ALEXRIMS、アレックスリムは自転車製造王国台湾の台南市の金属加工メーカーです。
ミニベロホイールの手組みにはAlexのETRTO 451リムが救世主になります。
このアマゾンのキャリパー用の451ホイールは千葉のチャリ屋のサイクルハウスジロの手組みミニベロ451ホイールです。
シマノハブ+Alexrの組み合わせです。国内のミニベロ王道手組みパターンです。700cのマビックOPEN PROないしARAYA+シマノハブみたいなものです。
2017年はALEXの心機一転の年です。ホイール部門のA-classがALEX本体に統合されました。で、春先から意欲的な完組ホイールがどしどし出てきます。
最大の目玉がALEXRIMS ALX473です。
割安? いや、こっちが適正? 台湾ホイール
台湾の主要な自転車メーカーはほぼ大手のOEMを手掛けます。
大手ブランドのホイールは値上げ値上げですっかり高くなりました。100円の自販機のコーヒーがあれやこれやで150円になってもうた、みたいなふんいきです。
そして、上がったものはそうそう下がりません。ザ・高止まりです。
シマノ製品の国内価格はとくに無味乾燥です。定価の約20%引きが実売価格で、小売店では横並びです。
一方の台湾系はコスパでがんがん来ます。大手老舗系より圧倒的に割安です。むしろ、こっちが製品の適切な値段でしょう。
大手系が高すぎる。とくに海外ブランド。とくにカンパニョーロの純正品は貴族用でしょうか?
安くて軽いALEXRIMS ALX473
台湾自転車メーカーは設計や組み立てだけの『ブランド』や『レーベル』ではありません。狭義の意味での『メーカー』です。目安は『自社工場の有無』ですね。
この自転車メーカーの自社ホイールがALX475です。
- 重さ 1405g
- リム幅 外22mm 内17.4mm
- リム高 前24mm うしろ30mm
- リム素材 EXAアルミ合金
- スポーク数 20本 24本
- スポークレイアウト 前 ラジアル うしろ 2to1クロスラジアル
- スポーク PILLAR製
- スポーク形状 首折れ
- ハブベアリング方式 シールドベアリング(2個/4個)
- ハブボディ素材 7075アルミ
- フリーボディ素材 7075アルミ
- 税抜き定価 46000円
まっさきに軽さが目立ちます。1405g! 魅惑の1500gアンダーです。軽ゲタだア! カンパニョーロのボーラワンクリンチャーに匹敵します。
軽量代表のデュラエースR9100 24Cホイールが1412gです。あっちは14万円、こっちは46000円です。
ALX475のリムの断面です。
リム内径は17.4mmです。トレンドのワイドリムです。25cタイヤがベストマッチです。そして、リムの形状からチューブレスレディが知れます。フックレスではないが。
安チューブレス代表格のアルテホイールが3万ちょいです。しかし、重さは1640gだ。後継のRS500は1649gです。200gの差は絶大です。
ほかはどうでしょう? カンパニョーロのシャマル2wayが1475gです。これの実売は9万前後です。新発表のMAVIC KSYRIUM PRO USTが1420gで900ユーロ、12万です。
案の定、大手系のブランド物はコスパ勝負ではぜんぜん勝てません。よその台湾系を見ると・・・TOKEN C22A Zenithが実売5万で1299g!です。こっちは22mmハイトで完全上り用です。
ALX475のリアのリムの高さは30mmです。ミディプロファイル~セミディープの中間です。坂を上れる万能タイプです。
ALX475をチューブレスで使えば、クリンチャーのチューブドカーボンクラスの軽さを手軽に実現できます。超軽量系のチューブは何かと神経質ですから。