自転車チェーンオイルのおすすめと絶対にNGなホームセンターのあれ

自転車のパーツで真っ先に汚れるのはチェーンです。ザ・汚れキング! かつまた真っ先に消耗するのもチェーンです。ザ・へたれキング!

 

実用系自転車のチェーンにはカバーがありますが、ロードバイクやマウンテンバイクのようなスポーツ自転車のチェーンはむき出しです。雨や塵がダイレクトにへばりつく。

 

結果、ぼくみたいなジーパンチャリダーはズボンの右裾を真っ黒にしてしまいます。

 

自転車乗りのズボンの右すそ

 

買い物用のママチャリ、通勤用のシティサイクルではチェーンの汚れはそんなに重要な問題ではありません。てか、一般人には走行不能以外の故障はのきなみ軽傷です。

 

でも、スポーツ自転車のチェーンのコンディションは走行性能や変速性能にすごく影響します。

 

構成が多パーツ、素材が鉄、場所がむき出し、稼働が常時です。そもそもが神経質な部位です。

 

タイヤの空気圧とチェックとチェーンのコンディションのチェックは自転車乗りには必須です。

 

抜かると痛い目を見ますよ。

 

チェーンがBAN!

チェーンがBAN!

 

初心者向けチェーンオイル選び

 

そして、オイル、グリス、その他のケミカル類の世界はカオスです。派閥やカルトや都市伝説が幅を利かせます。科学的データが圧倒的に貧弱です。

 

うかつにグリスやオイルのはなしを持ち出すと、真のマニアや熱狂的なユーザーの反感を買います、ねちねちと。

 

ぼくはケミカルにはそんなに拘りませんが、ライトユーザー以上の知識と経験を自負します。でも、科学的データはありません。個人の所感です。

 

まずは基本の3タイプの説明です。

 

ウェットタイプのオイルの特徴

 

ウェットタイプは標準的な自転車オイルです。ちなみにオイルの別名はルーブ、ルーブリカントです。和訳では『潤滑剤』ですね。

 

で、ウェット型は少々の水分には耐え、長持ちして、パーツを守ります。弱点は汚れやすさです。チェーンは一瞬で真っ黒に汚れます、まじで。

 

使い勝手は3タイプのなかでは最高で、価格は割安です。いや、最上位のコーティング系がファンタジックですけど、ははは。

 

ドライタイプのオイルの特徴

 

ドライタイプのオイルは乾燥して、さらさらになります。粘り気がありません。さらさらのしゃぱしゃぱです。

 

ウェットがふつうの洋風カレーであれば、ドライはまんまスープカレーです。液に粘度がない。

 

ためにドライオイルは砂埃や粒子を吸い寄せません。液体の粘り気が足りない。さらさら血液。ために摩擦抵抗はウェットより小です。

 

スピード系、レース用のオイルはだいたいドライ系ですね。テフロン入り、セラミック入りで価格がぽんぽん上がります。

 

で、長所は短所です。さらさらのドライオイルは水であっさり流れてしまいます。通り雨の一発が命取りです。雨チャリのあとで手入れをしないと、サビの大攻勢を食らいます。

 

サビ

サビ

 

粘りが足りませんから、寿命が足りません。ドライオイルは短命です。200~300kmが目安です。

 

このためにヘビーユーザーやロングライド派は毎度毎度のライドの前後に注油しないと、良いコンディションをキープできない。

 

めんどくさがり屋やずぼらなO型には向きませんねー。もちろん、屋外駐輪はもってのほかです。

 

ただし、ズボンの汚れを回避するためのドライチョイスはぜんぜんありです。ウェットオイルの汚れは落ちんぞー!

 

ワックスタイプのオイルの特徴

 

ワックスタイプは厳密にはオイルではありません。これは簡易コーティング剤です。液剤はチェーンの表面ですべすべのコートになります。フッ素樹脂みたいなもんだ?

 

用途は一発勝負、決戦用、TT、ネタ用です。普段使いには使い勝手がいまいちです。

 

コーティング系の最上位はUFO DRIPです。8000円の価格と乾燥後の白っぽい異様な姿で話題になりました。

 

 

もちろん、これが世界最速です。8000円だからな! 1滴/1円オーバーはたやすいものです。大吟醸の日本酒より高級だ。

 

ほかのルブやオイルは走行中に右肩下がりで性能を落としますが、このUFO Dripは一定の時間内で部分的に性能を上げます。どういうことだあ?!

 

また、同社のいろんなオイルの摩擦抵抗の検証データでデルパパのオリーブオイルが5位に入賞しました。ほかの自転車オイルは涙目です、ははは。

 

専用品てなんだっけ?

 

おすすめの自転車オイル

 

純粋に最速を求めるなら、8000円でUFO Dripを買いましょう。でも、この高級品をぱっと買える人は少数派です。高級化粧品なみじゃないか!

 

化粧品の価格設定も効果もなぞですねー。ケミカルの世界はしんえんだ。

 

で、実際問題、ハイプライスのニッチな特化型商品より定番の手ごろな売れ筋がベターになっちゃいますね。

 

ホームセンターのあれはだめ

 

ホームセンターには一定の自転車用品があります。主力はママチャリや軽快車みたいな実用車系の商品です。ぎりクロスバイク系がちょろっとあるか。

 

ホームセンター自転車コーナー

ホームセンター自転車コーナー

 

しかし、純粋なスポーツ自転車用の商品は専門外です。ここであれこれを買いそろえるのは個人的にはNGです。

 

ホームセンターの自転車オイルはこれでしょう。

 

MARUNI デラックスオイル

MARUNI デラックスオイル

 

MARUNIのデラックスオイルです。しゃぱしゃぱタイプですが、ドライではありません。オイルはじきに汚れます。

 

中身はそうわるいもんじゃありません。が、この外箱、ボトルがだめだめです。口のキャップがきちんと閉まらない。

 

結果、こいつが靴箱で横倒しになって、オイルがどくどく流れ出します。キャップがまじでぽんこつです。

 

AZチェーンルブ

 

ぼくのおすすめナンバーワンはAZです。

 

 

AZはなにわのケミカル屋さんです。大阪市内に本社がある。アマゾン、楽天、直販で自社商品を安く販売します。

 

自転車業界の習慣で専門店の店舗ではワコーズやFinish Lineが目立ちます。むしろ、AZの良識的価格は既存の自転車ケミカル界には価格破壊に映ります。

 

しかし、ぼくらは自転車屋さんでありませんから、古参の大手に義理を立てずとも、後ろ指をさされませんし、業界から干されません。

 

ぼくはほぼAZで固めます。

 

AZフッ素グリスで潤滑

AZフッ素グリスで潤滑

 

ワコーズ

 

ワコーズと自転車業界は蜜月関係です。自転車屋の店長の整備ネタの記事にはだいたいワコーズの商品が登場します。そして、「ワコーズさん」と敬称で呼ばれるのがじつに日本風の商習慣だ。

 

そのワコーズさんのオイルがこちらです。

 

 

まあ、ワコーズは国内大手です。品質は問題なしです。入手はらくだ。ただし、AZよりは割高ですね。

 

Finish Line

 

世界最大手の自転車ケミカル屋さんがFinish Lineです。これはアメリカの会社です。工具のPark Toolとともに販売店の一角を占めます。

 

AZは自転車屋にはありませんが、ホームセンターにはあります。うらはらにFinish Lineは自転車屋にはありますが、ホームセンターにはありません。

 

ワコーズはどっちにもある。

 

 

一般人が自転車乗りになると、高確率でこの赤いボトルを手にします。で、独特な蓋の開け方に少し戸惑う、ははは。

 

と、これでくすっと笑える人はいっぱしのチャリダーですね。自転車乗り以外はFinish Lineの商品を手にしません。専用メーカーの肩書はだてじゃない。