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ダイソーケーブルカッター 200円工具の切断力はPARKTOOLに勝てるか?

自転車の消耗品のレギュラー陣はタイヤ、チューブ、チェーンです。これらを定期的に交換しないと、本来の性能を発揮できず、余計なトラブルを増やします。

で、このつぎが導線、伝線、ケーブル、ワイヤー類です。日本の法律では自転車には前後のブレーキが必須です。つまり、ブレーキケーブルx2が不可欠です。

ノーマルレバーのブレーキケーブルセットは100円ショップにあります。

100円ブレーキケーブルセット
100円ブレーキケーブルセット

これは後輪用です、150cm。前輪用はたしか120cmです。品質や内容はおんなじです。ちがいは長さだけです。

で、市販のパッケージのケーブル類は基本的に長めです。デフォルトでポン付けすると、たいてい余して、どっかのカーブをびよーんてしてしまいます。

そんなときにはケーブルカッターがやくだちます。なんとこれがダイソーの工具コーナーのかたすみにしっかりあります。

ダイゾーケーブルカッター
ダイゾーケーブルカッター

新大阪の大型店で在庫をようやく発見しました。アイテム的には最近の商品、各方面のDIY系のブログから2017年以降の販売ぽく見えます。

ニッパーは汎用、ケーブルカッターは専用

世間一般の切断工具の王さまはニッパーです。針金のカットからプラモのパーツのきれいな切り抜きにかつやくします。

が、自転車のケーブルワイヤーには若干の力不足を露呈します。変速のアウターケーブルを一発でばっつんできません。

シフターアウター vs ダイソーニッパー
シフターアウター vs ダイソーニッパー

シフトのアウターはゴム被膜、細いスチールワイヤーの束、ライナー管という三層構造です。自転車のケーブルワイヤーのなかでは最強の部類に入ります。

で、これをきれいにカットするのは万能型のニッパーでなく、特化型のケーブルカッターになります。

これはアメリカの自転車工具屋のPARKTOOLのケーブルカッターです。

パークツール vs ブレーキアウター
パークツール vs ブレーキアウター

刃先がハサミみたいに交差します。この構造が「ばっつん!」を生み出します。

特化型の専用品のネックは価格です。このパークツールのケーブルカッターは4000円です。

切断能力実証

パッケを開封して、刃先を見ましょう。質感はほどほどです。

ダイソーケーブルカッターの刃
ダイソーケーブルカッターの刃

顔つきは恐竜型です。とっぽいオウムみたいなパークツールせんぱいの横顔よりワイルドです。

対ブレーキアウター

自転車ケーブルの切りやすさにはランクがあります。ブレーキアウター < インナー < シフトアウターの順にカットがむずかしくなります。

新米のダイソーケーブルカッターの初戦の相手はブレーキアウターです。

「ばっつん!」

はい、よゆうっす。正味、ブレーキアウターのカットはかんたんです。外殻のスチールワイヤーの実態は螺旋の針金です。

対インナーワイヤー

おつぎはインナーワイヤーです。ニッパーの手ごたえはここからあやしくなります。200円の安ケーブルカッターの実力はどうでしょう?

「ばっつん!」

手ごたえ、切り口、いずれが好感触です。ニッパーみたいにスチール線の断面が扁平につぶれません。

最終戦シフトアウター

ついにボス戦です。シフトアウターケーブルが登場しました。

「ばっつん!」

シフトアウター切り口
シフトアウター切り口

切り口を見やすくするためにななめにカットしました。きれいな断面です。

ダイソーケーブルカッター評価

この200円のやすいダイソーケーブルカッターは十二分な実力者です。

こまかいディティール、質感、ステータス、愛嬌は専門ブランドの高級品に及びませんが、価格以上の切断能力を発揮します。