自転車を水洗いするときの注意点 シャワーがNGな3つのパーツ


自転車はアウトドアです。オフロードを走れば砂や土にまみれますし、オンロードを走ってもダストにまとわりつかれます。

 

とくに雨は宿敵です。フェンダーなしのロードバイクやMTBがレイニーな路面を走ると、問答無用で背水の陣を敷かされます。ケツも背中もびっちゃびちゃだ。

 

本降りでピンチ到来

 

で、チャリがどろどろに汚れる。

 

MTBはよごれる

 

これはワイプオールやぼろ布の手に余ります。また、ドライコンディションでしか乗らずとも、定期的にクリーニングをすれば、不具合のきざしに気づけます。

 

おりよく朝からのめぐみの雨でどろどろの車体x1をこさえられました。

 

クランク周りのよごれ

 

この自転車を玄関先で水洗いしましょう。

 


自転車水洗いクリーニング

 

簡易な清掃はドライクリーニングです。紙や布でごしごしする。ベランダや室内でできます。几帳面な人は一回一回のライドのあとでふきふきします。

 

ワイプオールで自転車チェーンをお掃除

 

で、ガラスコートやワックスをかけて、ピカピカのてかてかにします。

 

マットの撥水

 

しかし、しつこいダスト汚れやどろ汚れはドライクリーニングでは落ちません。水洗いが正解です。

 

ただし、屋外で自由に水をぶちまけられる人は限られます。マンション、アパート住みはむりでしょう。風呂場はちょっと手狭ですし。

 

公園にバケツとブラシを持っていってごしごしする、コインセルフ洗車場を利用する、みたいなからめ手を使いましょう。

 

洗車場にはシャワー、タオル、ブラシ、洗剤とかがあります。自転車を洗ってもとくに文句をゆわれません。盲点的穴場です。

 

玄関先に多目的シャワーがあるところはさいわいです。でも、自動車やオートバイの感覚でばしゃーとやっちゃうのはNGです。

 

BBに水はNG

 

ベアリングに水気はだめ!

 

自転車の回転駆動系、可動系部分にはベアリングがうめこまれます。カセット式のシールドベアリングです。

 

ハブ内部シールドベアリング

 

はたまた、鋼球むき出しのカップアンドコーン式ベアリングです。

 

推定4年放置のフロントハブベアリング

 

このベアリングは99%でスチール製です。つまり、鉄だ。コーティングはありません。無地のむき出しの鉄です。すぐに錆びます。

 

しかし、ベアリングは回り続けて削れます。ボールのさびはどっかへ行きます。で、それがあっちやこっちに詰まります。

 

BB右わん取り外し完了

 

たいていグリスやダストとまじりあって、えげつないヘドロ状のなにものかと化します。とにかく水気はベアリング部分にはかんばしいもんじゃない。

 

ヘッドパーツ、BB、ハブ

 

具体的なベアリングの箇所は3つです。ヘッドパーツ、BB、ホイールハブです。ピンク丸印の部分がそうです。

 

ベアリングの箇所

 

緑の丸印にはちいさなベアリングがあります。プーリーとペダルの軸です。やすいプーリーはただの樹脂の歯車ですけど。

 

ピカピカベアリング

 

フレームの心臓部のBBには強烈な負荷がかかります。ここへの水気はキシミ、ガタ、異音の遠因です。修復がやっかいだ。

 

ヘッドパーツも重要な部分です。ここの不具合はハンドリングに直結する。

 

上・ダストキャップ 中・センタリングスリーブ 下・ベアリング

 

構造的に雨がステムやコラムを伝って、ここに溜まります。あと、ライドや練習の汗の塩害がばかになりません。

 

かりにここらへ水をぶっかけるなら、あとでしっかり水をふきとりましょう。ひとおもいにクランクをばらしてしまう。

 

クランク外す

 

じゃあ、新たな汚れが出てきました。砂利とグリスの混合物です。

 

クランクのリング裏のきたなさは異常

 

このSRAMのGX Eagle dubクランクにはベアリングがありません。ブラッシングします。

 

丸洗いOK

 

例外はカンパニョーロ社のクランクです。ベアリングカートリッジはBBの付属物じゃありません。クランクの付属物です。カンパクランクの水洗いはNGです。

 

逆のアームを外して、シャフトをふきふきしました。

 

クランクをきれいに

 

BBのカップの内側のようすです。シャワー後、乾拭き前です。

 

BBシェル内のダスト

 

シールかグリスのおかげで水滴は少々です。ほかはこまかいちりと木くずみたいですね。

 

表側のカップのふちのよごれが異常です。こうゆうお風呂ブラシを水につけて、しっかり水気を切ってごしごしすると、油汚れと泥汚れをすんなり落とせます。

 

水を切ったブラシでBBをウォッシュ

 

ホイール水洗い

 

タイヤとリムは路面とじかに接します。よごれがじんだいです。しかし、タイヤやリムにはグリスやケミカルがありません。よごれはサラ系パウダーシュガーです。

 

タイヤの汚れ

 

リムブレーキ用ホイールではここのよごれは制動力に影響します。てばやくピカピカにしましょう。

 

シャワーをかけながらブラシでごしごしします。

 

タイヤとリムはぎりOK

 

ただし、水がスポークを伝ってニップルのなかに入ると、遠い未来の劣化や破断をひきおこしかねません。

 

ニップルから竹割

 

ニップルの穴のほうからシャワーをかけないようにしましょう。ホイールの縦置きもびみょうです。水がしたたって、ニップルに入るから。上みたいな横置き洗いがおすすめです。

 

で、ホイールの回転軸のハブに水はNGです。

 

ホイールハブに水はNG

 

ハブのところはそんなに汚れません。多少のよごれより水気のほうが毒です。チリ紙かなにかでハブを覆うのはありですね。

 

タイヤの汚れは落ちない

 

金属やカーボンの表面の泥汚れはそんなにしつこいものではありません。さっと水洗いすれば、あらかたを落とせます。

 

うらはらにタイヤの泥汚れはなっかなか落ちません。粒子がゴムに残る。

 

タイヤの泥はしつこいぞ

 

まあまあしつこく磨いても、こまかいダストを除去しきれません。タイヤが乾くと、筋や跡が出ます。

 

でも、性能には支障はありませんし、オフロードタイヤはすぐに汚れます。ぼくは一回洗いでまんぞくしちゃいますね。

 

クリーニング後です。フロントはきれいになりました。

 

リフレッシュフォーク

 

リアの洗いはちょっとざつです。そして、いくつかのタイヤサイドのゴムのけずれに砂がはいりこみます。これはタトゥーのようなものです。落ちない~。

 

水洗いでリフレッシュフレーム

 

ところで、MAXXISの黒ズミは汚れでなく、マジックペンのあとです。黄色が車体に合いません、ははは。

 

Maxxisロゴの塗りつぶしはあるあるだあ? このプロの使用車はスポンサーの都合でしょうけど。うっすらと黄色ロゴのなごりがタイヤサイドに見えます。DHR II?

 

アーロン・グウィンの使用バイク

 

しめにプーリーとチェーン

 

最後はプーリーとチェーンです。この二つをしめに持ってくるのは自転車掃除のセオリーです。

 

最後にプーリーをクリーニング

 

プーリーのよごれはケミカルとミネラルと草と砂のヘドロです。自転車パーツのなかでこれよりきたない部分はない。いや、きたなさは『大』より上だ。拭いても拭いても!

 

ほかの部分をさきにクリーニングすれば、こんなふうにでろでろの紙切れやぼろ布を作れます。ポイ捨てがはかどります。

 

チェーンをからぶき

 

OKです。

 

ついでにシューズを洗いましょう。ドロドロです。

 

シューズドロドロ

 

なぜかこの世にはスポーツ用のシューズを洗わない人が多くいます。バスタオルをいちいち洗う女子がスニーカーを一年洗わないておぞましい怪奇がふつうにあります。げぼー!

 

スポーツシューズを洗おう

 

OKです。つぎのライドがフレッシュになります。