シマノ派とローディのための一足お先のMTB12速コンポの中期インプレ


ぼくのMTB活動が今年の2月から本格化して、オフロード走行が定期的につづきます。週1か週2。2月からこっちの山行きは計30回ぐらいです。野良のソロのMTBer的にはまあまあの走行量でしょう。

 

地震と酷暑と長雨と台風のあとの六甲山縦走路です。

 

木のえぐれ

 

わりと平常運転です。むしろ、舗装路の通行止めのがやっかいですね。

 


野良MTBはタフなあそび

 

オフロード走行では心身と機材のダメージがじんじょうではありません。未舗装路10kmのくたびれっぷりは舗装路100kmにひってきします。

 

ぼくのお気に入りコースは六甲山の逆瀬川-一軒茶屋ヒルクライムからの一軒茶屋-塩尾寺ダウンヒルです。オンロード、オフロードがともに10kmずつです。通称『B4C ENPAGE』です。

 

これは神戸のお買い物帰りに西六甲経由で走ったTO THE ENPAGEのSTRAVAです。東縦走路にバイクのセグメントはありません。なんでや! トレイルランナーばっかりや!

 

To The ENPAGE Strava データ

 

大雨と地震のせいで途中の船坂-西宮の82号=棚越新道が通行止めになって、途中離脱が封印されて、毎度のフル完走が強制されます。

 

MTB的なきつさの程度はなぞですが、オフロードの10km/1本はおそらくハードです。ゲレンデはこんなに長くない、たぶん。逆瀬川ヒルクラが天国におもえる。

 

一軒茶屋から山の上の船坂無線中継所までのアップダウンがザ・地獄です。担ぎの上り下りのセクションが体力をごっそりうばいます。そして、この期に『鎖場』てゆう山系の単語をはじめて知りました。

 

鎖場

 

鎖場、馬の背、取り付き、うーん、登山チック! たまにここで開催される六甲全山縦走のキャノンボールイベントが気がかりです。これを往復する? むりやで・・・

 

この遊び方がMTB的にただしいかさえが不明ですが、たのしいからまあOKです。登山客とのかねあいで夕方4時頃からしか山に入れないのが痛手ですけど。そろそろタイムリミットがきつくなります。

 

で、初期装備の11速の無印SRAM GXが夏のまえにぼろくそにへたりまして、おニューな12sのSRAM GX EAGLEが7月のあたまにとどきます。あのころの北大阪と阪神間はじつに平和だった・・・

 

SRAM GX EAGLE 12速チェーン

 

で、雨にも負けず、風にも負けず、夏のあつさにも負けず、オフロード走行を繰り返しまして、特段のけがや故障にみまわれず、まれに過酷な1シーズンをぶじにこえて、絶好の時期をむかえます。

 

自分用の備忘録のため、これから12速をはじめるシマノユーザーやロードバイク乗りのために12速のパイオニアなSRAM EAGLEのドライブトレインのインプレをしるします。

 

12速コンポはこの3か月でどうなったか?

 

さて、ぼくのメインチャリはこのMTBですが、ホイールの換装やソロテントのダイレクトマウントでオールロードやツーリングやバイクパッキングにたびたび兼用されます。

 

2018年午前5時48分猪名川沿い

 

7-9月の約3か月のこの車体のライドの内容はこんなです。

 

  • バイクパッキング:1回
  • バイクパッキング未遂:1回
  • 100kmオーバー:4回
  • ヒルクラ:10回くらい
  • オフロード:10回くらい
  • そのほか:たくさん
  • 合計走行距離:2000kmくらい

 

オフロードのスタート地点=ヒルクラのゴール地点です。箕面か六甲。舗装路のヒルクラオンリーライドはせいぜい一、二回です。

 

日帰りロングライドはおおくありません。宇治、木津、京都北山、亀岡くらいです。50km前後のミドルライド、ゆるポタはたくさんです。

 

バイクパッキングはあつさのせいで一回しか成功しません。35度オーバーの日はテント泊には向かないし、ツーリングにはもっと向かない・・・

 

3か月後のクランク周り

 

メカの各部の近況を紹介します。ドライブの顔のクランクとチェーンはこんなです。

 

SRAM GX EAGLEの32Tリングと12sチェーン

 

ナローワイドリングの歯先がしっかり削れて、下地のアルミが露出します。ここの摩耗は距離のたまものです。

 

11速チェーンよりほそい12速チェーンのへたりはさほどです。SRAMのチェーンの個人的な印象はいまいちですが、このEAGLEチェーンはまあまあです。

 

バナナ型のクイックリンクの形状がYBNのものにそっくりです。KMC系ではありません。KMCのミッシングリンクは左右対称です。

 

ミッシングリンク

 

KMCの12速チェーンはカタログにはありますが、市場にはまだでまわりません。KMCはシマノチェーンの製造元です。ここの12sチェーンの出荷はシマノの新型XTR 12sのデリバリーのあとでしょう。

 

てことは、ぼくの純正の12sチェーンが交換時期をむかえるころにKMCの12速がでまわりはじめましょうか。SRAM純正の調達性がよろしくない。CRCやWiggleが販売規制しますし。

 

ついでにできごころで11速チェーンをいれてみましたが、良い手ごたえをかんじられず、すぐに12sにもどしました。

 

現行のシマノのチェーンはMTB=ROADです。が、12速は11速より細身です。いまからどっさり買いだめして、XTRや次期DURA ACEに使ってやるぜ、ひっひっひ・・・てのはむりです。

 

X-shifterみたいなアプリで0.1mm単位でインデックスを変えられるサード系のシステムは別っぽいですけど。

 

R9200が二年先です。この間にシマノのチェーンの値上げが何度か入りましょう。二回は来る、きっと来る。消耗系パーツのプライスアップはほんとに頭痛の種です。

 

dubボトムブラケットはGOOD!!

 

SRAM GXPボトムブラケットの後継者がSRAM dubボトムブラケットです。28.99mmスピンドルのにくいやつです。

 

SRAM dubボトムブラケット異常なし

 

当初、PF30系のちょい小径版みたいな独自仕様には懐疑的な印象をいだきました。が、取り付けや乗り出しの1stインプレはわりにPROSでした。

 

で、この好印象はとくに変わりません。トラブルなし、異音なし、ゆるみナシ、ゴリゴリなしです。ぼく的にはBB30やGXPやホローテックIIより上、PF30系とどっこいです。

 

なんでシマノはさっさとシャフトを大口径化しないか? 新型XTRのここだけが不満です。

 

SRAM GX EAGLEクランクのつくりはそれなりです。塗装がやややぼったい厚化粧で、仕上げがのっぺりします。強度は十二分です。鍛造のが山道では安心です。アームのけずれはくんしょうです。

 

つぎのクランクの候補もSRAMかRACEFACEでしょう。dubの使いごこちは予想より上でした。とりあえず、GXPはおやくごめんです。

 

大活躍の12速ローギア50T

 

EAGLEシリーズのカセットのギアは10-50Tの12速です。XX1からGXまで共通です。最廉価のNXのみが11-50Tです。NXはEAGLEシリーズでは例外的なHG用です。

 

はい、50Tモードです。

 

大活躍のEAGLE カセットの50Tローギア

 

でっか! あらためてでっか! フロントは32Tです。これがオーソドックスな12sのフロントリアの組み合わせです。

 

「こんなにでかいギアをほんまに使う? インパクトだけやない?」

 

そんな疑惑は杞憂におわりました。この50Tはオンロードにオフロードに大活躍します。使用頻度は特大です。でっかいことはよいことだ! もっともっとおおきくしよう!

 

最近のMTBのタイヤは幅広です。プラス系のセミファットはなおさらです。

 

セミファットタイヤ比較図

 

うちの組み合わせはフロント29×3インチ、リア29×2.3インチです。リアはふつうですが、フロントは最大級です。

 

で、タイヤ外径がおおきくなると、足回りがおもくなります。11速時代の44Tや42Tがくるしくなります。自走オールマウンテン的な乗り方には50T以上はこころづよしです。

 

逆にタイヤやホイールをチェンジして、オールロードやツーリング仕様にすると、旧来の11Tや12Tにはものたりなさを覚えます。8-54の14速が早く来い!

 

リアメカは削るもの

 

リアメカの近影です。

 

早くもガリッたGX EAGLEリアメカ

 

はい、アイコンのイーグルの羽が「ガリっ!」てもげました。片翼の天使です、セフィロスです。リアディレイラーのいのちははかないものです。

 

これを思うと、ハイエンド機材をひょいて使えません。XTRもXX1もガリガリ削れます。へこむ。

 

でも、美観の損傷はたいしたものではありません。ケージやプーリーはぜんぜん安泰です。

 

SRAM EAGLE ナローワイドプーリー

 

このケージロック機構はほんとにべんりです。で、プーリーは純正にかぎります。このSRAMのナローワイドのビッグプーリーはグッドです。

 

サードパーティの軽量のアルミのやつは山ではまじですぐにジャムる。

 

壊れたプーリー

 

で、薄切りのゴーヤにみえる、ははは。

 

ペダルは削るもの

 

おまけのペダルです。これは満一才です。半年前にサブの町乗り号からこっちにうつされました。

 

ペダルは削るもの

 

ペダルとクランクのアームエンドはしょうがみたいにガリガリ削れます。押し、担ぎ、投げの最中に岩や木でガリガリくんしちゃいます。

 

逆にぴっかぴかのペダルやクランクはMTB的説得力を欠きます。よごれとけずれはオフロードバイクのほまれです。

 

シマノの12速化はこの秋からです。ROTOR 13速が来年にひかえます。新興小規模メーカーの電動無線ドライブはつぶぞろいです。変速機市場がひさびさに活況です。

 

そろそろフルサスを組もうかな・・・

 


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