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Shimano デュラエースWH-R9100 C40 クリンチャーがお買い得

オリンピックイヤーはシマノのロードコンポの最高峰デュラエースのモデルチェンジイヤーです。ブラジル五輪の直前の2016年6月に9000系からR9100にバージョンアップしました。

変速数が従来の11速を維持しまして、メインのトピックスは盛り上がりに欠けましたが、サイドメニューのパワーメーター、油圧ディスクブレーキが充実しました。

待望のパワーメーターは当初の予定からごりごりに遅れて、この期にデリバリーされませんが。実質、2019モデルになりかねません。ソフトウェアでしょうね~。

で、コンポと一緒にホイールが一新されますけども、こちらはなおさらに目ぼしい変化を欠きます。あ、クリンチャーのC40のリム高が35mm、C24が21mm、C60が50mmて意味不明な改定がありました、ははは。

こんなふうにCLモデルの型番の末尾のC表記はぜんぜんあてになりません。TUモデルは型番どおりのリム高です。ここはシマノホイールのもっとも???な部分です。

ロードのハブ単品がのきなみ終売へ

今期、UltegraグレードホイールのRS500やRS700からUltegraロゴがなくなりました。型番は番外グレードのRSに統一されます。

これでネームドモデルのロードホイールはDura Ace系ばかりになりました。また、じみにホイールのハブの単品がカタログから抜け落ちます。

シマノのオフィシャルページで確認できる現行のロードハブは105のみです。が、これも来年の新型105 R7000までの存在でしょう。ロードホイールの手組の文化の衰退があきらかです。

ただし、オフロードのハブは別です。2016年のSLX M7000、2017年のDeore M6000のハブはカタログにあります。

さらに各グレードに110×15 148x12mmのBOOSTハブのオプションが増えました。実店舗の手組、海外通販ストアのパターンオーダーの需要はおうせいです。

そして、ディスクロードのスルーアクスル142mmがプレBOOST時代のオフロードホイールとコンパチです。29erのXTRチューブラーをエアロディスクロードにセット! みたいな離れ業が可能です。

WH-R9100 C40≒WH-9000 C35?

上記のような傾向からデュラエースR9100以降の一連のモデルチェンジはグレードの整理・統合を色濃く感じさせます。実態はマイナーチェンジです。CL版のリム高はその趣旨に反しますけど、ははは。

いちばん人気のデュラホイールR9100 C24は旧来のナローリム、カーボンラミネート、ピュアクリンチャーをキープします。

2万円の値上がり、20gの増量はネックですが、23cタイヤ派のヒルクライマーのシマノファン。デュラファンにはこの普遍性はPROSに映りましょう。

そして、そうゆうチャリダーは少なくありません。シツジツゴーケン系です。

でも、ちまたのシツジツゴーケンの大半は『シツジツゴーケン』て一種のスタイルでパターンでファッションですから、より高コスパの優良なノーブランドのホイールはしばしばスルーされます。

やはり、シマノのブランドとデュラエースのネームバリューは絶大なパワーを持ちます。Made in Japanはレアです。長年の愛着はプライスレスだ。俗人はそんなにドライになり切れません。

R9100 C40も大きく変化しません。旧型はWH-9000 C35です。CLモデルのリム高は型番通りの35mmです。カンパシロッコ、フルクラムクワトロと同じセミディープホイールです。

で、R9100 C40のクリンチャーのリム高は35mmです。重量はペア1508gです。旧型は1488gです。コンポジット方式はカーボンラミネートです。

9000 C50や先々代の7900 C35は下の図の右側のイメージです。カーボンリムの土台にアルミのクリンチャー部分が乗ります。合体コンポジットです。

カーボンラミネートリム断面イメージ
カーボンラミネートリム断面イメージ

この構造は名作のほまれをほしいままにします。9000 C35やC24はこの合体タイプじゃありません。カーボン『ラミネート』です。パイルダーオンでなく、フェイズシフトです。

重量は軽くなりますが、剛性は下がります。細リム低ハイトのWH-9000 C24 CLの弱点です。

で、実質の正味のはなし、WH-R9100 C40 CL≒WH-9000 C35 CLです。変速数の変化はありません。チューブレスコンパチじゃない。

ビミョーな重量増は誤差か細かい修正でしょう。コンポジット構造の劇的な変化はありません。最大の変化は型番です・・・て、皮肉がまかりとおります。しかも、その型番が実態と乖離する。うーん、ミステリです。

万能型の軽量ホイール

明確な変化のなさ、型番の形骸化みたいなCONSはありますが、WH-R9100 C35は万能型の優秀なホイールです。

C24の剛性不足は35mmのリム高ですぱっと解消されます。アルミカーボンでブレーキの不安はありません。1508gはセミディープの中では最軽量級です。

対抗馬はMavic COSMIC CARBONE 40 ELITEとFulcrum Racing Quattro Carbonになります。前者はコンポジット、後者はフルカーボンです。

カンパニョーロBORA ONEにはC35のクリンチャーモデルがあります。しかし、グレードがひとつ上です。この争いには入れません。

Carbone 40は割高&2018モデルからカタログ落ちしました。じゃあ、このグレードはレークワカーボンとデュラC35の一騎打ちです。

発表から1年以上が経過して、Dura Ace R9100系の値段がこなれてきました。

Fulcrum Racing Quattro Carbonの型落ちの実売価格が10万ちょいです。国内価格や販売当初の海外価格はぜんぜん勝負になりませんが、この特価はそろそろ射程内に入りましょう。

タイヤ、チューブ込みのコスパはシマノより割安です。飾り気はありまくりますが、ははは。