアメカ | Campagnolo | Athena | ヤフオク | 5300円 | 送料800円 Potenzaと互換 |
ステム | THOMSON | ELITE X4 | Merlin Cycles | 6000円 | 50mm |
ドロハン | – | – | AliExpress | 3000円 | 420mm |
サドル | VERTU | メッシュサドル | サイハン | 700円 | |
バーテープ | Lizard Skins | DSP 2.5 | – | – | おさがり |
チェーン | KMC | X11SL | – | – | おさがり |
雑費 | – | – | – | 5000円 | ケーブル、ガラスコーティング剤、スペーサー、ネジなど |
合計金額は・・・はい、207380円です、ちーん。一年前のMTBバラ完の半額です。フレームの価格差が大です。
軽さの秘訣はフレームとホイールです。そして、裏技の1x化が効きます。フロントメカとケーブルがまるまる浮きますから。
ほかはそんなにカリカリのセッティングじゃありません。コンチのスプリンターは270-300gです。軽量ではない。
- カセット→SRAM RED
- タイヤ→TUFO ELITE JET
このふたつでざっと400gの軽量化はOKです。しかしながら、予算がありません。げんに実費の端数の7380円は超過です。
サブロクバイクのインプレ
ぼくが最後にロードないしドロハンバイクに乗ったのは3月のサイクルモード大阪です。GIANT、CANYON、3T、CERVELO、カンパデモ機て最新エアロロードを試乗しました。
![AEROAD ハンドル回り](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/03/d87ba080af7625bb61668570a97879df.jpg)
このテストライドのインプレッションからこのバラ完新車の率直な感想を述べましょう。・・・はい、こいつは遜色なくめちゃめちゃ走ります。
6kg以下の軽さのおかげかあほみたいに加速しますし、ディープリムのおかげからくに高速維持できます。Whiteのハブがめっちゃ回る。
そして、おそらくこのフレームはバネバネ弾性系です。立ちこぎでバインバイン!て加速します。エンデュランスやエアロではない。レーサーのイメージがしっくり来ます。
不満点はブレーキの効きとヒュルヒュル音です。そして、高速できつくブレーキングすると、ほんのりとゴムのフレーバーを楽しめます。
案の定、ダイレクトマウントブレーキはふつうのキャリパーよりかっちりしますが、油圧DBのレベには至りません。水気は大敵です。
最大の不安は古いカーボンリムとの相性です。長いくだりがネックです。バカスカブレーキングは禁物です。おまけにタイヤが22mmです、ほそすぎる!
ともあれ、これで心置きなくチューブレスホイールのディスクブレーキのロードバイクに移行できます。