- ホイールの回転が渋くなった
- ベアリングがごりごりする
- 雨で暇
そんなときにはハブのメンテをしましょう。
まず、車輪を外します。
おなじみの工具でスプロケットを外します。
でやあ!
ひんむきました。久々のむきだしフリーボディです。オイルででろりんちょ。きれいなアルマイトブルーがだいなしです。
ところで、うちのハブのフリーはレンチなしで外れるゴムパッキンのタイプです。そもそもレンチをかます平面がありません。手でくるくる回して外します。
めっちゃゆるゆるやったけど。ジュースの蓋よりかんたんに外せる。トルクゼロです、はは。
ちなみにカップアンドコーンのハブはこんなにイージーじゃありません。サブチャリのGIANT ROMA3のハブはカップアンドーコーンで、これの分解には17mmと15mmレンチが必要です。
メンテの楽チンさはシールドベアリングの特徴です。
それから、このキャップ、左右別です。写真撮ってて助かりました。フリーボディーとシャフトを抜いて、待望のハブの中身を伺います。
鉄球もろみえのカップアンドコーンでなく、シールドベアリングです。カップ&コーンよりメンテナンスが楽です。
ゴムのシールをはがしましょう。ぼくは安全ピンを使いました。(ハブ側のシール摘出写真を忘れました。下はローター側です)
シールの中です。
外からパーツクリーナーと熱湯をぶっかけて、きれいにしました。
このあと、ドライヤーでからからに乾かします。水気が残ると、サビが出ます。グリス周りは水気厳禁です。
グリースはいつものエーゼット万能グリースです。メルヘン価格のデュラグリスよりグッドグリースです。
これをでろでろにぬりたくります。
ぼくはこんなふうにグリスですきまをなくす感じにします。高グリスをちょびちょび塗るより効果的でしょう。このあと、ゴムパッキンを戻します。
ローター側も同じようにグリス入れます。もう手がべっとべとです。
パッキンシールして、ハブ側は完了です。つぎはフリーボディです。
ボディにもシールドベアリングがあります。
ハブと全く同じシールドベアリングです。ゴムシールだけ剥がして、リテーナーの外からパーツクリーナーと熱湯をぶっかけます。
フリーボディーはちっこくて洗いやすいので、ジョイで丸洗いしました。友達の掃除屋いわく『ジョイが油汚れにいちばん! 業務用よりよく落ちる』だそうです。
灯油やガソリンよりいいにおい~です。ミントの香りのさわやかパーツクリーナーとかありませんかねー。
グリスまみれにして、シールをパッキンです。ホイールに組みなおして、しばらく手動クランクで回して、グリスをなじませます。
このとき、キャップを締めすぎて、フリーのフリー機能をストップしてしまいました。逆回転で逆に回るし、ピストじゃないか。
ちょっとあせりましたが、キャップをてきどにゆるゆるにしたら、すんなり直せました。だから、あんなにゆるゆるやったんか。
ちなみにグリス入れ直後の回転はまったり重めです。50kmぐらい走ると、いい感じにこなれてきます。
ミニベロは回転命ですから、グリスアップの効果は少なくありません。ミニベロチャリダーは挑戦してみてください。
あと、でろグリスよりさらグリスの方が回転性能にはベストです。ぼくは持ってませんから、でろグリスを使っていますけど。