今年の春先から、ぼくはしげしげオフロードへ通います。行き先は六甲山か北摂の山々です。さくっと練習orテストライドするなら、淀川の草むらか近所の公園で済ませます。
もともとのベースはKONA HONZOで、れっきとしたトレイル用のフレームです。日本の郊外の里山遊びにはぴったりの車体です。
スタイル変われば、ハンドル変わる
が、当初にはこんなに未舗装路へ通い詰めようとはついぞ思わず、クロスバイク風のカスタムをほどこして、フラットバーオールロードみたいな車体で6000kmほど走ります。
で、街中走行のためにメインのフラットバーハンドルをカットしてしまいました。先代のクロスバイクのおさがりのCannondale C3ハンドルです。
この画像ではハンドル幅は60cm強です。で、ここからダイソーパイプカッターでバーエンドを5cmずつ切り落としまして、現行の愛機のメインハンドルにしました。
が、こういうシングルトラックには60cm弱のハンドルは力不足です。しかも、フロントフォークはフルリジッドです。おかげでハンドリングがへんにテクニカルになります。
ふつうのライザーバーGET
てなわけで、今後のMTBライフをイケイケにするために新しいハンドルを海外通販のCRCでぽっちしました。
brandXのライザーバーハンドルです。brandXはあやしいメーカーでなく、英国の自転車ストアの汎用通販パーツのブランドです。イギリス版のCYCLE PROみたいなもんですか。
で、このおニューのハンドルはシンプルなアルミ製のふつうのライザーバーです。2000円です。サイズは740cmです。ぼくのチャリライフのなかでは破格のリーチです。
でも、最近のオフロードバイクのハンドルはこんなもんです。トレンドは70cm後半から80cmオーバーです。ロードのドロハン二個分とどっこいです。
新旧のライザーバーの長さを見比べましょう。
はい、拳一個分のリーチが左右に加わりました。ライズの上り角度はイーブンですが、長さのせいでグリップがより手元に来ます。
ハンドル取り付けとステム交換
フラットバーやライザーバーの取り付けはじつにかんたんです。てか、ロードバイクのドロハンの交換がむだにはんざつです。内装ケーブルはなおさらです。
ついでにこのロードバイクのステムを借りパクしましょう。ものはTHOMSON ELITE X4の50mmです。
このモデルの50mm以下はこんなふうにずんどうになります。ELITE X4自体は車種を問いません。高精度の切り出しのアメリカ製のグッドプロダクトです。
で、これとハンドルをコラムにセットします。トップキャップはなぜかSCOTTです。黒いのがこれしかなかった。
このビジュアルはチャリダーのFPVやUIやコンソールみたいなものです。ステムとキャップのカラーが変わると、イメージがほんとにがらっと変わります。ちゃらさが消えました。
ビビッドなイロモノはナマモノです。飽きが意外に早く来ます。とにかく、ぼくのなかのライトグリーンの旬はかくじつに去りました。
ついにふつうのMTBに
俯瞰です。
リーチがMTBらしくなりました。くしくもタレタレだったブレーキホースの長さがジャストになりました。うらはらにドロッパーポストのグリーンのケーブルがちょっときゅうくつです、ははは。
トムソンのステムの男前な横顔です。
ビバ・ショートステム! ですね。MTB、オールロードのステムはショート化の一途をたどります。ロードバイクは急激にはショート化しませんが、インテグラル化でてんやわんやです。
いじり方が直感的に分からない・・・
THOMSONの正面です。うーん、まじめだあ。そして、緑のケーブルの若気の至り感がえげつないレベです。
このハンドルチェンジで車体が完全に原点回帰しました。もう木の根っこや岩肌に負けないぞ!
て、今回の海外通販のメインはこっちでしたが。
これで膝に矢を受けてもヒャッハーできるぜ!
にしても、暑さのせいか笹のいきおいがどえらいこっちゃです。