うちのメインの自転車は29erのMTBです。ハードテイル、リジッドフォークのロックなバイクです。
年式は2017モデルです。2年落ち。そろそろ旧作の域です。2017年の3月にフレームを購入して、5月に乗り出します。29erのBOOSTのフルカーボンです。
さらば、セミファット
で、このKONA HONZOのフレームはトレンドのプラス系でなく、ノーマルの29erです。リアタイヤのクリアランスのリミットは多分に~2.45インチです。
これは2.3インチのMAXXIS HIGHROLLER IIです。
2.4はOKぽく見えます。2.5はブロックの高さ次第で干渉しましょうか。2.6~3.0のプラス系タイヤはあきらかにむりです。2017モデルの限界です。
で、フロントはセミファット用の中華フルカーボンフォークです。これは3インチのWTB RANGER 3.0をゆうゆう飲み込みます。
1bar以下の超低圧がおもしろいゾーンです。圧倒的エアボリュームのおかげでタイヤが簡易なサスペンションみたいな役目をはたします。ぼよんぼよん。
購入から1年半が過ぎますが、へたりはさほどです。ブロックはまだまだあります。
乗り方が変化
でも、ぼくの乗り方がこの一年ですこし変化しました。てか、近場のオフロードがわりにハードでした。
北摂山系も六甲山系も基本的に岩と木です。
このフロントのWTB RANGEには下りの安定度がやや不足です。空気量は十分ですが、ブロックは力不足です。岩と根でちょっと滑る。そして、29×3.0は非常にかさばります。
リアのHIGH ROLLER IIはぴったしです。で、このタイヤの出来栄えが好印象です。MAXXISでそろえるか~て思って、入れ替えのタイミングであたらしいのを購入しました。
はい、MAXXIS MINION DHR IIです。最強オフロードタイヤの一角です。サイズは29×2.4です。
DHの名前のとおりにダウンヒル用のタイヤです。ライバルはSchwalbe Magic Marryなどですね。ごりごりのブロックタイヤです。
パターンはHIGH ROLLERにくりそつです。若干、MINIONのがごつめです。
ちがいは重量にでます。針がぐるっと回って1110gを指します。
HIGH ROLLERの方は1000gにとどきません。DHの名はだてではない。てか、ホイールよりタイヤのがぜんぜんヘビーです。
下りを意識しなかったころには軽いクロカン用のタイヤを使いました。このSchwalbe Thunder Burtは29×2.1で500gちょいしかありません。
エアボリュームもグリップもぜんぜん足りません。のぼりと舗装路とゆっるいオフロードはめっちゃ快速です。でも、階段と段差で手首がめっきりやられます、ははは。
FINISH LINEシーラントに異変
では、このおニューのタイヤをホイールにセットしましょう。メインホイールのWTB RANGER 3.0をひっぺがします。
じゃあ、青い液体がべろって出てきました。
湯葉みたいなのはSTANSのシーラントの被膜です。これはしっかり癒着します。その上の青いでろでろはFINISH LINEのシーラントです。
もとはこんな色です。
海外のユーザーのレポートではすでにこのなぞの青色化はFINISH LINEシーラントあるあるです。まじのチョコミントじゃねーか!
「カーボンかタイヤの色がうつる」てうわさが流れます。しかし、こんな短期間でなるぅ? このシーラントは完全に黒歴史クラスですね~。
外の放置分のシーラントは変化しません。でも、”NEVER DRIES”のキャッチコピーに反して、ふつうに乾いてしまいます。
水気が減ると、粘度があがります。で、穴や傷への液体の到達がおそくなります。結果、パンクがすばやくふさがりません。アウチ!
水や液剤を投入すればしゃぱしゃぱにできますけど、「このシーラントは乾きません。一度投入すれば手間いらずで長く使えます」の趣旨に反します。
てなわけで、安定のSTANSのシーラントを使います。
MAXXISとSTANSの組み合わせは一種の黄金パターンです。最強チューブレスレディだ!
リアホイールを基準にして、ロゴとバルブを合わせます。
ビード上げは楽勝です。空気入れの付属の圧縮エアタンクやせっけん水の出番はついぞありません。MAXXISのチューブレスレディは非常にグッドですね。
2barまで上げて、タイヤ幅の実測を計ります。60mmです。ホイールのリムの内外は28-35mmです。
HIGH ROLLERはいくつだった?
あれ? おんなじくらいです。ホイールに上書きされたか? まあ、ええけど。
WTB RANGER 3.0はたしか900g前後です。200gの増量は効きます。その代わりにグリップとトラクションの向上が倍増しです。