ぼくはダイソーによく行きます。おめあては自転車コーナーです。
消耗品の品ぞろえがピカイチです。パンク修理セット、虫ゴム、バルブセット、ブレーキパッド、リムテープなんかがあります。
100均の自転車アクセサリ系商品は×
こんなふうに消耗系パーツはがんばり屋さんです。裏腹にアクセサリ系パーツの使い勝手は絶望的です。とくに鍵、ワイヤーロックは一目でおもちゃとわかります。
しょぼいスポーツバイク風の自転車はルック車てさげすまれされますが、この100円ショップの自転車鍵は鍵風のルックロックです。
まさにこんなやつです。
![100円自転車ワイヤーロック](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/01/8ef1b77bc29d372f474f8f5a4b2c8353.jpg)
鍵穴の地金がやっっっすい鉄です。飴細工かキャラメルみたいにへにゃへにゃです。精度、強度がぽんこつです。
極め付きがこのただしがきです。
![無茶な注意書き](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/01/7f65c361cd2b55f0f68168bb80f5d8cd.jpg)
自転車のカギに週一のオイル入れだあ?! 滑りの悪さが暗に知れます。実際、まっすぐにカギを入れようとすると、うまく差せません。ちょい斜め挿入が正解です、おい!
ライト、カバー、ホルダー系は許容範囲です。使い捨てのビニル傘と同じ感覚で使えます。まあ、ライトの明るさはまったく足りません。無灯火回避の108円のおまもりです。
パンクのパッチとゴムのリはおすすめ
ダイソーの自転車パーツコーナーのおすすめベスト1はパッチラバーとゴムのりです。
![](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/12/34f37ae0fc6401fd44bb9500cb2a75c9.jpg)
パッチは8枚入り、ゴムのりは2本入りです。多分にこの二商品はメーカーのダイソー用のPBパッケージでしょう。CYCLE PROのパッチにそっくりです。
実際に何回も見比べますが、あきらかな差を発見できません。ダイソーのパッケージの台紙の型紙の方がちょっとチープですか。
使い勝手はパーフェクトです。高圧細タイヤに9barの空気圧を入れて、1000km~走っても、パッチのはがれを確認できません。このパッチとゴムのりは優秀です。
ブレーキセットはまあまあ
フラットバーロードのリアブレーキに100円のブレーキケーブルセットを使ってみました。安全パーツに100円の安物はどうでしょう?
![100円ブレーキケーブルセット](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/05/9b5e05d9b743021c286f30013e680a68.jpg)
が、これは意外と好感触です。750円の自転車ブランド系の安ブレーキケーブルの組み合わせと引き比べても、遜色を感じません。
欠点はアウターケーブルのゴムの安っぽさです。こののっペりグレーはママチャリやシティサイクルにしか合いません。
タイヤレバー入りのパンク修理セットはダメ!
要注意はタイヤレバー入りのパンク修理セットです。
このセットのタイヤレバーはおもちゃ以下のぽんこつです。スポーツバイクのタイヤのビードには太刀打ちできません。一発でへにゃっと曲がります。
ママチャリやシティサイクルのタイヤにはぎりOKです。でも、実用系のタイヤはたいがい素手でぺこんと外れます。
![チューブをずるずる引き出す](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2016/06/7ec665fd9a96297ab06dcb33b2f1871e.jpg)
そもそもママチャリのホイールは神経質なもんじゃありません。マイナスドライバーや耳かきやアイスの棒で気楽にゴリゴリやれます。
タイヤレバーてゆうのは『ダメージを与えずにタイヤを着脱できるもの』です。ダメージを気にしないなら、ただの棒切れでごりごり行けます。
スポーツバイクのタイヤ交換にベターなレバーのおすすめはパナレーサーのやつです。
これは割れません。強靭にしなります。生き残りはこれだけです。
この現実から自転車パンク修理のおすすめセットはパナのレバー、ダイソーのパッチ、ダイソーのゴムのりになります。
100円ショップのタイヤレバーはタイヤレバー風のルックレバーになります。ほんとに一発で折れ曲がります。気を付けましょう。