組み立て中の新車のフルカーボンMTBが完成すると、チャリの置き場がもれなく手狭になります。
そんな訳で現在のお買い物号のクロスバイクを友人に厄介払いプレゼントしちゃいましょう！
が、こいつの古いサスペンションフォークの具合が微妙です。
スプリングの中身です。
これを取り外して、安いリジッドフォークに交換します。
リジッドフォークをゲット
新フォークの条件です。
- 未使用
- アルミフォーク
- 格安出品
- まともなセラー
- 2000円以内
これらの条件に一軒のセラーが合致しました。府内の自転車屋のヤフー出店です。堺のKCS金岡サイクルショップてです。店舗引取りOK！
クロスバイクのラストランを兼ねて、堺まで行ってきました。
収穫物の在庫処分のアルミフォークです。税込み1080円です。破格！
ちなみにスターファングルナットはアンインストールです。てことは、スタファンの取り付けにチャレンジできるよ、やったね！
スターファングルナット取り付けの手順
これがスターファングルナットです。
フォークやヘッドセットのおまけでよく付属します。単品は100円-200円です。1インチノーマルサイズ用と1 1/8インチオーバーサイズ用があります。
スターファングルナット圧入の専用工具です。
でも、これを買うなら、同じ値段でプレッシャーアンカーを買えてしまいます。
おまけに自作代用工具が長ネジとワッシャーとボルトで簡単に完成します。
もちろん、ぼくはおおざっぱな人ですから、手持ちのアイテムでどうにかやります。
古いスターファングルナットの取り外し方
ところで、このスターファングルナットは基本的に1回きりの使い捨てパーツです。圧入済みの古いナットを取り外して使い回すのは非推奨です。
これを取り外すには上に引っ張り出さず、逆にもっと奥へ押し込んで、フォークの裏の穴から叩き出します。
はたまた、新しいナットを圧入するスペースを確保して、古いやつをそのまま放置します。それで支障はありません。
鼻詰まりみたいでモヤモヤする？ 気にしない！
あと、カーボンコラムにはスターファングルナットを使えません。プレッシャーアンカーを使います。
逆にプレッシャーアンカーを金属コラムに使うのは可能です。まあ、こいつはスタファンよりかなり重いですが。
フォークを外してコラムをカットする
お古のサスペンションフォークをさくっと抜いて、おニューのリジッドフォークをさくっと嵌めます。
コラムの仕様は共にストレートのオーバーサイズです。ヘッドパーツの変更は無用です。
スペーサーを噛ませて、コラムの長さを見て、適当な長さにカットします。
アルミのコラムのカットはラクちんです。パイプカッターでものの3分で終了しました。
ナットの圧入
いよいよスタファンの圧入です。定番の『長ネジ、ワッシャー、ボルトで下から引っ張るDIY法』ではこのフォークの裏の穴から長ネジを通します。
本来の用途は水抜きです、きっと。が、うちのジャンク箱には長ネジがありません。そんなとき、ふと左上の取っ手付きネジが目に入ります。
おあつらえむきにナットにぴったり合いました。でも、なんの部品だ？
コラムにステムをセットします。打ち込みのガイド代わりです。
で、上記の合体マシーンを乗っけて、ハンマーでえいやと殴ります。ガチーン！
はい、きれいにずれました。失敗の王道、斜め打ち込みです。あちゃー！
で、でも、ネバーギブアップ！ ハンマーで部分的に叩くのがNGですわ。フォークを逆さにして、玄関の石床でひとおもいにがんがんやっちゃいます。えいえいえいえい！
こんなもんです。
このように多少のずれはごり押しで直ります。めでたしめでたし。
注意点はスタファンを深く入れすぎないことです。この取っ手ボルトは何気にベストチョイスでしたね。取っ手がステムでひっかかって、ストッパーになりました。
きちっとやりたい人は専用工具を使ってください。
