本格自転車は嗜好品です。競技用、ホビー用、ちょい乗り用、いずれがそこそこの金食い虫です。金の出は機材ライクなゴルフや釣りやスキー・スノボに似ます。
趣味の自転車の手軽さはランニング、ウォーキング、球けり、卓球、テニス、ヨガ、柔道、空手に及びません。
正味のはなし、高級スポーツバイクのコスパは芳しくありません。アクテビティ、普段使い、ホビー・実用を兼ねて、ようやく元を取れます。
これから自転車を始める人のために、はたまた、確定申告のついでにぼくの自転車関連の出費を計算してみましょう。
2017年の自転車関連の出費
ぼくの2017年の自転車関連の出費は過去最高値を更新します。メインの機体を新調しました。これが特大の出費です。
メインのカーボンMTB
フレームを買って、いちから組み立てます。バラ完です。過去記事のデータを参考にしますと、この完成車の組み立てに388900円を奉納しました。
ついでに中華カーボンホイール2号を年末に買い足しました。65339円です。あと、2セットのタイヤを追加しました。12000円です。
チューブ、チェーンオイル、シーラント、リムテープみたいな小物がざっと10000円です。工具は・・・あ、チューブレス用の空気入れです。6000円。
これは文句なしの大ヒット商品です。
逆にだめだめな未使用のパーツがあります。中古のクランクが13000円、ドロッパーポストが18000円です。
クランクはサイズちがいでBB幅に足りず、シートポストはスモールパーツのLOSTで完成しず・・・ちっこいキャップが見つからない~!
ウェア類の購入物はGIROのビンディングシューズです、1万円。
と、クランクブラザーズのビンディングペダル、5000円。
でも、ひさびさにビンディングペダルを使いますが、スキーみてーなカッチリ感になじめず、フラットペダルに戻しちゃいました。
やっぱし、ところごころでヒヤッとしますし、トリックの練習に使えません。ビンディングでマニュアルするようなテクはぼくにはない。
結果、GIROのシューズはただの普段使い用になりました。おしゃれさがすくいです。幅はタイトだけど。
サイクルアパレルの購入はこのシューズだけです。唯一のサイクルグローブを1月中旬になくしますけど、もう気合と上着の袖で乗り切ります。
さて、計算しましょう。えー・・・約530000円です、ちーん。50万の大台を越えてしまいました。ホイールの追加が大きく響きます。
このメインバイクの完成が5月上旬です。現時点で期間は約9か月、走行距離は約5000kmです。コスパは100円/1kmです。
サブバイクの諸費用
2017年はバラ完の年です。サブバイクのお買い物号をも新調しました。GIANTのクロスバイクからママチャリへ。
こちらの費用はざっと45000円です。中古の980円のセミジャンクフレームがベースです。1300円のペダルよりチープです。
軽量化、シンプル化が奏功して、車体重量が9kg前後です。ぶっといアルミフレームのおかげで乗り味はカチカチです。エアロロードの比じゃありません。踏み応えはザ・きゃたつです。
ホイールはMicheのトラック用のチューブラーです。ギアは固定です。タイヤはSchwalbe ONEです。
徒歩圏内の近場しか行きませんから、気軽にチューブラーを使えます。
こちらの追加部品はブレーキのインナーケーブルのみです、350円。誤差の範囲です。
完成は9月下旬です。走行距離は120km/1か月てところです。100円/1kmの目安はそろそろ超えます。
リアタイヤのへりが心配です。むだなスキッドがたたりました。
が、2017年中のこいつの諸費用は45000円です。
バイクパッキングのグッズ
自走派のぼくは超長距離にはバイクパッキングで行きます。ビワイチ、アワイチ、和歌山友ヶ島へ泊りがけで出かけました。
このソロ用のドームテントが1万円です。ノーブランドの中華系の格安アウトドア商品です。モンベル、スノーピークみたいなステイタスはありません。価格は半値以下です。
特段の不満はありません。軽量・コンパクトなグッドテントです。真冬、本気の登山以外では十分な品質です。
そのほかの寝袋、マットはおふるや貰い物です。マットはヨガマットです。防寒性はありません。
で、バイクパッキング用品が12000円です。ゲストハウスやライダーハウスの素泊まり3泊分ととんとんです。
輪行代
淡路島と友ヶ島には船でしか行けません。淡路島の明石海峡大橋は自動車オンリーです。自転車と歩行者はジェノバラインの定期船で行き来しまし。
友ヶ島は完全な無人島です。キャンプ利用者と職員以外の住人はいません。島に舗装路がない、飲料水がない。アクセス方法は船のみです。
島への定期船、大阪-四国みたいなフェリーの自転車積載は別料金です。300-500円が相場です。もちろん、往復は倍になります。
そのまま乗っけられるのはらくちんです。へんな時間に行くと、貸し切りで利用できます。
淡路島は往復1440円(乗船券500円x2 自転車持ち込み220円x2)、友ヶ島は往復2800円(往復乗船券2000円 自転車持ち込み800円)です。
淡路島の吹上浜キャンプ場が1200円、琵琶湖の海津大崎キャンプ場が300円(単車扱い)、友ヶ島が無料でした。
じっくり調べると、意外なところに無料のキャンプ場や格安の宿泊施設を見つけられます。野郎のチャリンコ一人旅は圧倒的に安上がりです。
2017年の自転車費用の総額は?
出費の大枠はこんなところです。こまかい飲食や補給は別腹です。チャリダー中の事故やトラブルはありません。365日が無病息災でした。
で、上述の諸費用の総額は593200円です。案の定、新車とホイールの買い足しがどかーんて効きます。-ママチャリで55万です。
二年目以降の費用はこんなにかかりませんが、魅力的なニューモデルがあとからあとから出てきます。E-Bike的なやつとエアロディスクロード的なやつが気になる~。
パーツの注目はドイツのBrake Force Oneの水圧ディスクブレーキH2Oです。それから、SRAMの新設計クランクとBBのDUBです。
新型XTR 12spd、SRAM RED 13spd、Force eTapとかも気がかりです。て、この期になぜかチタンフレームが急浮上します。あ、ホイール組みを始めようかな?
プラスはないの?
出費はそんなです。おおはばな赤字です。では、プラスはどうでしょうか?
先代のメイン機をばらして、ヤフオクで気長に出品しましたら、大物から小物まできれいにさばけました。+6万円くらいです。
手間はかかれど、バラ売りのが高くなります。オークションにしなくても、相場で定価出品すれば、100%で売れます。今のところ、売れ残りはありません。