京都と大阪の境目には三つの大きな川が流れます。木津川、桂川、宇治川です。この三つが背割堤で合流して、淀川にパワーアップして、大阪を縦断します。
今回の記事は宇治川沿いのサイクリングのレポートです。
宇治川沿いサイクリング
木津川と桂川には指定のサイクリングロードがあります。起点はさくらであい館です。
一方、宇治川にはサイクリングロードがありません。右岸の堤防にそれっぽいものはありますが、最大のランドマークの平等院鳳凰堂へ向かわず、伏見へ抜けます。
さくらであい館から宇治へのモデルコースです。
距離13.5km、斜度なしのイージーな道です。
宇治川の北側(右岸)のコースは中書島、観月橋のあたりでごちゃっとします。おすすめではありません。
スタート地点はさくらであい館
セーブデータをロードしましょう。宇治川サイクリングのスタート地点はさくらであい館です。
この正面が東、右手が南、左手が北です。それぞれ宇治川、木津川、桂川沿いへの起点です。
序盤の道です。
二車線のふつうの車道です。このストレートが奥の橋まで続きます。
で、その橋のたもとの信号のさきから待望の遊歩道が始まります。でも、これは長く続きません。京阪国道が横切ります。
ぼくは歩道へそれるロード乗りをしり目にしつつ、土手下の砂利道をちょろっと走って、すぐに土手上へリカバリーしました。
観月橋で車道へ
京阪国道から4-5kmで観月橋にぶつかります。ここが遊歩道の終点です。これを渡れば、左岸の遊歩道に合流できます。
しかし、これがトラップです。右岸は途中で枝分かれして、山科川になってしまいます。はては六地蔵や木幡です。そこには京アニしかありません。
ただし、左岸の府道241号線はタイトです。車がひっきりなしに通りますし、道幅がところどころ狭くなります。
このあたりは実質片側交互通行です。
宇治へ到着
起点のさくらであい館からきっかり1時間で宇治の中心部へ到着しました。このさきに10円玉の世界遺産、平等院鳳凰堂があります。入場は有料です。
もちろん、名物はお茶です。
天ケ瀬ダムと吊橋
右岸の参道には観光客があふれます。一方、対岸の宇治上神社の前の道は静かです。
この道を上流まで登ると、天ヶ瀬ダムに出ます。
ここまで上りらしい上りはほぼありません。平地ライダーには最高のコースです。
吊り橋で記念撮影
ダムの手前にフォトジェニックポイントがあります。
旧道系の古い木製の橋です。これが『天ヶ瀬吊橋』です。武田尾の廃線ハイキングの鉄橋以来のフォトジェニックブリッジです。
正面、中腰、空見切れが旧道系のフォトジェニックブリッジ攻略の秘訣です。
天ケ瀬からさらに上流へ遡ると、最終的に琵琶湖の瀬田に抜けます。また、307号線に出れば、三重まで行けます。