まずは出前館の最新のクーポン情報です。
入力コード | 割引 | 期限 | 条件 |
エレン | 2000円以上のご注文が1500円オフ! | ~9/8 | 新規ユーザーのみ 同一住所は一回だけ |
2020年から出前館の初回クーポンの大盤振る舞いが始まりました。割引額は1000~2000円です。初注文時に上記のクーポンを忘れずに入力してください。
- 国産かつ最古のネット出前サービス
- 発祥はなにわ
- 実質LINE
- カラーは赤
フードデリバリー=外資系
Uber Eats の爆発的な普及でこのイメージが強くなりますが、国内発のデリバリーサービスもあります。
その名も『出前館』は日本発のデリバリーアプリ、デリバリーポータルです。こんなド直球な名前を付けられるのはネイティブ・ジャパニーズだけです。
そんな出前館の詳細を以下に示します。
出前館の基本情報
フードデリバリーアプリの台頭はこの数年のことです。特に2020年の春のコロナ騒ぎの前後で一気に普及しました。
この事情から斬新なものに見えますが、出前自体は古くからありますし、ネット注文もとくに新しいものではありません。
出前館はオンラインデリバリーサービス業の中では最古参です。デビューは何と2000年です。老舗中の老舗だ。
母体 | LINE、ネイバー(韓) |
国内運営 | 株式会社出前館(旧夢の街創造委員会株式会社) |
創業 | 2000年 |
加盟店数 | 45000店 ※2020年12月の公表値 |
本社 | 大阪府大阪市中央区久太郎町三丁目6番8号 御堂筋ダイワビル8階 東京都千代田区丸の内一丁目8番1号 丸の内トラストタワーN館11階 |
業務内容 | 出前事業 仕入れ事業 通信販売 配達代行など |
エリア | 全国 |
https://twitter.com/demaecan | |
キャンペーン情報 | https://demae-can.com/link/cam/list |
ここの大阪本社の周囲にはUber Eats のパートナーセンターやDiDi Foodのパートナーハブもあります。
出前館の仕組みやUber Eats との違い
Uber Eats やDiDi Foodの実態は出前の斡旋です。以下の三方のユーザーをオンラインで結んで、それぞれから手数料を取ります。
- 注文者
- 飲食店
- 配達パートナー
とくに配達パートナーにはアプリは一回500円のお使いクエストをくれるギルドのようなものです。Uber Eats の始め方 配達パートナー登録からトラブルの問い合わせ先まで
一方、出前館の形式はこれと少し異なります。ここの運び手は基本的に出前館の従業員で、アルバイトや正社員です。募集ページに直雇用配達アルバイトというコピーがありますし。
ただし、働き方の多様化に伴って、Uber Eats 型のパートナー形式の人員募集も始まりました。こちらはデリバリーパートナー募集(業務委託)です。→出前館の配達員の始め方
あと、エリア単位の通常の求人募集も公式ページにあります。関西、関東圏で時給はおおむね1000円~です。
出前館のアプリの使い方
UberやDiDiの本業は配車サービスです。Uber Eats やDiDi Foodのようなフードデリバリーサービスはグループ内の後発部門ですね。
出前館もいろいろな事業を手掛けますが、フードデリバリー以外の部門は有名ではありません。とにかく競合企業のような配車サービスはない。
ゆえに出前館=フードデリバリーです。UberやDiDiみたいにアプリからタクシーとか飛行機とかを呼べません。
出前館インストール
これはandroid版の出前館アプリです。2020年12月現在のレビュー数は9000、星は3.4ですね。
2020年から出前館にはLINEのバックアップが付きました。その余波でポイントがTポイントからLINEポイントになりました。
さらにインストールの段階でLINEの認証が入ります。ぼくはアカウント分離主義者ですし、LINEをそんなに使いませんから、この認証を華麗にスルーします。
本人確認けっこうめんどい
と、ここまで無入力で行けますが、クーポンの確認や注文には携帯番号の登録をしなければなりません。
珍しく普通に携帯番号を頭から入力します。
外資系のアプリや海外ネットショッピングではこの電話番号入力は初心者キラーです。実際、UberやDiDiなどでは日本の国番号+81を頭に付けて、冒頭の0を抜きます。
080-1234-5678→+8180-1234-5678
ですね。
幸か不幸か出前館は国内では大手ですが、海外ではマイナーですから、通常の日本式電話番号入力を受け付けます。
この後、6桁のSMS認証があって、さらに4桁のメール認証があります。二段階がデフォルトのようです。
出前館の提携店 マクドナルド参戦!
このめんどい登録を終えると、ついに料理を注文できます。心斎橋はフードデリバリーの激戦区です。チェーン店、個人店、新興ゴーストレストランがより取り見取りです。
そして、なんとこの記事の少し前に天下のマクドナルドが出前館に参戦しました!
世に数多のフードデリバリーはあれど、天下のマクドナルドとはおいそれと提携できません。実際、これ以前にはUber Eats だけがその地位にありました。
おかげでマック地蔵=Uber Eats 軍団のイメージが浸透してしまった。→Uber Eats のマック地蔵が邪魔? じゃ、駅前の客待ちタクシーはどうなん?
しかも、出前館のマクドナルドの提携店舗は850で、Uber Eats の650を軽く凌ぎます。赤い帽子vs黒いバッグの激戦の予感だ?!
が、出前館の最低注文金額は800円~で、送料は400円です。つまり、最小の支払いは1200円です。マクドにこの額はちとヘビーでしょう。
ほかのデリバリーでキャンペーンを利用すれば、1000円以内で手作りバーガーを注文できちゃいますし。
ちなみに出前館のグラコロもUber Eats のグラコロもマックデリバリーのグラコロも420円です。フードの料金はイーブンパーのようです。
マクド店頭のグラコロは340円です。割増率は25%くらいですか。
その他の出前館の主な外食加盟店は以下になります。
- ガスト
- ココイチ
- ケンタッキー
- ドミノピザ
- ピザハット
- ピザーラ
- お酒のカクヤス
- かつや
- バーミヤン
- 銀の皿
- 吉野家
- ナポリの窯
有名どころはすでに参戦済みです。が、コンビニとの提携はありません。Uber=ローソン、menu=ファミマですから、出前館=セブイレ?!
出前館の支払い方法
過去の出前と現代のフードデリバリーの違いは支払い方法です。このキャッシュレス時代には現金払いはオプションに過ぎません。
現にたいていのアプリのプロモーションの条件はクレジットカード決済かスマホ決済です。現金派は泣き寝入りするか、適当なVISAかMASTER CARDのクレカを入手しましょう。
出前館の支払い方法です。
- クレジットカード
- 現金払い
- スマホ決済
- キャリア決済
- 請求書払い
- ポイント払い
しかし、えらい落とし穴がありまして、出前館では加盟店ごとに有効な決済方法が異なります。こっちではキャリア決済を使えるけど、あっちでは使えないとか。
おかげでフィルターに『決済方法』の項目があります。もちろん、クレジットカードと現金の対象店が最多です。
出前館のクーポン情報
- クーポン
- キャンペーン
- キャッシュバック
この3つの”C”を使いこなすのがフードデリバリーの賢い使い方です。逆にプレーンな素の料金体系は庶民には優しくありません。→Uber Eats の料金はなんで高いか?
ぼくはUber Eats の友達紹介クーポンをSNSで紹介するとか、奇跡の鬼引きでDiDi Foodの1000円クーポン x 111枚を授するとかして、ほぼただ飯ライフを満喫します。
で、このクーポンマイスターの観点から出前館のクーポン事情を見ますと、この二つのようにうまく使いこなせないかなと感じます。
出前館の初回クーポンはおいしい
現代では会員登録は簡単な小遣い稼ぎです。たいがいのアプリやサービスでポイント、現金、商品券などを貰えます。一昔前にはスマホの新規契約で5万円還元とかの時代がありました。
で、フードデリバリーアプリもご新規さまには非常にフレンドリーです。初回注文には1000円~の割引クーポンをプレゼントします。
なお、出前館は複数アカウントには不寛容です。なにわの企業はそんなに甘くありまへんで!
友達紹介クーポンがない!
出前館のクーポンの残念なところは友達紹介クーポンがないところです。これはクーポンマイスターへの挑戦でしょうか?
ということで、出前館ではこういうクーポンタワーが不可能です。
反面、初回クーポンの割引額はなかなか高額です。各店舗の送料無料キャンペーンやおまけ一個追加などと併用すれば、500円の支払いでパーティできますよ。
クーポンの併用は不可です。送料無料やおまけ+1と組み合わせてください。
クーポンで注文してみる
では、実際に注文してみましょう。ぼくの箕面の隠れ家でガス屋を待つ間にDiDi Foodでおやつを出前館で昼飯を頼みました。前者の支払いは5円、後者は710円です。さて、オーダーは何でしょう?
ちなみに出前館の注文アプリには配達員のリアルタイムの位置情報は出ません。このあたりの仕様はあきらかに前時代的で、ほかのサービスに遠く及びません。
日本一のツッコミの方が到着予定時間を知らせてくれます。あと、下の猫がマスコットキャラクターのようです。
もちろん、このクーポンマスターはクレカ払い、置き配でオーダーしました。
昼飯です。配達専門のとんかつ屋さんでゴーストレストランを手掛けるかさねやの熟成重ねかつ弁当です。
かさねや直売が1390円で、出前館経由が1510円です。手数料は控えめですね。まあ、元値が松のやの二倍くらいですけど。味はまあまあでした。
今回のバレンタインクーポンは例外的な二枚セットです。後日のオーダーでもう一回800円割引を受けられます。
ただし、オーダーの条件が1500円以上ですから、最低700円の支払いが確定します。そのほかの紹介クーポンのようにはおいしくありません。
とはいえ、発信力を持たない一般人には出前館のクーポンはお手軽です。この熟成重ね弁当のようにちょい豪華な1500円前後の送料無料のメニューを狙いましょう。