ぼくの地元の大阪から最寄の他県の中心地は神戸です。隣接の京都、奈良、和歌山の中心部へはおおむね50-60kmからありますが、神戸三宮までは30kmちょいしかありません。
阪急電車で十三から特急に乗れば、30分でびゅーんと着きます。おなじみの町です。
最近ではアワイチの行きで通り過ぎ、帰りで三宮駅前で一休みしました。
パンと靴と中華の港町神戸
神戸は北の六甲山系、南の大阪湾と接する港町です。四国、九州、沖縄の那覇、中国の上海へのフェリーが出ます。
町のふんいきは横浜に似ます。
- 港あり、中華街あり、サッカークラブあり、野球チームあり
- 新神戸と新横浜という新幹線停車駅にはまあ降りない
- メインエリアは『神戸』や『横浜』でなく、『三宮』や『桜木町』
東西みなとまちアルアルです。
今回、大阪を昼前に出まして、ランチに絶好の午後1時過ぎに三宮に到着します。
駅前の繁華街エリアでは徒歩のが効率的です。センター街のアーケード内は自転車走行禁止ゾーンですし
さて、神戸は昔から洋風の土地柄です。パン、ケーキ、洋食、服、靴の店が多くあります。ことさらにパン屋と靴屋はやたらと見かけます。アシックスの本社は神戸です。
百貨店はマルイよりそごうより大丸です。
同じ通りにはプラダ、ヴィトン、エルメスなどのブランドショップがたちならびます。大阪にないバーニーズニューヨークが神戸にはあります。
ヴィトンを見るとピナレロを思い出すマイチャリ脳・・・
これらは線路の南側=海側のエリアです。アパレル好きや女子はこの辺をぶらぶらすれば、めぼしいアイテムを見つけられましょう。
飯屋を探します。おしゃれな仏料理、イタリア料理の名店は野郎一人の昼飯にはぜいたくです。
中華街へはよく行きますから、あえて未踏の店舗へ向かいます。駅の北側の、山側エリアの線路に程近い小道へやって来ました。中華料理の順徳です。
地元のしにせの名店てふんいきです。南京町の観光スポット風味とはたたずまいが正反対です。軒先のビールケースが良い味です。
この時間、一階はグループ用、二階が少人数用みたいです。一階のが盛況です。お姉さま方がランチとおしゃべりにいそしみます。二階席はぽつぽつです。
ぼく的に雨の日の人気店のおそランチは心地よい時間です。ランチメニューはネギそば、ラーメンセット、冷麺セットです。焼き飯つきのラーメンセットを頼みましょう。750円です。
おお、なんとみごとな中華そばだあ! 昨今のこじゃれたラーメン界ではこのシンプルさがざんしんに見えます。ラーメン界のホリゾンタルトップチューブです。
味はごくごくあっさりです。青梗菜の臭みがしません。シャキシャキ感があって、スープの味がしみます。これは上品です。
焼き飯は中華です。チャーハンです。日本のラーメン屋の焼き飯とは風味がちがいます。広東フレーバーです。決め手は調味料かな?
おいしくさらっと頂けました。レンゲが止まらん。
ポットのお茶はジャスミンティーです。茶葉出しです。好印象です。点心や一品ものが気になるな~。つぎに来たら海鮮五目焼きそばや水餃子を頼もう、そうしよう。
山の手で異人館とパン
神戸の山の手はシックな観光スポットです。神社、美術館、山があります。くだんの新神戸の北側には布引の渓流て小さな滝があります。
記憶の中に山の手の観光の記憶がありません。こっちへ向かいましょう。この界隈は異国情緒です。モスク。
カトリックの教会。
生田神社。
ウィーアーザワールド!
からのパン屋です。圧倒的門構えは一見さんの心をくじきます。人気店のサ・マーシュです。
同じ神戸の人気パン屋のコムシノワの職人が独立して作った店です。晴れの日には店内のテラスでイートインできます。
おやつのパンを買いました。やっぱし、ハードパンがジャスチスだね!
これに気をよくして、さらに山の手へ上がります。じゃあ、勾配がえらいことになります。一直線の激坂がたちはだかります。六甲山のへんりんです。
なんか道に迷って異人館にいけず、ふもとにぐるっと戻ってきちゃいました。もう一度上る気力はない!
てことで、反対に海側へびゅーんと向かいます。じゃあ、おなじみの中華街です。
横浜よりぜんぜん小ぢんまりします。右側の豚まん屋が行列店の老祥記です。雨のおかげで人手がまばらです。チャンス!
そして、ぼくの前でたまたま蒸し立てが出てきました。フォトジェニック!
ごらんのとおりの小ぶりな豚まんです。一人前3個270円です。あっさり味です。おやつにベストです。イートインできます。酢醤油がおすすめです。
こんなふうに午後を楽しめました。晴れの日にまた来よう。