新車のKONA HONZO CR TRAIL DL バラ完の開始からそろそろ1ヶ月が経過します。前々回のセミファットのチューブレスタイヤの装着でやっかいな作業は終わりました。
のこりはドライブトレインとハンドル周りだけです。この部分はすでにおなじみメンテナンスです。フォークの下玉押し、プレスフィットBBのやっかいブラザーズはすでに圧入されましたし。
で、今回のアイテムは自転車のいろどりを決める重要なパーツです。
![RACEFACE ATLAS Cinch](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/RACEFACE-ATLUS-Cinch-1.jpg)
購入先はイギリスのUbykです。ぼくのほかに日本語の購入記録がぜんぜん見当たりませんね~。MTBの品揃えだし、マイナーだしね。でも、このボリュームで送料無料は良心的です。
で、手前の薄い袋のなかにあやしいみどりの輝きが見えます。そう、今回のテーマはみどりです、グリーングリーン!
RACEFAE ATLAS CinchとabsoluteBLACK
で、みどりです。absoluteBLACK OVAL RACEFACE Cinchです。
![absoluteBLACKナローワイド楕円リング](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/d3113d15e76801b697c3a0e7b251ad21.jpg)
てっかてかのきっらきら! です。absoluteBLACK、アブソリュートブラック、アブブラ、アブソブは欧州の軽量自転車パーツ屋です。設計は英国、製造はポーランドです。
ポーランドで思いつくのは音楽好きにはショパン、ゲーム好きにはウィッチャー、サッカー好きにはレヴァンドフスキ、そして、チャリ好きにはこのabsoluteBLACKです。
国内代理店はフタバ商店です。BMCやLizardskinsの輸入元です。FSA K-force WEの取り扱いはインターマックスでなくて、こちらになります。
フタバのアブソブの取り扱いは去年から始まりました。会社の設立が2011年です。新しいメーカーです。
欧州ではこのabsoluteBLACK、北米ではWolftoothがもっぱらの好評を取ります。Wolftoothもグッドです。甲乙付けがたし。
ここのナローワイドはまじでチェーンに狼みたいに噛み付きます、ガウガウ。
![クランクキャップを外す](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2016/09/31090ea8d2bf4598099f659e115fa176.jpg)
で、アブソです。フラッグシップ看板商品はCNC加工のチェーンリングです。また、プーリーやバッシュガード、各種のマウントみたいなものを出します。が、メインはリングです。アブソ=CNCリング屋さんです。
フタバ商店が扱いを始めて積極的にプロモをするか、わりと国内のショップや個人ユーザーの購入・使用報告があります。ただ、大半がロード用のOVAL楕円リングのトピックです。
で、ぼくがバラ完に使うのはMTB用のOVALリングです。RACFACE ATLAS Cinchクランク用のダイレクトマウントチェーンリングです。固定用のボルト穴がありません。
で、RACEFACEは北米のCNCブランドです。こちらはオフロードジャンルにはおなじみ定番の会社です。クランク、ステム、ハンドルバー、リングが有名です。
これは超ベストセラーのRACFACEナローワイドリングです。BCD104の4ホールです。たいていのMTBクランクに付きます。
![RACEFACE ナローワイドリング](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2016/07/DCIM0574.jpg)
が、最近のオフロードのクランクはボルト留め機構を持ちません。リングがクランクにダイレクトマウントします。RACEFACEのはCinchです。これがダイレクトマウントシリーズです。
![RACEFACE cinch ダイレクトマウント](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/088d6a11e66ddefaa3142110a92ff306.jpg)
このマウントのソケット形状は独自機構です。他社のダイレクトクランプには付きません。このabsoluteBLACKのリングはCinch専用です。ほかにe*thirteen用やSRAM用があります。
楕円チェーンリングの取り付け位置はまちまちですが、メーカー推奨はこの角度です。リング裏のポッチをアームと平行にします。
マニュアルに「初心者はこれで何ヶ月か乗れ!」てあります。しょっぱなの角度変更はNGみたいです。
でも、ごらんのように全方位へ角度変更できちゃいます。16スリット=22.5度ずつです。おまけにリバーシブルだ。おもろいパーツです~。
まあ、メーカー推奨に従います。リングを固定しましょう。スクエアBB外しでロックリングを締めます。
![スクエアBB外しで締める](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/fc7314996612c3c68ae4932034289df2.jpg)
うん、かんたんだね。チェーンリングのボルト締めはわりとめんどうです。そして、ちょくちょくボルトが緩んで、いつのまにか行方不明になる。しばしば異音の原因にもなる。
サヨナラ、リングボルト!
じゃあ、左右のアームです。グリーングリーン!
![RACEFACE ATLAS Cinch クランク 左右アーム](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/54cbc2daf6630b889043c664c48a708b.jpg)
ドハデです~。
みどりのクランクは貴重です。黒、赤、青はありますが、みどりはなかなかありません。しかも、ぼくのベストサイズの165mmのものはなおさらです。
でも、なんで楕円だあ? はい、ばくぜんとしたスペシャリッシモ特別感です。ペダリング効率とかは分かりません! 見た目、ビジュアル、ルックスです。ザ・衝動買いです。
クランクの左アームを冷凍してみる
ところで、このクランクは左アームはなんかしもしもじゃありません? そう、これはきんきんに冷えたクランクです。冷凍クランクです。
これはシャフトがフレームのBBになかなか通らないときの秘策です。金属は低温で縮みますから。
挿入自体はふつうです。手でずんと押し込みます。冷凍のおかげかシャフトはすんなり通りました。
右アームで固定します。アーレンキーでなかのボルトをしめしめ。
![アーレンキーで固定](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/5c82e30849093174ea117bf9eecfa945.jpg)
最後に左クランクの遊び調節用のリングをええあんばいにして、細いアーレンで軽く留めます。
![遊び調整リングをアーレンで締める](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/31c9a0f421641cc4acc8097d0ca6927f.jpg)
クランクの回転はじつにスムーズです。プレスフィットBBのDIY圧入は問題なしみたいです。ラッキー!
セラミックベアリングプーリーの取り付け
このクランクとリングのついでにリアメカが届きました。SRAM GX 2.1です。スラムのミドルグレードのオフロード用変速機です。
純正のプーリーはごっつくて、重たくて、しぶしぶです。外しちゃいましょう。ケージのボルトをアーレンで緩めます。
![プーリー交換](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/28036dd3cd867198defa86e26a1f84a9.jpg)
交換プーリーはこれです。MEROCA セラミックベアリングプーリー。歯数は13Tです。
![13Tセラミックベアリングプーリーとブッシュ](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/336730e581906f7670a896444514ea02.jpg)
スラムのボルトは5mmです。右下の5mm用のブッシュを使います。左のは4mm用です。シマノ用だあ?
で、プーリーを交換して、フレームに取り付けます。
![緑フィニッシュ](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/007df50c47c5d97623899b29d557dc80.jpg)
グリーングリーン! グリーンモンスターです。これは中学生のイタズラの格好のエジキだあ!
今回のセッティングで完成率が70%になりました。ステム、チェーンが届けば、シングルモードのテストライドが可能になりますね!
あ、シフターケーブルを買わんとね~。もちろん、みどりのアウターにするよ~。
absoluteBALCKの国内の流通は少なめです。アマゾンや楽天には並行輸入のぼったくりプライスのぶつが並びます。
でも、ふつうに10EUROの送料で公式ストアからメーカー直販できます。リングみたいなもんははそんなに嵩張りませんしね。