自転車とライダーがじかにコンタクトする部分は3つです。サドル、ペダル、そして、ハンドルのグリップです。
![シリコングリップ](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/03/sirikongurippu.jpg)
究極、この三つの端末のフィーリングが自転車の乗り心地になります。ここがカイテキであれば、ライドがカイテキです。
逆にささいなストレスがしんこくなトラブルへの第一歩です。サイクリングは長期戦です。小ダメージがひそかに蓄積して、なにかの折に一気に顕在化します。股ずれ、ひざ痛、手のしびれ…
で、今回の主役は端末パーツの代表者、ぐりぐりグリップです。これは三種の神器のなかではもっともハードユースされます。手汗、手脂、手汁で寿命が縮まる。交換の目安は1年です。
屋外駐輪のグリップは半年でべたべたしはじめます。ゴム、シリコン、ウレタン、いずれが極度の湿気や乾燥に強くありません。
![べたべたグリップ](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/05/5c20ea625a64915a30febb6a909454c3.jpg)
あと、強烈な手汁の持ち主のグリップやバーテープは非常に短命です。まれに酸みたいなエキスを手から発散する人がいます。人体の神秘。
グリップ交換
先日まで愛機のMTBのグリップはこんなでした。
![めっちゃ使いやすいSRAM グリップシフト](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/05/bc448551843f4f4aa3fb5178a1258b89.jpg)
SRAMの純正ロックオングリップです。左側はノーマルバージョンですが、右側がグリップシフト用のショートバージョンです。
この短い版はSRAMのグリップシフトとニコイチです。
で、先日のカスタムで変速機を12速化しまして、シフターを標準的なトリガータイプへチェンジしました。
で、グリップを付け替えようと思いますが、手持ちの道具箱にはめぼしいものを見つけられません。緊急措置でこうします。
![ちぐはグリップ](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/07/728a5006620b2ca5b89500a562cea60a.jpg)
はい、見た目がアウトです。そして、経年劣化でゴムの摩耗がじわじわ進行します。掌底の部分にカスがへばりつく。
さらに左右のバーエンドキャップがひさしくN/Aです。どこに行った?
![行方不明のバーエンドキャップ](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/07/389f029b2bf13b5238e9ce8dd9d22305.jpg)
この小さなふたは安全と美観には重要な小物です。また、バーテープの仕上げには必須です。ノーキャップハンドルを未舗装路で横倒しにすると、じみに土砂の侵入をくらう。
で、買おう買おうと思いつつも、機会を逃してしまいます。クールなグリップとキャップがなかなか出てこない。
で、数か月、ようやく重い指をマウスに乗せて、ニューグリップとニューキャップをカートインできました。
元祖ロックオングリップODI
はい、ものです。
![ODIロックオングリップ](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/07/9aea5bd335c18f01d84151e419e6408e.jpg)
ODIのロックオングリップです。MADE IN USAです。待望のバーエンドキャップがバンドルします。
ぼくはゴム、ウレタン、シリコン、EVA、ERGONといろいろグリップを使いますが、最終的にこういうハードタイプのロックオングリップに落ち着きます。
ソフトグリップはわりにクセモノです。取り付け、取り外しがたいへんです。せっけん水でもれなくびしゃびしゃになります。
で、このロックオングリップのシステムはODI発のアイデアです。まさに元祖ロックオングリップです。おまけにアメリカ製です。USA! USA! USA!
ぱぱっと取り付けます。
![MTBハンドルらしくなった](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/07/68b38dde554763407e45d449b075f0f9.jpg)
位置と外観のアンバランスが解消されました。
グリップの近影です。
![ODIのグリップ いい感じ](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/07/c1b3c2b90d37ff0204439445f0211efb.jpg)
SRAMの純正より表面のブロックパターンがメリハリします。コンパウンドの弾性は非常に好感触です。元祖の看板はだてじゃありません。なじむ 実に! なじむぞ フハハハハハ
て、グリップのパターンがザ・ワールドの顔に見えてきました。
りりしい輪郭は第三部版のThe Worldさんですね。早く第七部のスティールボールランがアニメ化せんかな・・・
キャップ復活
付属のエンドキャップです。
![エンドキャップ](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/07/479a454279b9521129b978bb5829ce22.jpg)
白黒のシンプルなデザインがいまのチャリのテーマカラーとよくマッチします。単品のバーエンドキャップは割高になっちゃいますしねー。
お値段はそこそこ張りますが、グリップのフィーリングはベリーGOOOODです。強く握りこめば、ぐりっとしたコシをしっかり感じられます。ウレタン、シリコン系にはこのコシがない。