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100円ショップの自転車の鍵が決定的にダメな理由



ダイソーは大手の100円ショップです・・・いや、100円ショップでした。今やこれが200円、300円の品を幅広く扱い始めて、コーナンみたいなホームセンターのワンコーナーになっちゃいました。

自転車DIY名物のパイプカッターは432円! です。ダイソー内では最高クラスの高級アイテムです。

ダイソー新大阪2階工具コーナーのパイプカッター
ダイソー新大阪2階工具コーナーのパイプカッター

このダイソーパイプカッターの切断能力はまあまあです。ぶあついシティサイクルのアルミハンドルやフォークコラムをきれいに切り落とせます。

コラムカット
コラムカット

でも、カット径のリミットが28mmです。上のオーバーサイズ=28.6mmのフォークコラムはぎりOKですが、それ以上はNGです。30m~のシートポストはむりです。

100円の消耗パーツはおおむね優秀です。

ダイソー100円パンク修理パッチ
ダイソー100円パンク修理パッチ

虫ゴム、バルブ、パンク修理のパッチ、ゴム糊はベリーグッドアイテムです。でも、修理キットのタイヤレバーはへっぽこです。高圧系タイヤにはNGです。ママチャリタイヤの着脱が精一杯です。

使い捨てのカバー、ポリ避けのライト、これらは及第点アイテムです。でも、ブレーキシュー、サビ止めオイルはアウトです。

ことさらにサビ止めの悪評は天下一品です。サビが逆に増えるともっぱらのはなしです。実験結果が各所にあります。

さて、今回のピックアップ100円自転車パーツは当落線上の一品、ザ・ワイヤーロックです。



100円自転車鍵の難点

以前、レギュラー鍵のワイヤー4桁ナンバーロックを見失ってしまって、応急処置的に100円ショップでワイヤーロックを買いました。

100円自転車ワイヤーロック
100円自転車ワイヤーロック

購入先は100円ローソンです。100円ローソンにも自転車パーツがあります、パンクのパッチとか、虫ゴムとか、カバーとか。

個人的に100円ローソンのパッチよりダイソーのパッチのが上等です。100円ローソンのパッチは四角形です。角が剥がれるよ・・・

で、この100円ワイヤーロックを買って、ちょくちょく使いましたが、CONSばかりを感じてしまいました。

いちばんの難点は品質です。強度でなく、パーツの精度です。鍵穴の近影はこんなです。

ぽんこつ鍵穴
ぽんこつ鍵穴

一目で安っぽさが知れるやわい鉄パーツです。鉄的に下の下でしょう。やっすいオモチャのやっすい鉄ネジみたいな頼りなさです。速攻でナメるあれです。パテみたいにへにゃへにゃ変形しちゃいます。

固めのキャラメルか飴細工の方が丈夫だよ!

そして、鍵穴の精度が最悪です。鍵がまっすぐ入りません。鍵先をやや斜め気味に当てると、するっとインサートできます。けっこうなあばずれホールですわね~、おほほほ。

こちらはロックの中身です。

ロック中身
ロック中身

シンプルイズベストチープてなところです。最初から変なガタがあります。中鉤の戻りがだめだあ?

ワイヤーはふつうです。

ワイヤー部分
ワイヤー部分

うん十万のロードバイクにはNGですが、~3万の安チャリには十分でしょう。強度はそうです。精度はだめです。

ぼくは数回しか使いませんが、はやばや抜き差しのぎこちなさを感じて、一抹の不安を覚えまくります。鍵穴のやわさがほんまにキャラメルみたいです。かちっとした金属感がしません。

おそらく最初に壊れるのはワイヤーや中の鉤でなくて、鍵穴のところです。ナメがえげつない勢いで発生します。チャリパク屋さんが壊すより自分が鍵穴を壊しちゃいます、マジで。

注油を週一で? 注意書きが非現実的!

これを裏付けるように黄色の台紙でこんな注意書きがあります。

無茶な注意書き
無茶な注意書き

破損の原因となりますので週に一度は、鍵穴に自転車油を注入してください。

はい、分かりました! とは納得できません。週に一度の注油てなんでしょう? チェーンソーか? はあーん?

自転車チェーンの注油さえが四半期に一回、一月に一回の世界ですよ。鍵穴にそんなどばどばオイルを入れます?

ちなみにあとから洗濯物の中から発掘された1.5才の旧ワイヤーロックは無メンテでぬるぬるです。むしろ、角が取れて、すべりが良くなった。

十中八九、この100円のロックの鍵穴が故障と不具合をばかすか引き起こして、クレームがわんさか来て、メーカーが苦肉の策で無茶な注意書きシール一枚ぺったんで一件落着した、ていきさつが目に浮かびます。

実際に週一で鍵穴にオイル入れるやつはまずいません。はい、対策完了です。壊れた? メンテ不足ですえ。うちに責任はありませえん by メーカー。

かりにこの100円のワイヤーロックの注意書きに従って、週一でオイルを入れるとしましょう。鍵穴はつねにべとべとです。

そこに鍵を抜き差しして、ズボンや上着のポケットに入れます。じゃあ、ポッケのなかが毎日のように機械油チックだね! 油よごれは落ちないよ!

ケミカリーフレーバーなマルニのデラックスオイルを注ごうなら・・・

MARUNI デラックスオイル
MARUNI デラックスオイル

ポケットのなかにはオイル染みがひっとつ♪ と能天気にハミングできません。でろでろポッケにしようなら、お母さんに怒られます、うえーン。

鍵穴と鍵の精度があきらかにぽんこつですから、毎回の開け閉め&抜き差しに余計な手間が掛かります。このイライラはプライスレス! です。

まじで隣のナンバーロックの人よりもたつくしさ~。なんじゃ、この鍵穴?!

あと、ママチャリやシティチャリの簡易ロックには十分ですけど、大事なロードバイクやクロスバイクの防犯にはぜんぜん力不足です。

じゃあ、それを見越して、注意書きの指示に従ってみましょうか?! オイルをほんのちょぴちょぴ1滴2滴だけ・・・が、このマルニのオイルの容器の口はものすごくアバウトです。

オイル挿しましたよ
オイル挿しましたよ

どばっと行っちゃいました。滑らかさはすこしUPしました。そして、かぐわしきケミカルフレーバーがほんわりとそよぎます、うえーん。

5万以上のチャリにこんなぽんこつロックを付けるのは非推奨です。防犯力はおもちゃのダミー監視カメラくらいです。気休めのお札みたいなものですわ。

最悪、お出かけ先で自分で鍵穴をおじゃんにして、帰れなくなりますぜ~。

ごついやつは重くなるし、長いやつはかさばります。そこそこの太さと長さの1000円くらいのものがスタンド付きの街乗り自転車にはベストですね。