ビワイチの距離やルート 認定証の貰い方や初心者の所要時間の目安、宿泊先の紹介

  • 走行距離200km
  • 獲得標高250m
  • 所要時間15時間
  • 湖東はよいよい、湖西は怖い
  • おすすめ宿泊先は湖北
  • アワイチよりイージー
  • 初心者には一泊二日セミビワイチがおすすめ

これが琵琶湖一周のビワイチの個人的インプレッションです。

ビワイチ基本情報

関西の二府四県、それぞれにここぞのときの決め台詞があります。滋賀県民のそれは「琵琶湖の水、堰き止めるぞ!」です。下流域の京都人、大阪人はこの言葉に震え上がります。

その近畿の水がめの外周は日本屈指のサイクリング・ツーリング・ウォーキングコースです。とくに自転車で一周するビワイチが有名です。県もこれを推進して、さまざまなキャンペーンを行います。

琵琶湖到着!
琵琶湖到着!

ビワイチのルートは二つ

琵琶湖はおもに四つのエリアに分かれます。

  • 湖南=県庁所在地
  • 湖東=観光地
  • 湖北=自然
  • 湖西=幹線道路

この全湖をぐるっと完走するのが200kmのフルビワイチです。特別な但し書きがなければ、自転車乗りの「ビワイチ」はこの全湖一周を差します。

しかし、200kmは初心者にはきびしい距離ですし、ベテランにも簡単な設定ではありません。オートバイのツーリングさえがノンストップで約6時間です。時速20kmをキープしても、数回の休憩を挟むと、10時間を切れません。

また、琵琶湖大橋以南の湖西と湖南の交通状況は自転車乗りにはややタイトです。とくに湖西は福島への主要な下道です。トラックや大型車がばんばん通る。しかも、道中に目ぼしいスポットが見当たらない。白髭神社くらいです。

白鬚神社 鳥居
白鬚神社 鳥居

他方、水遊びやBBQにはこの湖西エリアは最高です。ぼくも何度か知り合いに誘われて、このエリアで湖水浴とBBQを楽しみました。水がきれいです。

で、琵琶湖大橋以南の混雑エリアを省略する北湖一周コースが150kmのセミビワイチです。分岐点は琵琶湖大橋。オートバイや自動車は通行料を取られますが、自転車と歩行者は無料で渡れます。

左に琵琶湖大橋 正面にピエリ守山
左に琵琶湖大橋 正面にピエリ守山

この場合、主なスタート地点は琵琶湖大橋のたもと、ピエリ守山かJR堅田駅になります。電車輪行派は守山、自動車積載派は堅田に行くようです。守山にはジャイアントストアもありますね。

ショートカットはこの琵琶湖大橋のみです。全湖一周の200kmか北湖一周の150km、ビワイチのルートはこの二択です。

ビワイチ認定証の貰い方

ぼくは完走の証明とかサイコンの記録とかには全く拘りませんが、そういうものを重視する人にはビワイチの認定証やステッカーなどは良い記念品でしょう。

完走証とステッカーの入手には専用アプリ『びわ湖一周認定システム』にアクセスして、アカウントを作ります。これは怪しいものでなく、一般社団法人輪の国びわ湖推進協議会のご謹製です。→https://i.biwako1.jp

このシステムに登録して、ビワイチの道中の『びわ湖一周サイクリング認定』のチェックポイントでポスターをチェックし、簡単なクイズに答えます。最低カウントは4つです。

チェックポイントは各方面の港や道の駅や案内書にあります。日数の縛りはとくにありません。完走証の発行手数料は1000円です。ニ、三週間で完走証、ステッカー、パンフレットが届きます。

ビワイチの獲得標高

ビワイチはほぼ平坦です。上りらしい上りはありません。ペースを乱すのは風くらいです。JR湖西線は比叡山からの下ろしで良く運休します。

前回の帰路は台風直撃でした。

ビワイチの帰路 湖西
ビワイチの帰路 湖西

ビワイチの唯一の上り区間は湖北の賤ヶ嶽隧道の出口付近です。トンネルのさきにはひっそりとしたフォトジェニックな光景が広がります。この看板のあたりが最高地点です。

ビワイチ最高標高地点 賤ヶ嶽のトンネルの先
ビワイチ最高標高地点 賤ヶ嶽のトンネルの先

目の前がぱっと開けて、まっすぐな下りが続きます。ついついブレーキがおろそかになって、スピードが上がります。しかし、この先には車道との合流があります。看板のようにスピードの出し過ぎは禁物です。

また物好きなドMさんはこの近所の奥びわ湖パークウェイにわざわざ上りに行きます。が、こちらはビワイチのルートではありません。

で、フルビワイチの獲得標高はせいぜい250mです。あれやこれやで1100mも上らされるアワイチとは違います。

初心者向けビワイチ考察 宿とコース

自転車のサイクリングやロングライドはスマホやGPS機器のおかげで気軽になりました。自販機、コンビニも道中の助けです。国内のサイクリング環境は世界的にはイージーモードです。

しかしながら、100km以上の長距離移動はネット記事のように気軽なものではありません。そもそもブログやYouTubeやSNSは完全なドキュメンタリーではない。編集の力で簡単に見える道のりは基本的に泥臭いものです。

ために完全な初心者やライトユーザーに日帰りの200kmのフルビワイチはおすすめのコンテンツではありません。ソロ、初見、猛暑などの悪条件が加わると、レジャーが拷問になります。

ぼくがゆるいホビーライダー目線で初心者向けビワイチをしましょう。

一泊二日、150km、クロスバイク

基礎代謝抜きの自転車200kmの消費カロリーはフルマラソン42.195kmと同じくらいです。準備なし、経験なしでこれに挑むのは無謀です。ぼくも一日に150kmしか走りません。夏場の日の出、日の入りの日中にマイペースで走れるのがそのくらいですから。

完全な初心者は50~70kmを準備なしで走り切りますが、100km以上には対処しきれません。現役運動選手とか元長距離系とかは別です。

仮に100kmを走れても、多少の余力を残せないと、おいしい食事やきれいな風景を楽しめません。一分一秒のタイムを重視するのは一部のマニアックな自転車乗りだけです。大多数にはタイムよりラコリーナのバームクーヘンでしょう。

ラコリーナ近江八幡
ラコリーナ近江八幡

とすると、旅程はおのずと一泊二日になります。75km x 2日の150kmが正解です。つまり、ビワハンx2ですね。自転車と滋賀県観光を楽しめます。時速12kmでゆったり巡りつつ、おやつ、食事、観光をしっかりする。

75km/1dayはそんなにきつい行程ではありません。負荷はハーフマラソンくらいです。運動未経験者やインドア派もどうにかこうにか走り切れます。

で、この距離設定では自転車のカテゴリーは不問です。高いロードバイクや電動アシストを用いずとも、ママチャリやシティサイクルで対応できる。かご付き、スタンドありのクロスバイクが最適ですね。

ビワイチのおすすめの宿

ぼくの二回のアワイチは大阪からの自走+全湖一周+寄り道の300kmちょいの長旅です。しかも、どちらも30度越えの真夏日でした。もとより日帰りのドMチャレンジは念頭にありません。ゆるキャン、ゆるポタです。

結果的にどちらのビワイチもテント持参のキャンプ泊になりましたが、ホテル泊も計画にはありました。

これは去年のビワイチの宿、木之元の北側のウッディパル余呉です。冬場はスキー場ですが、夏場はキャンプ場です。自転車泊は500円です。安い!

ビワイチの宿 ウッディパル余呉
ビワイチの宿 ウッディパル余呉

この二年前の一回目のビワイチの宿はここより先の海津大崎のキャンプ場です。宿代は同じく500円です。安い! しかし、海津大崎のキャンプ場は近所の道路の落石のおかげで実質的に休業になりました。おっちゃんの不愛想さが昨日のことのようだ・・・

このようにビワイチのスタート地点の関係から宿泊先は湖北が便利です。この一帯はリゾート地ですから、おしゃれなホテルやペンションがたくさんあります。

湖北エリア+長浜、今津付近のおすすめの宿は以下の通りです。

  • ウッディパル余呉=夏場のみ
  • 海津大崎キャンプ場=休業?
  • ライダーハウス 日本何周=穴場
  • ヴィラ山水=おしゃれ
  • 奥琵琶湖マキノグランドパークホテル=ソロの定番
  • 今津サンブリッジホテル=自転車を部屋に持ち込める

予算と用途でご検討ください。ホテルのビワイチ応援プラン(ドリンクありとか洗濯機無料)とかもあります。

ビワイチの初心者キラーのポイント

ビワイチはフラットでシンプルでフレンドリーですから、基本的にはイージーコースです。が、ところどころに要注意の地点や区間があります。

過去の事例から重大な自転車事故は湖北エリアで多発します。とくに国道303号線の数か所のトンネル内が第一級危険地帯です。さらに西浅井やマキノの集落での歩行者との接触事故が絶えません。

次点が湖西の白髭から琵琶湖大橋までです。この道は日本海側の福島県への大動脈です。大型車が高速でバンバン通ります。自転車レーンの位置が・・・

ビワイチの湖西の自転車レーン
ビワイチの湖西の自転車レーン

ビワイチまとめ

フルビワイチの200kmはライトユーザーにも経験者にも優しい距離ではありません。琵琶湖大橋の北側を巡る150kmが初心者にはおすすめです。一泊二日でサイクリングと滋賀県観光を満喫できます。

ビワイチの認定は輪の国びわ湖推進協議会の専用アプリでOKです。1000円で証書とステッカーを貰えます。

ビワイチの獲得標高は250mです。上りは湖北の賤ヶ嶽のみです。ヒルクライマーは伊吹山か奥琵琶湖パークウェイへ寄り道しましょう。

要注意ポイントは湖北のトンネルと集落、湖西の車道です。トンネル内では毎年のようにヤバい事故が発生します。初心者もベテランも古道か脇道を使いましょう。

おすすめの宿泊先は長浜、湖北、今津の宿です。キャンプ派は木之本の平和堂のお肉コーナーで近江牛を買って、ウッディパル余呉で一人焼肉ディナーをしてください。

ビワイチグルメ
ビワイチグルメ

ソロの一人旅にはホテル泊が気楽ですね。

今津サンブリッジホテル
マキノグランドパークホテル

この二つが定番です。