どろどろのぼろぼろがかっこよさとみなされるのはオフロードバイクのみです。
![BB裏泥汚れ](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/11/d1830b31a95b3d025c1f58aa5596075e.jpg)
で、そのほかの自転車のよごれは悪です。ぴかぴかのつやつやがジャスティスだ! とくにアカデミックなロードバイクや趣味系のミニベロはピッカピカフレンドリーです。
自転車用の簡易ガラスコート購入
以前、ロードバイクのカーボンフレームとディープリムホイールをハードタイプのガラスコーティングでからっと塗装しました。
![うすくのばす](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/04/8e1fbb0cee65b45ce38d45687323fd44.jpg)
このハードタイプのタイムリミットはせいぜい30秒です。DIY的には最難関です。ひらたいホイールのリムのぬりはかんたんでしたが、フレームのぬりは四苦八苦でした。
![コーティング後](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/04/6e8bba2f6b845e237b5ac3d4c860505b.jpg)
おまけにこの車体がスペースの都合で屋外駐輪になりました。さすがのハードコートも万年の野ざらし雨ざらしには耐えられません。まえの台風のときにうっかりしまいわすれますし。
前回の本格コーティングの苦戦をふりかえりまして、簡易なスプレー式のガラスコート剤を試そうと思います。
自転車用のコーティング剤の売れ筋はクレスト4℃のガラスの盾とAZのアクアシャインコートです。地元企業のよしみでAZのものを買いました。
![AZアクアシャインコート](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/09/2eebbc86765310299d5846be8bde10fc.jpg)
マイクロファイバータオル、コート剤、スプレーヘッドです。たっぷりお徳用の200mlサイズです。ぶしゅぶしゅきがねなく使えます。
液剤です。うっすいカルピスみたいな白濁液です。においは無です。しゃぱしゃぱ。
しばらくほったらかしにしても、硬化や膠着をみとめられません。ソフトなコーティング剤です。AQUADROP HARD GLASS COATは十五秒でねっちゃりしはじめましたし。
![制限時間は30秒?](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/04/79a129e745ee3f8989f47037e39ab435.jpg)
ちなみにこのハードタイプは親水性です。親水性=水は膜状に広がります。撥水性=水は粒状になります。ソフトタイプはほぼ撥水性です。ワックスタイプ。
実際、ソフトタイプの用途はワックスみたいなものです。1シーズン、1クールでまめに塗装する。自転車の塗装面積はたかだかです。自動車を1クールでぬりなおすのはたいへんです。
カーボンフォークにコートしてみる
ためしにあまりもののパーツをコーティングしましょう。はい、ミニベロ用のカーボンフォークがありました。
表面はクリア仕上げでつやつやです。これがコーティング剤でさらにみちがえるか?
て、コーティングや塗装のまえにはしっかりパーツをあらいましょう。ぼくは中性洗剤であらって、ぬるま湯で落としました。
で、スプレーでぷしゅぷしゅします。
で、べんりな万能吹き取り紙ワイプオールでからぶきします。
これを3-4回くりかえして、マイクロファイバータオルでごしごしみがきます。すると、驚愕の結果が!
![フォークコート後](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/09/0437afd3dc5c397627f635335077d695.jpg)
なんと! とくに見違えない!
もとのコートがてかてか過ぎて、アクアシャインの効果が分かりません。失敗です。
マット塗装をコーティング
これは不完全燃焼です。もともとの下地がだめだった。気をとりなおして、ロードバイクのトップチューブをコートしましょう。
![マットのトップチューブにコート](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/09/14cd2ace786f8114cdd11e6cedea928b.jpg)
さて、これはbeforeでしょうか? afterでしょうか? はい、こたえはafterです。上半分の接着剤のあとみたいなのはハードコートののこりかすです。ほかはこの過酷な夏場にすっかりはげました。
で、やっぱし、before afterのちがいがわかりません!
未塗装のフォークコラムにコート
ペイント部分のコーティングが不発です。じゃあ、未塗装の無地の部分にぬりぬりしましょう。カーボンフォークのコラム部分はどうでしょうか?
左がコートなし、右がコートありです。この期にようやく多少のしっとり感が出ました。コートはx4です。10回ぐらいやれば、もっとつやつやにできる?
この結果はちょっと肩透かしです。つやはそれほど出ない。ガラスコートのもうひとつの効果をみましょう。
それぞれのコーティングパーツにシャワーをぶっかけます、ざばっとな。
![左・コートなし 右・コートあり](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/09/20cfce153c6dcbd30dc35695758066ae.jpg)
左のこまかい水玉はべちゃってつぶれます。右のこまかい水玉はきちっと粒を形成します。これがガラスコートの力です。ただのカルピスもどきではない!
この結果からこのAZアクアシャインコートBCT-001は実質的に撥水スプレー材みたいなものです。つやはさほどです。
同シリーズの型番BCT-002がワックス入りです。つやだしにはこっちのがよさげですね。