自転車最大90%オフ ワイズアウトレット

自転車の捨て方 料金無料で廃車に出来るか? 防犯登録抹消は必須か?

趣味は資金との戦いであり、空間との戦いであります。一方が満ちれば、もう一方が満ちず。

で、自転車を長く続けると、スペースの壁にぶちあたります。私的空間は有限ではない。日本の都市部の住環境はコンパクトです。

定期的にパーツの断捨離や段ボール箱の処理をしないと、趣味の品々の海に沈没します。

自転車の段ボール箱
自転車の段ボール箱

今回、保管空間を空けるために大物中の大物のフレームをバラします。ターゲットはこちらです。

ママチャリフレーム
ママチャリフレーム

自転車の捨て方

一般的に自転車は大型ですし、金属系パーツの塊です。通常の家庭ごみの範囲から外れます。回収は有料です。大阪市では自転車は400円です。三輪車は200円です。

自転車を無料で廃棄する方法は以下の通りです。

  • 譲渡
  • 売る
  • 自転車に持ち込み

上記のようなママチャリの捨て時=交換時期ですから、自転車への持ち込みが一般的でしょう。

ただし、ぼくのママチャリは素の状態です。改造ベースに長らく使いまして、そのほかのパーツをすでに剥ぎ取りました。

往時の雄姿です。

ドロップハンドルママチャリ
ドロップハンドルママチャリ

往時の雄姿です。ママチャリロード! 最近、クラウドファンディングにネタをパクられました。ぼくのやつがオリジナルだ!

つーても、ママチャリの無茶な改造=魔改造はチャリ好きの間では定番選手権です。パクリパクられは日常茶飯事です。

このパナソニックアルフィットはU字タイプでアルミ製です。このようなフレームはまあまあ貴重です。

しかし、そういう情を出すと、永遠に捨てられませんし、永遠にスペースを空けられません。あと、無茶な改造でエンド部分が限界です。

かなしみの涙を呑んで、こいつを捨てましょう。

自転車パーツは不燃か可燃か?

一般家庭ごみの定義は何でしょう? 大半の自治体はこう定義します、『市指定のゴミ袋に入るもの』と。

我が市の指定ごみ袋の最大は45リットルのものです。ホイールはこれに収まりますが、フレームは収まりません。

あと、カーボンは可燃ごみです。700Cのリムは指定ごみ袋に入ります。

カーボンリム=可燃
カーボンリム=可燃

金属パーツは不燃ごみです。うちの地域では不燃の回収は月に一回だけです。それを逃すと、さらに一ヶ月の同居を強いられます。

少し自転車パーツを分類しましょう。

  • タイヤ=可燃
  • 金属ホイール=不燃、袋に入る
  • カーボンパーツ=可燃
  • フレーム=袋に入らない
  • サドル=金属少ないなら可燃
  • アルミ=資源ごみ?

金属xプラスチックとか金属xゴムとかの混合部の振り分けは素材の比率で決まります。9対1の法則です。

  • ゴム9割+鉄1割=可燃
  • 鉄9割+プラ1割=不燃
  • 鉄5割+プラ5割=不燃に出せるが、ばらして分別しよう

細かい人は雑誌や段ボールのホッチキスの芯を外して、資源ごみと不燃ごみに分別しますね。

それから、アルミは資源ごみですが、自転車パーツのアルミは厳密にはAlloy=アルミ合金です。アルミ缶のようには売りさばけない?

ママチャリをばらす

スペースはただではありません。時間もお金、空間もお金です。心を鬼にして、バラバラにしましょう。

と、その前に最後のパーツを取り外します。1インチのアヘッド用ヘッドセットのカップが付けっ放しです。

ノーマルサイズのカップ
ノーマルサイズのカップ

これは初期のものではありません。特殊な改造パーツです。お値段は2000円くらいです。ちなみに中古のフレームは980円です。

980円のものを+数百円で処分するのはなんか複雑な気分です。そして、この状態にしてしまうと、他人に上げられませんし、自転車に持ち込めません。

家庭用ごみ袋にぶち込むためにパイプカッターでバラします。ママチャリの完成車はゴテゴテですが、フレームはシンプルです。パイプとチューブの組み合わせだ。

パイプカッターでステーを分断
パイプカッターでステーを分断

シートポストやハンドルバーのカットに使うパイプカッターでステーを寸断します。作業時間は5分程度です。パイプカッターでは粉がぜんぜん出ません。エコ!

細身のステーはよゆうですが、ダウンチューブはそうじゃない。U字体タイプのフレームのそれはマッシブです。

ダウンチューブが太い
ダウンチューブが太い

うちのパイプカッターは4-32mm用です。このぶっといダウンチューブには嵌りません。

これが鉄のフレームであれば、ここはぜんぜん細身です。実際問題、アマゾンの17800円のロードバイクです。

ドロハンはかさばる

アルミ合金は鉄みたいにしなりません。チューブを太くして強度を稼ぎます。結果、アルミフレームは太くなる。

こののママチャリは鉄ですし、支柱がありますから、ダウンチューブは細身ですね。

屋外駐輪のママチャリ
屋外駐輪のママチャリ

1万くらいの安いママチャリはだいたいこのタイプです。U字タイプのアルミは高級グレードないし電動アシストに限られます。

ノコギリで切る

最後の手段です。フレームを屋外に持ち出して、ノコギリをかけます。

アルミに木工用ノコギリ
アルミに木工用ノコギリ

この方法は得意ではありません。金属粒子がもうもうとしますから。アルミの粉は人体には芳しいものじゃない。

ちなみにこのノコギリは木工用です。アルミの硬度 > 鉄の硬度です。「鋸がだめになる!」て視聴者さんに突っ込まれました。

つーても、このノコギリはもうサビサビだからさ・・・

実際、カッターやノコギリは多彩で、アルミ用、鉄用、木工用とかがあります。理想はダイヤモンドディスクのサンダーでしょう。

でも、980円のものを処理するのに新しい工具を買うか? むりです。ぼくの中の貧乏神が拒絶します。

切れ目を入れて、ぐいぐいやります。パワー!

フレーム破壊
フレーム破壊

どんなもんだ!

作業時間は20分弱です。断面の仕上がりを無視できますから意外と早くぶった切れます。

個人的にはカーボンコラムカットの方がたいへんです。

のこぎりでコラムカット
のこぎりでコラムカット

安定の木工用です、ははは。カーボンパーツにはカーボン用ノコギリですね。パイプカッターは禁物です。

ぶじに不燃ごみへ

かくして三つに分断したママチャリフレームを45リットルにぶちこめました。

ママチャリが袋に入った
ママチャリが袋に入った

フレームの体積自体は大したものではありません。長さが問題です。

結果的にママチャリさんは月一の不燃ごみの日に収集車の露と消えました。自転車無料廃棄の実験は大成功です!

防犯登録は?

ママチャリや軽快車には防犯登録が付きます。料金は600円ですね。ところで、これは永久保証ではありません。防犯登録の有効期間は10年です。

てことで、いちいち警察に行って解除しなくても、特段のお咎めを受けません。