BOOSTカーボンホイール購入 フックレスでテープレスでチューブレス


カーボンフレーム、カーボンフォーク、ヘッドセットが連日のように届いて、新車の屋台骨が出来はじめました。最後の大物カーボンパーツはホイールです。

 

SRAM由来のBOOST規格、フロントエンドが110x15mm、リアエンドが148x12mmのスルーアクスルのことです。オフロードバイクは国内ではマイナージャンルです。さらにBOOSTみたいな現在進行形のアタラシ規格はマイナーのマイナーです。

 

で、案の定、パーツの調達がたいへんです。中華工場直販 > 海外ストア > 国内ストアの順で選択肢が少なくなります。国内通販はほぼ全滅です。リンゴロードみたいな本格専門店はなんちゃってオフロードラーには敷居が高いし。

 

海外ストアのイギリス系サイトにはセミオーダーのオプションがあります。お国柄、英国のCNC金属加工ブランドのHOPEがいちばん人気です。

 

でも、フルカーボンフレーム、フルカーボンフォークを調達したなら、ひとおもいにフルカーボンホイールに挑戦しよう! てことになりませんか? はい、なります。

 


ないぞ! 手頃なフルカーボンホイール for BOOST!

 

あいにく、HOPEは金属加工屋でカーボン成型屋じゃありません。カーボンリムの取り扱いがない! で、正規ブランド品のBOOSTのフルカーボンホイールはベリーエクスペンシブです。

 

台湾ストアのサイクリングエクスプレスにFFWDのBOOST用のカーボンホイールがあります。これくらいです。

 


Fast Forward FFWD Outlaw AM 27.5″ Tubeless Carbon MTB Wheelset
定価 297500円
割引 49% = ¥147501円
特価 149999円

※2017/03/29 17:05:11のCycling Expressの価格

 

ブランド、性能、見た目、文句なしです。が、価格がオーマイガーです。DT 240のハブが効きます。今のところ、BOOST用のハブを出す有名どころはDTかMAVICです。と、親SRAM系列のパーツ屋。

 

それから、つい最近の2017年3月上旬、ようやくシマノが新型デオーレとBOOST用ハブを発表しました。XDドライバはどうなんのかな? カプレオハブの先っちょを改良して、独自のXDみたいな規格を作れませんかねー。

 

で、FFWDのこいつは完全に予算ダブルオーバーです。そもそもサイズが29erじゃなくて、275です。275のセミファット=従来の29インチです。これは目新しくありません。

 

じゃあ、毎度のように中華メガモールのAliExpressが頼みです。春のベストシーズン前に2017モデルの無印工場カーボンパーツがどどっと溢れます。

 

とはいえ、これらを一口に『中華カーボン』とまとめるのは中華ショッピングのほわいとドシーロトです。セラーの対応、パーツの品質、ほんまにピンきりです。良い中華カーボン、悪い中華カーボン、ふつ中華カーボン、千差万別です。

 

はずれを引かない方法はヤフオクやメルカリの利用のコツに通じます。新規セラーを避ける、マイナス評価持ちを避ける、画像不足・説明不足を避ける、です。

 

あと、Ali内のストアと別に自社の英語版オーダーサイトを持つところはそうそうへんな業者じゃありません。flyxiiやworkswellbikesやdengfubikesなんかは有名な中華カーボン屋です。

 

ここらは大手ブランドなみにモデルチェンジや新作を定期的に出します。さすがに2018モデルはまだありませんが、2017モデルのT1000カーボン製の軽量グラベルフレームなんかはふつうにあります。

 

そして、需要と供給の関係からだいたいチャリ界のトレンドが如実に出ます。最近の目立ちアイテムはエアロ系、エンデュランス系です。

 

で、ぼくは上記の条件を守りつつ、過去のバイヤーの評価を見つつ、やっぱし、値段と納期を考慮して、良さ気なセラーを見つけました。

 

ホイール系パーツのみを扱うセミオーダー系のストアです。オフロードからオンロードまで広く扱います。フリー形状やハブのオーダー、ニップルの色、リムのスポーク数、細かいカスタムを受けます。

 

これや! と決めて、オーダーします。ザ・どんぴしゃのBOOST用の29erのテープレスのカーボンホイールセットです。ハブはお手頃お値打ちノヴァテックです。DTより2万から安くなります。

 

で、発注の後に確認の返信メッセが来ますが、これも早め、丁寧めです。はい、もうブックマークに入れましょう。これはグッドセラーですよ、きっと。

 

で、かれこれ10日ちょいで発送のステータスが来て、翌々日にもうJPKIX関空まで来ました。はや! 現地発送処理の遅さはセミオーダーのためです。

 

オプションなしの取り置きパーツの発送はもっと早くなります。ホイール系アイテムはほぼセミオーダーになります。ミニベロの451ホイールもなかなか発送されなかったし。

 

しかし、451ディスクブレーキ用ホイールのつぎはBOOST用のフルカーボン29erホイールです。われながらマニアックなものばかりを買うよね~!

 

セミファット用の中華フルカーボンホイールが到着!

 

で、EMSが届きます。ホイールのパッケージは非常に嵩張ります。最近の最大クラスです。

 

EMSパッケージ

 

オープンゲットしましょう。はい、ぼびーん!

 

29erフルカーボンホイールBOOST用

 

オー、待望のカーボンホイールです! リムのてかりのごとく表面の仕上げはUDグロッシーフィニッシュです。フォークとフレームは艶消しです。アクセント!

 

リムはニップル穴なしのテープレス仕様です。チューブレス専用リムテープのお値段は意外とばかになりません。経済的です。

 

ニップル穴なしでテープレスリム

 

ただし、リムをテープレスにすると、ニップルをインターナルにできなくなります。ニップル内蔵のテープレスは不可能です。ニップルを締められないから、てセラーに言われました。それはそうだ。

 

これのリム内径は28mm、外径は35mm、ハイトは28mmです。推奨タイヤサイズは1.5-3インチです。まさにトレンディーです。

 

実測しましょう。フロントは765gです。

 

フロントホイール765g

 

で、リアは895gです。

 

リアホイール895g

 

1660gです。セラーの目安が1650gプラマイ30gです。平均値です。

 

リアハブはNOVATEC D712SB-B12です。XDフリーです。

 

Novatec ハブとXDフリー

 

スポークは平打ちのリングイーネスポークです。これを「きしめんスポーク」と呼んじゃう名古屋っ子は伊勢うどんでしばかれてください。

 

リムのスポーク位置は左よりです。左右非対称のアシンメトリック、アシメトです。

 

アシンメトリックリムでスポークが左より

 

XD用のカセットをセッティング

 

さいわい、XD用のスプロケットの予備が手元にあります。SRAM XX1 PG1199です。

 

SRAM XX1パッケージ 定価47100円!

 

値札はえらいこっちゃです。ぼくはワイズロードの年末セールで安く買えました。ラッキー!

 

中身はこんなです。CNC削りだしの一体型カセットです。

 

SRAM XX1 PG 1199 ワンユニットのスプロケット

 

裏面です。

 

SRAM XX1 PG 1199 スプロケ裏のCNC加工

 

ミニベロに着けたe*thirteenのTPS Plusは正味3ユニットのXD用カセットでしたが、このPG1199は完全に一個のパーツです。この大きさで270gです。エントリークラスのPG1130の半分の重量ですわ。

 

このカセットの装着はシンプルです。XDドライバーにぽんと乗っけて、ロックリング工具でしめます。

 

共用ロックリング締め

 

カセットの軸に内蔵型のロックリングがあります。これが別個で締まって、フリーにはまります。めっちゃお手軽だあ!

 

セット完了です。へんな遊びやガタはありません。

 

カセット装着

 

オー、このリアホイールはけっこうなもんです~。11速のBOOST用では最強クラスでしょう。

 

さあ、フレームに試着してみましょうか。スルーアクスルのリアエンドはこんなです。

 

フレームのリアエンド

 

クイックと違って、この芯棒がハブを、さらに車体を支えます。反対側のエンドにはねじ切りがあります。剛性はクイックの比じゃありません。とくに横方向の強さがひとしおです。

 

リアステーのクリアランスはこんなです。2.5インチが目一杯でしょうか?

 

ステークリアランス

 

12速コンパチです。右側にかなりの余裕があります。リムのアシメトはこの構造のためでしょう。

 

フロントは余裕一杯です。3インチのセミファットタイヤばっちこーい!

 

フォーククリアランス

 

フレはありませんね。グッドジョブ!

 

完成度50%

 

フレーム、フォーク、そして、ホイールが揃うと、完成図がぐっと見えてきます。この状態ではただのものすごく高いバランスバイクです、ははは。