自転車の防犯登録はチャリダーの義務です。罰則はありませんが、義務は義務です、have toです。未登録の自転車はマナーに反します。
形骸的な自転車の防犯登録
しかしながら、防犯登録の防犯的なメリットはとくにありません。ほんとに無意味な建前の義務です。
未登録のデメリットはポリスに親の仇のごとくにらまれることです。実際問題、自転車の防犯登録はケーサツ屋さんにからまれないためのタリスマンです。

現行のデザインはドッペルゲンガーチックなオーレンジです。バーコード入りのやつだけが有効です。自作シールは無効です。防犯登録の公式サイトに詳細があります。
番号を抜きだして、フォトショップでクールなシールを作って、車体にぺったんしても、盗難や撤去の救済になりません。未登録の撤去チャリは南港の処理場でばらばらどっかんです。
自転車屋の店頭で自転車を購入すると、もれなく強制的にこのシールを押し売りされます。販売店のキャッシュバックはたしか100円です。
ネット通販の自転車の防犯登録
一方、ネット通販の自転車の防犯登録は販売店でまちまちです。Amazonのストアー出店の自転車はだいたい防犯登録ありですが、Amazonの直販(送料無料)のものは基本的に防犯登録なしです。
去年、ぼくはアマゾンで2台の自転車を買いましたが、いずれも防犯登録なしでした。価格は10万のものと2万のものです。
日常生活には防犯登録なしでべつに困りません。が、ここは自転車盗難のメッカ、なにわの大阪です。チャリドロボーがわんさかいます。それに比例して、見回りポリスもわんさかいます。となると、気休めのお守りが恋しくなります。
しかし、なぜか町のチャリ屋は持ち込み防犯登録をしたがりません。よその子を可愛がらないのが町チャリ屋の流儀のようです。しぶしぶしますよ感が見え見えです。
不愉快な思いをしないために防犯登録するのに店頭で不愉快な思いをすることになります。本末転倒です。
町のチャリ屋はそんなていたらくです。おっさんが一人でする店は典型的です。客商売の基礎がだめです。おおきに、まいど、がなぜか口から出ません。自然と客足は遠のきます。
持ち込み登録を事務的にてきぱきウェルカムするのはホームセンターです。自転車コーナーで持ち込み登録できます。必要なアイテムは車体と600円と販売証明or譲渡証だけです。

書類に名前と住所を書いて、10分で完了できます。ぼくは断られたことはありません。ネット通販チャリダーはホームセンターに駆け込みましょう。
登録抹消は警察
実のところ、登録はかんたんです。やっかいなのは登録の抹消です。これは所轄の警察のおしごとです。
たにんにチャリを譲るのに防犯登録を解除するなら、販売店の証明書や登録カードと車体をもって、警察署にかけこみます。
有効期限は10年
防犯登録の有効期限は10年間です。これは勝手に切れます。10年前の自転車はおのずと未登録になります。
他人に譲るなら、譲渡証明書を発行します。書式は各自治体にあります。ふつうのコピー用紙にプリントアウトして、項目を書き込みます。
