まず、自転車の無灯火運転は道路交通法違反です。お巡りさんに怒られます。
「でも、市街地での実質的な危険度はそんなにないで?」
はい、法律が通れば、道理はひっこみます。市民的感覚は無力です。原付の30km制限と一緒です。違法は違法。罰則は5万円以下の罰金刑です。
夜間に前方10m先を視認できるライトを装備・点灯することはチャリダーの義務です。後方の視認は問題になりません。反射板をつければ、リアライトを省けます。
つまり、最低合格基準は前ライト、後反射板です。そして、フロントライトは常時点灯です。点滅モードはチャリ原理主義ではアウトになります。
ま、本職のお巡りさんはそこまで見ません。粘着するのは一部の私的なライト警察の方々です。
ちなみに前後ライトの車体への固定は必須じゃありません。頭にヘッドライト、リュックに反射板シールは法律的にOKです。
メットとハンドルにライトをつける慎重派も少なくありません。
ルーメン? カンデラ? ルクス?
正直、100円ショップの安ライトで無灯火ロンダリングするのはぜんぜんありです。警察はいちいち明るさのチェックをしません。現状的には無灯火=取り締まり対象です。
ただし、郊外や山道や河川敷を暗い時間に走らざるをえない! て人はまともなライトを付けざるをえません。
推奨の明るさは200~300ルーメンです。単3電池x2が目安です。標準的な懐中電灯クラスです。
ちなみにルーメンは明るさ、カンデラは明るさ、ルクスは明るさです。
イメージです。
ざっくりとルーメンが光源の明るさ、カンデラが照射容積の明るさ、ルクスが照射面の明るさです。
乾電池タイプよりUSB充電タイプが便利です。乾電池はわりに即効で切れます。専用ライトはなかなかの電気食いです。
電池は最大出力で数時間しかもちません。消し忘れは致命的です。
ライトと反射板ナンバーワンのなにわのキャットアイ
猫のマークのキャットアイは大阪の企業です。国内シェアナンバーワンの自転車ライトメーカーです。
ここの商品はだいたい定番です。こだわらなければ、ここのライトを買いましょう。
町のナイトライド派に人気な800ルーメンの大出力のVOLT800です。
800ルーメンは単車のライトなみの明るさです。まっくらな山道を明るく照らせます。夜中に時速30kmでチャリダーせずにいられない! て人向けです。
もう少しお手ごろなやつがこちらのVOLT200です。
VOLTシリーズは型番でだいたいわかります。案の定、こちらの最大ルーメンは200です。市街地の見晴らしはよゆうです。
これ以下のものはややアンダールーメンになります。対警察用のタリスマンみたいなものです。
海外のライトメーカーのものは割安でパワフルです。たまにサンプルを貰うOLIGHTのライトは良品ですよ。