クロスバイクにロードタイヤを付けるメリットとデメリット

うちのサブチャリはGIANTのクロスバイクです・・・という誘い文句でEscape AIRやEscape R3をぱっと思い浮かべる人は初心者です。

うちのGIANTはサスフォークのROAMシリーズでした。はい、マイナーチャリダー!

GIANT ROAM3 Ver10
GIANT ROAM3 Ver10

このモデルはEscapeシリーズよりマウンテンバイク寄りです。シートポストは30.9mm、タイヤ幅は35mm、ドライブはシマノACERAコンポです。

中古のものを16000円で買って、こつこつ手入れをして、上記のVer 10までカスタムしました。

タイヤとチューブが超ヘビー級です。

タイヤとチューブで1kg!
タイヤとチューブで1kg!

1050gです。はかりの針が一周します、うえーン。もちろん、片輪だけですよ。前後セットは2kgオーバーです。独身が買う米か。

23Cタイヤとチューブを安くゲット

先日、このクロスバイクをメンテナンスして、すこし余計なものを減らしました。キャリアとフロントのドロヨケの台座。これですこし軽くなりました。

で、その延長でタイヤを軽めにするかなあと思って、たまたま甲子園口のサイクルハンターでセールのタイヤを見つけました。

MAXXIS DOLOMITE 23c KENDA Tube 23c
MAXXIS DOLOMITE 23c KENDA Tube 23c

MAXXIS DOLOMITE 23Cです。実売3000円前後の普段使いロードタイヤです。これがワゴンに500円/1本でありました。チューブは50円/1本です。

海外ストアを使おうが、アマゾンを血眼にしようが、1100円で前後のタイヤセットをそろえるのは無理でしょう。

上の写真の用にケブラービードのフォールディングです。街乗りクロスには十二分なタイヤです。おそろいだし。

実測です。

650g
650g

650gです。タイヤx2、チューブx2だのに! てか、コンチコンタクトタイヤの一本にも及ばん!

実際問題、コンタクトみたいなシティ用のスチールビードの700Cタイヤは激重です。26インチは小径でやや軽量だし、本格オフロードのはケブラーでチューブレスだし。

そして、スチールビードはかさばります。ベランダやガレージにしか置けません。処分も手間だ。いいとこなしだな。スポーツバイクのタイヤを買うなら、すこしお金を足しても、ケブラービードにしましょう。

しかし、この23Cタイとチューブのセット1100円で1400gの軽量化はグッドコスパでしょうよ。1g/1yen割れですやんか。ウルトラコスパです。

このタイヤには回転方向があります。ふむ、これはブロックパターンの印象どおりです。

回転方向
回転方向

ホイールの旧タイヤをむいて、新タイヤをセットします。むきむき。

タイヤとチューブで1kgだ!
タイヤとチューブで1kgだ!

バルブが地味にロングだあ。そして、チューブの白い粉はあやしくぷーんと匂います。うげ! 苦手なスメルだ! ほのかな生臭さが気障りです。何粉? 脱脂粉乳?

新タイヤは手ですぽっと入りました。お古だからか相性だからか。

手ですっぽり嵌った
手ですっぽり嵌った

もとのホイール幅が広めですから、タイヤとリムのみぞはほぼ平行です。

23Cタイヤセット完了
23Cタイヤセット完了

ついでにハンドル周りをイメチェンしましょう。ハンドル一体型のカーボンステムを装着します。ソフトグリップ着脱はわりとめんどうです。

ハンドル一体型ステム越しの新タイヤ
ハンドル一体型ステム越しの新タイヤ

おー、げに細いタイヤですー。見慣れた光景が一変しちゃったよ。ロードタイヤのトレンドは25Cになりましたから、23Cはすでにストイッククラシカルです。フォーマルだ。

てか、あれ?! 左のサスペンションのトップキャップがあらへんがな! いつのまにどこへ行った? 倒したときに外しちゃったかあ?

ロードタイヤの乗り心地は?

横のイメージです。

GIANT ROAM 3 Ver11
GIANT ROAM 3 Ver11

んー、フロントサスとタイヤの細さがアンバランスです。そして、サドルがぼってり不細工だ。ケーブルがだらーんだし。

サスフォークをリジッドカーボンかアルミにすれば、また一気にダイエットできます。3000円で気長に探しましょう。でも、Vブレーキ用のカーボンフォークがなかなか出ないよね~。

さて、かんじんの乗り心地です。重量減の影響は絶大です。ハンドルがクイックになります。もてあまし感が減りましたね。

さらに加速と転がりは感覚的に30%アップです。坂道の伸びがエクセレントです。前のはすぐに息切れするから。

でも、路面のノイズは軽さと反比例的にうるさくなります。これも感覚的に30%増しだあ。そして、やっぱし、アルミフレームと23Cタイヤはかっちかちです。ゆったり感がなくなりました。

このバイクで座り漕ぎロングライドはNGです。路面ガタがケツにダイレクトに来ます。こんなきびきび感はいやだ! 立ち漕ぎライドの近場買い物用です。

加速アップ、転がりアップ、快適さダウン、見た目はどっこい? ですか。総合的にまあまあのカスタムです。安上がりだし、かんたんだし。

でも、これで23Cタイヤの購入はぼく的ラストタイムでしょうね。ロードタイヤにするにしても、25Cか28Cにしますわ。

23Cタイヤは・・・うーん、ないなぁ。クロスバイクにもロードバイクにもアナクロの域です。23Cタイヤの時代は2015年までです。

グラベル系の40C以上のタイヤの進化がホットですしね~。650Bのロードプラスタイヤてのが出てきましたね。

現状のVブレーキの700Cホイールのクイックリリースタイプのクロスバイクはそろそろお役ごめんでしょうね。