CRC Chain Reaction Cycles 自転車通販大手の使い勝手 関税、送料など

店頭訪問、対面販売・・・この牧歌的なスタイルは前世紀まで通用しました。一般人のおかいものがネット化して、靴も保険も自転車さえもカートインできます、ぽちぽち。

 

自転車通販の先進国はUK、イギリスです。業界最大手のWiggleはイングランドの港町のポーツマスに居を構えます。ここから全世界へ商品を届けます。

 

同国の海のあちらの北アイルランドに本拠を置くのがCRCの愛称で親しまれるChain Reaction Cyclesです。ベルファストの近郊のバリークレアが城下町です。

 

CRC=Wiggle

 

イングランドと北アイルランドはおなじUKに属しますが、両者の関係性は昔からびみょうです。で、おなじ島の南側のアイルランド共和国はUKにはふくまれません。ややこし。

 

そんな関係性から本土のWiggleと飛び地のCRCは自転車通販市場でバチバチに火花をちらします。

 

しかし、2016年春にポーツマスの通販屋さんがこの永遠のライバルを巨額の資金でまるっと買収して傘下に収めます。超巨大なWiggle=CRC連合が誕生しました。終戦です。

 

さらにWiggleは2017年にドイツの大手通販ショップのBike24をポチポチして、販路と規模を拡大します。大英帝国の再来だ!

 

それぞれの屋号は残りますし、ストアのふんいきは変わりません。が、母体はCRC=Wiggle=Bike24です。

 

CRCの特徴

 

「万人向けのWiggle、コア向けのCRC」

 

これが合併以前の両社のばくぜんとしたふんいきです。ロードやウェアはWiggle、パーツやMTBはCRCですか。

 

合併以降、Wiggleはよりスポーツウェア屋、総合フィットネス屋の傾向をつよめます。ランニング、スイミング、トライアスロンのPRがあきらかに増えた。

 

MTBからロードまで

 

一方のCRCはロックな自転車屋のたたずまいをたもちます。ショップのおしがオフロード系です。現在の国内のロードフレンドリーな自転車トレンドにはこれが通ぽく見える。

 

看板はMTBのNukeproofやフランスの古豪ブランドのVitus、オリジナルレーベルのPrimeホイールです。

 

とくにNukeproofはCRCの専売ブランドでありながら、2017、2018年のMTBエンデューロワールドシリーズの優勝バイクです。スター選手のサム・ヒルが王座にかがややきます。

 

もちろん、ロードバイクのしなぞろえもほうふです。欧州のハイエンドタイヤ、シマノ、カンパニョーロ、フルクラムのホイール、デローザ、コルナゴの完成車をやすく買える。

 

MAVIC、SRAM系、GARMINがない

 

ところで、海外通販には国別出荷規制があります。ぞくにおま国=おまえの国には売ってやらん! です。

 

ロードバイクの4大ホイールブランドのMAVICがこの対象です。CRCのUK版やEU版にリストには在庫が出ますが、アジア版・北米版には出ません。地域でフィルタがかかります。

 

でも、CRCはMAVICとダブルネームで前述のサム・ヒルをサポートします。てか、チーム名が”Team CRC Mavic”です。ためにNukeproofのフラッグシップのカラーは黄色です。

 

 

て、CRCとMAVICは蜜月です。実際、Wiggleとの合併前には『無敵のマビックセール!』みたいなDMがよく来ました。

 

合併後に販売方針がWiggle側のものに上書きされたか、マビックの製品はCRCの日本語版からふっつりと消えました、ウェアからメットからホイールから。

 

同様にSRAMグループの製品がEU以外のリストには出ません。ホイールのZIPP、サスペンションのRockshox、しかりです。これらはSRAMの傘下です。

 

またまた人気サイクルコンピューター・GPSギアのGARMINもリストアップされません。おま国です。通販では茶飯事です。

 

CRCの送料や配送日数など

 

海外通販のネックは配送です。住所の書き方、送料、配達日数などなどの不安が初心者をなやませます。→海外通販の住所の書き方

 

最重要アイテムはクレジットカードです。マスターカードかVISAを用意しましょう。JCBは世界的にはマイナーです。

 

WiggleとCRCは早くから日本語化しますし、日本語翻訳の精度がぴかいちです。あやしい機械翻訳はめったにない。

 

日本語サポートはまちまちです。スタッフが足りないか、いないか。とにかくメールは英語できます。Google翻訳にどっぷり頼りましょう。

 

小物の送料は700円~

 

小物の送料は700円~です。5999円以上が送料無料の対象です。ウェア、アクセサリ、コンポーネント、タイヤ、消耗品がこれに含まれます。

 

ホイールセットすらが送料無料です。こんなでっかい商品をただで日本まで配送できるのは大手のつよみです。5000円の安いリムがただで届きます。かさは小さくありませんよ。

 

DT SWISS R460リム

DT SWISS R460リム

 

フレームがこっそり有料に!

 

Bulky items=大型商品は有料です。2018年10月現在では完成車は10937円~、フレームは7347円~です。おおきさで変動します。

 

実のところ、2018年の夏ごろまでフレームすらが送料無料でしたが、ショップの規定改変でBully Item入りしてしまいました。がーん!

 

反対に完成車送料が15000円→10000円に値下がりしました。これは台湾のサイクリングエクスプレスの9999円にせまります。

 

Wiggleのスタンダードなロードバイクの送料は5000円、ごっついMTBが7000円です。国内ストアが目をうたがうレベです、ははは。

 

配送日数は10日+-数日

 

CRCのスタンダードデリバリーは郵政系です。英国パーセルが基本です。スピードデリバリーのオプションはDHLですが、極東の島国では速達のメリットがほとんど出ません。

 

で、スタンダードデリバリーの配送日数の目安は約10日です。これは直近のCRCの購入物の配送履歴です。

 

CRC郵便追跡

CRC郵便追跡

 

配送サービスは郵政系の国際速達のEMSです。ごらんのように郵便局のサイトから追跡が可能です。

 

発送元がオランダのロッテルダムです。これはまちがいではありません。商品の在庫や飛行機の関係で発送元はことなります。オランダにでっかい拠点があるみたいです。

 

この商品の支払いが2018年10月3日、出荷が10月6日、受け取りが10月16日です。目安は10日+-数日、ざっと二週間ですね。平均的な日数です。

 

ぼくの経験やよそのレポでは

 

  • 国内自転車通販在庫分:数日内
  • 国内ショップ取り寄せ:1週間~
  • amazon:数日内
  • 欧州ストアEMS:2週間
  • 中華ストア書留:10日
  • 中華EMS:1週間
  • 中華スモパケ:2週間
  • 台湾サイクリングエクスプレス:3日

 

てところです。台湾サイクリングエクスプレスは独自の配送ルートを使って、大得意先の日本へ異常な速さでとどけます。そもそもユーザーアクセスの大半が日本人ですし、ははは。

 

郵政系は安定の10日コースです。劇的におそくもならないし、はやくもならない。

 

だって、英国と日本はユーラシアのはてからはてですし、End to Endだ。おまけに島国ですし、Sea Overだ。

 

ただし、海外通販物は基本的に在庫品ばかりです。国内ショップみたいな在庫あります!→メーカー取り寄せになります! みたいなことがない。

 

取り寄せ待ちは土日はさみの7営業日=10日コースです。あれはじみに効きます。

 

関税と消費税

 

海外通販、並行輸入、個人輸入のもうひとつの心配が税金です、関税と消費税。このふたつはよく混同されますけど、別個のものです。

 

関税は品目にかかります。靴15%、服10%、牛肉38.5%、こんにゃくいも1706%とかです。自転車は0%です。FREE!

 

消費税は購入物に一律でかかります。日本国の消費税は8%です。個人使用の輸入物の課税額面は書類の金額の60%です。

 

自転車パーツの税金の計算式

 

10万の輸入消費税の例です。

 

100000×0.6×0.08=4800円

 

10000円以下は無税です。つまり、16666円のショッピング(送料含む)が無条件で無課税です。

 

これ以上の金額の課税は運です。

 

いまいましき課税通知書

いまいましき課税通知書

 

いまわしき紙切れの内容です。ちょうど12万前後のショッピングの税金です。税関さんはもっともっともっとサボりましょう。

 

血も涙もないざんこくな紙切れ

血も涙もないざんこくな紙切れ

 

品目はCycle Partsで、関税はFreeです。消費税が67000円、地方消費税が4000円、計7万ちょい=12万円x60%ですね。

 

タイヤがねらいめ

 

Cycle Partsはそんなですが、ウェア、シューズはびみょうです。16666円以上の服や靴は課税対象ですけど、かさがありません。税関スルー率はたかめです。

 

高級サイクルシューズが運悪く税関にひっかかると、意想外の関税がかかって、おとくかんがうすれます。ここらが海外通販のおもしろいとこで、むずかしいところです。

 

逆に1万以内のタイヤ、チューブ、アクセサリとかは気楽です。おかげでハイエンドの自転車タイヤセットが通年で人気商品です。つぎがホイールです。

 

初心者さんはCRCやWiggleでタイヤから始めましょう。

 

Chain Reaction Cycles