以前、愛機一号のメインミニベロを寄せ集めの安カーボンパーツとチタンパーツで軽量化しました。おかげさまで軽量化の熱病発作はだいたい収まりました。
なんやかんやでアルミの小物部品はほぼカーボンになっちゃいました。あとはクランク、ドライブトレイン、ブレーキぐらいです。
オフロード系のシングルのショートなカーボンクランクはRacefaceのNEXT SLとかしかありません。これは超高5万です。でも、今のアルミのクランクが380gとかで十分な軽量機材です。むしろ、カーボン化で重くなるかあ?
てことで、一連の軽量化は終了しました。でも、今度はギアが気がかりです。コンポ全外しでむりやりシングルスピード化してスプロケットをばらしたときにギアいじり病を貰いました。
これより前にフロントシングルでナローワイドリングを使いたくて、いろいろと検討して、WolftoothのCX用の44Tを買いました。
本来、ナローワイドリングはオフロード、MTB用です。ミニベロ用じゃありません。30-40Tぐらいのサイズがスタンダードです。ぼくが探した中ではその44Tが最大歯数でした。
このサイズはMTBやロードバイクには十分な大きさです。でも、ミニベロや折り畳みの小径車にはギア不足です。
だいたいの小径車のチェーンリングは48~54くらいです。超大型の60Tや62Tとかもあります。定番はPowertoolsのやつです。
げんにぼくはこれを買いました。が、これはふつうのシングル用の薄刃です。チェーントラブルがわりに起きます。
さらにチェーンとステーの干渉が神経質です。うちのチャリの場合、チェーンが揺れると、かちゃつきがありましたね。
ついでにこのリングはBCD130mmの5アーム用です。見た目がそんなによろしくありません。リングとアームのでかでかしさがうるさく思えます。
で、このトラブルメーカーにうんざりして、ヤフオで売りさばいて、現クランクとナローワイドリングを買いなおしました。
結局、CX用の44Tで妥協しますが、本音を言うと、やや物足りなく感じます。
でも、ジーパンの裾的には44Tも邪魔です。右の裾だけが非常に汚れて痛みます。バッシュガードがいちばんの解決策ですが、良いバッシュガードがなかなか見当たりません。
こちらは30Tのコンパクトなナローワイドです。これは裾を巻き込んだりしません。
ということで、ぼくの乗り方ではでかいナローワイドリングもそんなに歓迎ウェルカムじゃありません。ギアをどう重くしましょうか? うーん・・・
ホイール(タイヤ)をインチアップかスプロケットを歯数ダウンか
二つの手段があります。一つ目はホイールないしタイヤを大きくすることです。が、すでにうちのミニベロホイールはETRTO406からETRTO451にインチアップ化済みです。
そしてタイヤは1 1/8で、451タイヤの中の大きい方のクラスです。最大は1 3/8です。BMX用です。
451ホイールは高速仕様ですから、451タイヤはオンロードバイク寄りの細タイヤしかありません。
反面、406には2インチとかの太いタイヤがあります。でも、重量が確実に増えます。さらにミニベロ用のディスクブレーキホイールの調達は難関です。
22インチや24インチのジュニア用のホイールはクリアランス的におそらくむりです。そのインチに手頃なホイールがありそうにもない。
ホイール交換はNGです。いまのホイールが優秀ですし。
スポーク少な目、ハブ音静か目、軽量、メンテ楽ちん、CONなところがありません。しかも、ALEXRIMSとシマノハブじゃない! これは脱シマチャリダー派には高ポイントです。
二つ目の解決法はギア歯数のダウンです。このSRAM PG1130は11T-42Tのワイドレシオスプロケットです。今期発売のMTB用エントリーカセットです。
このスプロケの売りは通常のSRAM/シマノの10sホイールのフリーボディとの完全互換です。おなじみのこの形のフリーです。
が、これはオフロード機材ではちょい古の規格です。最近のSRAMのフリーボディはXDドライバて新型のタイプです。1×11系の上位モデルのスプロケットはことごとくこれ専用です。
従来のスプロケットはこれに付きません。形がぜんぜん違います。トップ側にスレッドがありませんし。
SRAM以外でこれに対応するホイールを作るブランドはDT SwissやMAVICくらいです。ただ、MTBのホイールの注文では完組よりファクトリー組みのセミオーダーが人気です。
CNC系サードパーティのハブやフリーは豊富です。だいたいのイギリス系のストアにはHOPEのセミオーダーのパッケージ販売があります。
MTBのホイールはQR式とかスルーとか15mmとか12mmとかのばらばら規格のるつぼです。前100m後ろ130mmのクイックリリースタイプだけで間に合うロードホイールとは違います。
で、XDフリーです。これの利点は独特の形状から11T以下の小ギアをスプロケットに乗せられることです。
従来のスプロケットの最小ギアは11Tです。例外的にシマノの小径車用のコンポにカプレオてのがあって、これのトップは9Tです。ただ、やっぱし、これのハブとフリーとスプロケはカプレオ専用です。
これが44Tの9Tになろうなら、44割る9=4.888888…です。ギア比はざっと5になります。チェーンリングが55Tになるようなものです。
ギアのパワーアップは+20%強! にもなります。仮にリングを62Tにしようなら、ギア比ほぼ7だあ?!
おそらくロードバイクや29erのアウタートップより重いスーパーヘビーギアでしょう。ひざがやられます、ははは。
ただ、カプレオシリーズはあんまし良いグレードじゃありません。変速は9速しかないし。そして、めっちゃ割高です。
ということで、9T化てのははかない夢物語になります。
でも、XDボディーがあれば、対応スプロケットがあれば、11T以下のトップを使えますし、SRAM Eagleで12速にもできちゃいます!
が、いかんせん、20インチのXDドライバーホイールなんてマイナーなもんはどこのストアのオプションにもありません。そもそも小径車用のホイールが欧米系のストアに皆無です。
じゃあ、どこを見ましょう? ぼくはいまのマイナーホイールをどこで買いました?
はい、タオバオです。じゃあ、AliExpressに希望があるう? うちのホイールのハブ専用のXDフリー、そんなマイナーなもんが・・・あ、これが、もしや?
小包が届く
て、ぽちぽちから3週間が経ちます。シンガポール発のアイテムはスローリーです。でも、ぶじに届きました、ハッピーなダンボ箱が!
おダンボ! おダンボ! わーいわーい。
中身です。
26ドルの高級品です。グリスでぬるんちょです。ああ、ちゃんとビニル袋入りですよ。シンガポールはきれいな港!
オ-、ザ・XDドライバー!! ウェルカムインジャパン!
新旧フリーを比較しましょう。
XDのが小ぶりです。スタンダードな左側が62gで、右が55gです。
裏側です。
ツメとシールドベアリングは同じです。本体の素材も同じみたいに見えます。計測の重さからして同系のAlloy合金でしょうね。
それよりなにより肝心かなめはセッティングですよ。AliExpressのなかでも新型のアイテムです。ヨーロッパ方面の購入者が何人かいますが、レビューはまだゼロです。セラーは高評価ですが。
さあ、どうだあ~
あちゃー! アイヤー!! オーマイガー!!!
するっと入って、
キャップ締め締め。
ぴったしだあ!!
30秒でセッティングできました、拍子抜けです。いやいや、ハッピーチャリダー!
サイトの商品説明のページにはちゃんとDATIハブ専用モデルとありましたが、なにしろこういうのは一か八かの三島一八ですからね~。
じゃあ、ラストピースはこれです。e*thirteenのTRS PLUSだ!
9-44Tの化け物スプロケです。ブログ1周年のぷちごほうびに年末に行っちゃいましょうか~。
これの新型は9-46Tてレシオ5オーバーのハイパーレシオモンスターですが、発売時期は未定です~。そっちを待つかあ?