国際郵便の配送がコロナで届かない！ 海外の追跡に便利なアプリとEMS等の日数を検証

2020年春より新型コロナウィルスが世界中で猛威を振るいます。

一月二月には世間は割と楽観的でしたが、その後の緊急事態宣言で急転直下に悲観的になりました。ことさらに国民的スターの志村けん氏の病没は衝撃的でした

さいわいぼくの身近に新型コロナの感染報告はありません。このウィルスの影響は間接的です。

近所のスーパーがやけに早く閉まるとか、パスタの棚が速攻で空になるとか、行き付けのフットサル場が閉鎖中だとか。

国際配送遅延中！　荷物が動かぬ！

より重大な問題は通販の配送の遅延です。とくに海外通販の購入物の遅れが尋常じゃない。

3月以降の国際配送は非常に不安定です。海外から日本への発送はまだしもですが、日本から海外への発送はほぼ全滅です。

と、こんな最中にぼくは私用の品物やレビュー用のサンプルなどをあれこれオーダーしてしまって、追跡情報のチェックにやきもきします。

まあ、例のごとく自転車関連商品ばかりですが。

1月後半から3月後半までの中華発が約10件、欧州発が3件です。で、最新の3月29日付け以外の購入物はすでに届きました。長いやきもきがようやく終息します。

これらの配送日数や追跡情報のステータスの見方、販売元への問い合わせ方法などを以下にまとめます。

海外向け配送受付凍結中

2020年5月現在、国際配送の新規の受付は全面的に停止及び制限中です。

郵便局もヤマトも佐川も何某かの縛りを設けます、地域、荷物の種類、梱包の大きさなどで。とくにアメリカ向けの出荷制限が深刻です。

一方、海外→日本の配送は日本→海外より流動的です。つまり、輸出がハードで、輸入がイージーだ。Amazonの平行輸入品は依然として健在です。

SNSレベルで「成田の関税はパンク寸前」や「関空はまだOK」のような噂がたまに流れますけれど、たいてい希望的観測やはかない予想です。

仮に各々の空港の通関の現場の実態が分かっても、一般ユーザーには手の打ちようがありません。

飛行機便が大幅減

そもそも何でこんなに国際配送の遅延が起こるか？　これは非常に簡単です。

コロナのせいで人の移動が制限されてますから、飛行機がぜんぜん飛んでいません。うちの上空は伊丹空港の飛行経路ですが、平時より空が静かです。

現在の飛行機便の数は通常時の-90%、10分の1です。飛び交う人も10分の1であれば、貨物も十分の一です。

挙句の果てに燃料が余って、原油価格が一時的にマイナスになるという未知の事態も発生します。

2020年4月某日のUSJの正面広場がこの通りです。

この他に京都駅前、神戸中華街を視察に行きましたが、未曽有の人気のなさに驚きました。

2020年2月以降、関西の主要な観光地に外国人観光客はほぼいません。飲食店の売り上げは大丈夫でしょうか？

マスク配送急増

飛行機の本数に反比例するのがマスク配送の需要です。

2-3月に両国内でマスク不足がピックアップされて、日中間の一般ユーザーのマスク配送が活発になりました。

おそらく現状の飛行機便の積載貨物の半分がこれでしょう。

4月中旬以降、マスクの供給は急回復します。いや、前からあるところにあります。不安で視野はたやすく狭くなる。

ぼくらは石油ショックでトイレットペーパーに殺到する主婦の記録映像をもう笑えない・・・

とにかくもうマスクをまとめ買いして、海外の知人友人に送る人はいません。不安のピークは過ぎました。

しかし、空港の倉庫には善意のマスクがいまだに満杯です。飛行機の腹の底はしばらくこれで埋め尽くされます。

2020年3月の欧州発のEMSとDHLの配送状況

うちの2020年3月の海外通販の詳細を解説しましょう。

英国発2件とドイツ発1件です。発送元の各国の配送業者はばらばらですが、日本国内の最終処理は共に郵便局です。

赤い車か赤いオートバイが届けてくれます。14000円のパーツ3以外には消費税が掛かりました。

欧州発は通常運営

上記の一覧表のように欧州発の荷物はおおむね通常の配送日数で届きました。これは通常運営の十営業日=二週間とほぼ同じです。

この後で自転車丸一台やインドアトレーニングマシンなどの大型商品は出荷制限を食らいましたが、このような三辺合計160c以内の荷物は普通に出荷されます。

ただし、SNSやYouTubeのコメントでは「タイヤが届かない！」や「ホイールが来ない！」という悲鳴がしばしば上がります。

うちの三件がたまたま幸運だった？　パーツその3は非課税でやたら早く届いたし。

英国の通販大手WiggleのTwitterの公式アカウントも配送の遅れを認めて、たびたびアナウンスを繰り返します。

でも、販売元が取れる手段は追跡情報のチェックとお詫びくらいです。

国際配送や海外通販の追跡には17Track

購入物の国外での配送形態は販売元、荷物の種類、梱包の大きさ、時期などで千差万別です。

また、英国ストアの販売品がオランダ経由で来たり、中華サイトのアイテムが国内アマゾンから来たり、国内アマゾンの商品が上海から来たりします。

販売元と在庫の場所は必ずしも一致しません。

購入時のオプションでヤマトや佐川のような民間配送大手を選んで、別途の料金を払わなければ、国内配送は99％の確率で郵便系になります。

追跡情報を調べるときには郵便局の『郵便追跡サービス』を使いますね？

もしくは、現地の配送業者の追跡サービスやストアのステータスをチェックします。でも、これらは簡易な情報しか与えてくれません。

とくに国内の郵便局の追跡データには恒久的な遅延が発生します。現地側のステータスの反映が遅れる。あと、UIが前時代的だ。

国際配送の追跡情報のチェックには17Trackがおすすめです。主要各国の郵政系、大手民間配送のステータスを一括で調べられます。

そして、情報が詳細で迅速だ。

とくに現地と経由地のステータスの詳細が事細かに反映されます。あの荷物の今！　が分かる。

こちらは中華発の小物の追跡情報です。国際交換局からの返品処理が二回もありました。何のセキュリティに引っ掛かった？

実際問題、追跡の詳細が分かっても、実物は早く届きません。でも、不明瞭な部分が晴れて、苛立ちが少し和らぎます。

同じ荷物の郵便局の追跡ステータスがこちらです。

現地や経由地の詳細がざっくり省略されます。『返品』の文字が見当たらないと、『国際交換局から発送』の三連発が異様に映ります。

そして、これも二ヶ月コースですよ。配送形態は国際書留です。

2020年3月の中華発のEMSやePacketの配送状況

このように新型コロナ拡大中の2020年3月の欧州発の注文は無風に終わりました。他方、同期間の中華発の配送は大波乱です。

Yanwen通常運営、EMS大幅遅延

YanwenはAlibaba系の無料配送のご用達業者です。中華系のスタンダードな無料配送はここの仕事です。

評判はよろしくありませんが、この一覧表での成績はそこそこ優秀です。上海直送が早い？ 　そして、”Special-Line”だけが異様に遅れた。

二件のEMSは仲良く遅延です。とくにその5がXIAMEN=アモイ市の空港の倉庫で長らく不動でした。

EMSは郵便系の最速の国際配送サービスです。料金はオプションです。中華発のEMSには別途数千円が掛かります。

中身は折り畳み自転車のホイールのリムです。そこそこの容積があります。

中華発のEMSはたいてい数日で届きます。それが今回のコロナ騒ぎの飛行機の減便で船便並みの鈍足になりました。後発の欧州系のEMSの方が先に着いたぞ・・・

China PostとePacketも安定の一ヶ月配送です。このようにうちの近況では中華郵政系の国際配送の遅延が顕著となりました。ePacketのやつがいつ来るか。

海外通販や国際配送の配送遅延のまとめ

欧州の3件の注文、英国発のEMSとドイツ発のDHLは通常通りに到着しました。

しかし、SNS上では購入者の悲鳴や通販ストアの公式アナウンスがまだまだ散見されます。

国際配送の追跡情報のチェックには17Trackが便利です。現地や経由地のステータスが詳細に反映されます。

中華系のEMS、国際書留、epacketは基本的に一ヶ月コースです。空港のマスクの在庫が早急に運搬されなければ、この状況はしばらく改善されません。

Yanwenがそこそこ検討します。郵政系の配送が軒並み一ヶ月コースですから、平常の14-20日コースが相対的に早く思えます。

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