先日のミニベロホイールのチューブレス化の際に気付きましたが、ホイールのリムテープの状態がやばめでした。
きれいなくぼみです~、と笑えません。リムテープ起因のスローパンクはふつパンクより厄介です。
このホイールの購入が2015年の10月ごろです。中華サイトのショップ完組品です。ディスクブレーキ、ETRTO451、安め、軽めの条件にベストマッチしました。
現実問題、不満はまったくありません。フレやガタはぜんぜん出ません。ザ・ベストミニベロホイールです。
で、ホイールの購入からかれこれ1年ちょいです。ハブをグリスアップしたり、タイヤをBMX用にしたり、フリーボディをXDドライバにしたり、後輪をチューブレス化したりと、イレギュラーに遊びました。
が、定番の初級メンテはないがしろです。変なカスタムは楽しみハッピーですが、地味なメンテはおっくうブルーです。リムテープの交換はその代表格です。いじりがいがない。
これに先立って、お買い物チャリのクロスバイクのホイールのリムテープはお古の初期装備から新しくなりました。
おそらくこっちは3年ぐらいノーメンテです。ジャンキーなのを中古で買いましたから。
このゼファールのコットンテープに張り替えました。
コットンの質感がグッドです。別で取り寄せたスコットのリムテープはぺなぺなでしたね。右の黒いのです。
これの見た目がまんまホームセンターの絶縁テープでした。こんなもんだあ? て思いました。もとの左のやつは固めのプラスチックのやつです。こっちの感触はまんま家電屋のでかめアイテムの簡易バンドです。こんなもんだあ?
で、地味なメンテをおもしろくするため、ポケットマネーをせせこましく節約するため、リムテープの代用DIYに挑戦します。
リムテープ代わりになりそうなテープ
フロントホイールのタイヤを外して、リムテープの状態を見ましょう。2本でやるのはまあまあ難儀です。3本目はどこに行ったよ?
このタイヤはスチールビードです。きつめ、かため、アルデンテです。また、タイヤレバーが度々の酷使でそろそろ限界です。ツメがてろてろ舐めます。ビードになかなか噛みません。
どえーい!
はい、気合で外しました。すっかり手馴れたもんですわ。タイヤはTIOGA POWER BLOCKで、チューブはTIOGA ULです。
お古のリムテープの裏側です。
スポークの穴のあとがくっきりです。ちなみにこのスペシャラのテープはかちかちタイプのバンドです。ホイール購入時の初期装備品です。
さて、リムの溝を乾拭きして、テープを貼ります。第一候補はこちらです。布ガムテープ。
これを縦に裂いて、
リムにびゃーっと貼ります。
うむ、悪くありません。十分なテーピングです。ジャストフィットがパーフェクトです。
・・・でも、あまりのけちくささにげんなりしまして、ちゃんとした物を買いに走りました。
はい、絶縁テープです。
幅18mmの10mで60円です。リムテープの10分の1だあ! 質感はぺなぺな系のリムテープとそっくりです。厚みは薄めです。
じゃあ、ものすごく巻き巻きしましょう。巻き巻き~。
おお、幅は純正品みたいにぴったりです。底と横をぴっちりシールできます。チューブレスのリムテープ用に使えそう。
※後でパナレーサーの新品の細タイヤで実際にやってみたら、ふつうにビードを上げられた・・・専用テープてなんだあ?
はい、二重巻きにして、バルブ穴を開けます。ハブのロゴが見えます。これが正統派の組み方らしいです。
代用テープの強度はまったく無問題です。むしろ、フィーリングはぺなぺなのやつやかちかちのやつより上等ですわ。
げんにこれは一昔前の単車乗りの定番DIYみたいです。古チューブの切れ端でパンク修理パッチを作るとか、チェーンのコネクトピン再利用するとか、その類でしょう。
あー、ちょっと前に流行った? 一升瓶の蓋をバーエンドに付けるとか、あの類ですかねー。
昔のレギュラー、今のイレギュラーです。やっぱり、『専用品』とか『純正品』てのはばくぜんとしたうたい文句に過ぎないか~。
さあ、チューブとタイヤを付けましょう。ミニベロタイヤの最後の上げは常にハードだなー。
これを定石どおりに一気に2本で左右からやると、たいがい失敗します。ぼくはちまちま4回ぐらいに分けて、着実に嵌めます。
このタイオガパワーブロックはBMX用のタイヤです。推奨気圧は5-7bar前後です。
ぼくは柔らかめの低圧を好みますが、リアの新型ミニッツライトに倣って、推奨空気圧のぎりぎり一杯、6.8barまで入れました。ロードに近い乗り心地です。
と、この作業でタイヤレバーがささくれちゃいました、あらら。
そろそろ寿命です。通販で工具を物色するかな~。
総括・代用は可能だが、アングラ感がえげつなくなる
2mです。一個でホイール二つは無理です。451×3.14=1416mmですから。