六甲山ヒルクライム・ダウンヒル鳳凰編 フルサスMTBで完走コンプ

兵庫県の宝塚から須磨のあたりまで横長にそびえるのが六甲山系です。阪神間の自転車乗りのたまり場です。この山の吹きおろしの風がかの有名な『六甲おろし』です。

六甲最高峰は931mです。全国的にはとくに高い山ではありませんけど、ここらでは最高峰のトップマウンテンです。

ポイントはアクセスの良さです。海から20分、駅からチャリ10分でふもとに入れます。神戸の港からのフォトジェニックスがこうです。

2018年6月神戸メリケンパーク
2018年6月神戸メリケンパーク

山の手には学校がたくさんです。このへんのチャリ通はたいへんでしょう、ははは。

六甲通いが常態化

ぼくは街乗り時代にはこのべんりなチャリンコスポットにはひんぱんに訪れません。訪問の動機はおもにブログネタです。邪道クライム。純粋ヒルクライムは1、2回です。

しかし、今年のはじめにMTB乗りにジョブチェンジして、定期的に六甲山へヒルクライムしはじめます。動機はおもにオフロードです。

たのしい岩場
たのしい岩場

六甲山系には約200本の長短のコースがあります。リアル迷いの森です。実際問題、迷い道遭難の件数がばかになりません。

MTBデビューはなぜか山中ヒルクラ

で、ぼくの山チャリのデビュー戦がこの六甲の東側ルートです。逆瀬川ルートではありません。それは舗装路です。オフロードは東縦走路です。

To The ENPAGE Strava データ
To The ENPAGE Strava データ

宝塚-塩尾寺-一軒茶屋-山頂のルートです。ここは六甲全山縦走大会の後半部分です。

また、この縦走路では定期的に有志主催のキャノンボールが開催されます。トレイルランとMTBのお祭り的イベントです。

須磨-宝塚-須磨を一日で往復するってクレイジーなものです。主催は地元の自転車屋の店長さんぽいです。

これに後押しされたか、東側から山頂まで登ります、デビュー戦で。なんでゆるやかなトレイルからMTB初めしなかったか? 永遠のなぞです。年初の寒波で脳が凍った?

六甲最高峰
六甲最高峰

これは2018年2月の登頂写真です。ここから十か月が経って、乗り方もバイクも変わりました。

上り・下りの片道六甲オフロードはふつうですが、往復オフロードは初です。体力、気力、天候と相談して、某日のあさっぱらから走りに行きました。

今年の六甲おさめライド

ぼくは片道オフロードにはおもに午後から出かけます。昼間に六甲や北摂に行くと、高確率でハイカーさんやトレイルランナーさんのお目を汚してしまいますから。

しかし、往復のオフロードは長丁場です。ぼくの足とチャリではのぼりは2時間30分、くだりは1時間20分です。

おまけに動画撮影を画策しますと、かなりのよゆうを持たねばなりません。正味4時間30分としましょう。

で、12月の日没は午後5時前後、山中は前倒しでくらくなります。あかるい下山のリミットは午後4時半です。

それを過ぎると、とおりゃんせの歌詞を地で行くことになります。

夜の山
夜の山

道端の木のうねうねがもうぶきみです。イノシシは夜行性です。たのしくダウンヒルできない!

てことで、往復オフロードののぼりは絶対的に日中になり、午前の出発が確定します。

朝一で体が動きませんし、感覚がふにゃふにゃです。猪名川のサイクリングロードの土手で今日のフィーリングを小手調べします。

今日の下り感
今日の下り感

若干、上半身が気分的に前のめりです。ハンドルが遠めだあ? いや、腕が短すぎる? 顔がでかすぎ?

とはいえ、30-40度の斜面の恐怖感はゼロになりました。土手の地面はふかふかの草だし!

このメンタルの成長はオフロードライフには特大です。ビビると下れません。ぼく的にはダウンヒルのコツはビビらないことです。

宝塚到着

ものすごい逆風にさらされながら、池田まで北上して、呉服橋から兵庫県に入りまして、パン屋へ立ち寄ります。

山本駅の近所のベーカリーhanaです。

ベーカリーhana
ベーカリーhana

味、食感、ボリューム良しのパン三つが465円です。昨今のおしゃれパンの高騰のなかでは非常に良心的な価格設定です。

ヅカに到着しましたで。

ヅカのテヅカ先生の記念館
ヅカのテヅカ先生の記念館

ヅカといえば歌劇場と手塚先生の記念館です。火の鳥は不朽の名作です、未読だけど。鳳凰の無限の生命のエネルギーをいただきます。フェニックスパワー!!

塩尾寺ヒルクライム

こっちからのオンロードの六甲山ヒルクライム=逆瀬川ルートです。いつものぼくはこっちを利用します。

逆瀬川
逆瀬川

こっちから行っても途上のオフロードルートから縦走路へ合流できますけど、今回の趣旨から外れます。

てことで、今日のぼくはもうひとつのヒルクライムコース、塩尾寺へのぼります。To The EMPAGE!!!

塩尾寺ヒルクライム by MTB
塩尾寺ヒルクライム by MTB

はい、えんぺいじです。一見さんは読めません。ひびきがRAMPAGEみたいでCOOOL!!!です。

この塩尾寺は宝塚の穴場のヒルクラスポットです。距離は2.5kmくらいですが、獲得標高が300mオーバー、平均斜度が12%です。きっつい!

ぼくはクロカン用タイヤのSchwalbe Thunder Burtのおかげで駅前から足つきなしで登れました。下り系の重いタイヤを入れると、おそらく足つきしてしまいます。

もっとも、前回のTo The EMPAGEにはサスなしのフルリジッドのKONA HONZOで挑んで、足つきしてしまいました。スタミナかギア比か・・・

ちなみにこのVitus Sommetは13kgくらいです。アグレッシブENDUROモデル的には軽量なカスタム機です。HONZOは10kgでした。

まあ、すなおに「ぼくのスタミナが爆発的に向上した!」と自賛しましょう。MTBで野良を上り下りすれば、否応なく山や谷にしごかれます。

六甲ヒルクライムスタート!

塩尾寺はゴールではありません。ここはスタートです。ここまでのヒルクライムはウォームアップですわ!

おやつとコーヒーで英気をやしなって、登山口にのぞみます。BIKE HIKE! BIKE HIKE!

ところで、基本的に登山口の入り口のかいわいはまあまあラフです。落石と倒木がわんさかです。あと、人気の登山道は長年のおうせいな人々の往来でざっくりえぐれます。

人気の登山道はえぐれる
人気の登山道はえぐれる

MTBer的にはウハウハな連続バンカーです。しかし、いまはのぼりです。むき出しの地面がシューズのソールをイヤん! します。

取り付きからすこし進むと、短いトレイルに入れます。

トレイル
トレイル

シングルトラックのゆるやかなオフロード、これが狭義のトレイルです。

縦走路には案内板があちこちにあります。

縦走路の案内板
縦走路の案内板

これを見ながら進めば、ほぼ迷いません。実際、土地勘なしの初見のぼくも迷わなかった。

トラブルその1 シーラント漏れ

ショートトレイルのさなかにさっそくのトラブルに見舞われました。タイヤのパンクです。シーラントがすでにぷくぷくします。

シーラントがもれる
シーラントがもれる

ハイキングコースに軽量クロスカントリー用のタイヤはやや力不足です。おまけに冬場には枯れ枝がわんさかです。

さいわいSTANSのシーラントは優秀ですし、パンクは致命傷ではありません。このまま進みます。

中間ポイントにたどり着きました。この舗装路はふつうの一般道です。82号線ですね。

左・西宮 右・船坂
左・西宮 右・船坂

左が西宮、右が船坂です。逆瀬川、有馬のオンロードのヒルクラルートへの合流できます。が、西宮方面がずっと通行止めです。

山場の階段

中間ポイントのしょっぱなには高い壁がたちはだかります。きっつい階段です。

階段きつい
階段きつい

この角度とこの段差では押し歩きがむりです。担ぎ上げが確定します。マンションの5階まで階段でフルサスMTBを運ぶようなものです。きついんですけど。

五合目以降の路面はあきらかにきつくなります。岩のでかさがパワーアップします。

岩が多い
岩が多い

これはここらの北摂山系、六甲山系の宿命です。ここらはだいたい岩山です。下り系タイヤがこいしくなります。

終盤へ

道中の二つ目の舗装路です。ここは通信塔の周回道路かなんかです。

通信塔の周回道路
通信塔の周回道路

ここからが終盤の開始です。デビュー戦のトラウマがよみがえります。

はい、来ました、鎖場です。

ぬかるむ鎖場
ぬかるむ鎖場

粘土系の地面がぬるぬるします。デビュー戦は2月の雪解けのただなかで、ここがiPhoneなみにヌルヌルでした。

しかも、室内用の球けりシューズで来るってゆうアホっぷり! 体育館の床を傷めない飴色のフラットソールがぬるぬるに食いつくかよ!

で、10分ばかしヌルヌルすべって、半べそをかきました。しかし、わたしは成長しました。今日のシューズはふつうのスニーカーです! そして、石の足場がある!

必死でのぼる
必死でのぼる

そうか、こういうふうにぬかるみに石を固定すればよかったんですねー。ハイカーの知恵ですねー。

こういうことを小一時間ばかし繰り返して、六甲神社のちかくの舗装路に出ました。事実上のゴールです。

ゴール!
ゴール!

ヒルクラルートの最終盤ですね。宝殿方面がなんかでっかい工事で車線規制中です。TTはしばらくはかどらんな。

で、ゴール! 一応。

2018年12月六甲最高峰 with MTB
2018年12月六甲最高峰 with MTB

ふいー! です。意外とすんなり登れました。やっぱ、スタミナが爆発ですわ。13kgの重り持ち山登りは持久力の向上にぴったりです、ははは。

実際のところ、上りでは自転車の重さより嵩張りのが足手まといです。担ぎ上げのときに車体が枝や木にひっかかると、不安定な斜面でバランス取りがたいへんです。

展望です。天気はあれですが、空気は異様に透明です。そして、木の枝がなんか白々です。

もやゼロ
もやゼロ

雪やん! 寒いはずやん!

雪

さらに強風で熱が一気にうばわれます。休憩が休憩になりません。帰りましょう。いや、こっからがMTB的には本番ですけど。

ちなみに道中のすれちがいはハイカー4、トレイルランナー1でした。ランナーは半そでだった、超人か・・・

ほんまの終盤戦DH

わーい、ごほうびのDHだー。

バニホチャンスだー! ぜんぜん跳ばねー! はっはっはっは!

バニホチャンス
バニホチャンス

ぷぎゃー!

今度は前がー!
今度は前がー!

この地図がなかなか良かったです。

MTB
B4C