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ロードバイクの空気圧はどれくらい? 高圧のメリットとデメリット

ロードバイクの最大の特徴がドロップハンドルです。このスポーツ自転車のシンボルでアイコンです。現に弱虫ペダルの舞台版の演者はドロハンのみで車体を表現します。

 

AEROAD ハンドル回り

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もう一つの特徴が異常に細いタイヤです。この細タイヤで街中を走ろうなら、通りすがりの小学生に「タイヤ、ほっそ!」と言われます、まじで。

 

タイヤ幅は不動

タイヤ幅は不動

 

この細いタイヤにパンパンに詰まった高圧の空気があのスケートのような乗り心地を生み出します。ロードの空気圧はオートバイや自動車よりカンカンです。

 

が、このカンカンさは一定の条件下でしか成立しません。それは『適正空気圧の範囲で』というものです。

 

しかし、初心者やライトユーザーは極端でピュアですから、このルールを見落として、狂信的にパンパンのカンカンに仕上げてしまいます。軽量化シンドロームと高圧シンドロームはロード初心者の通過儀礼です。

 

猿のように空気入れをシュコシュコする前に自転車のタイヤの適正な空気圧をおさらいしましょう。

 

ロードバイクの空気圧 基礎編

 

ところで、タイヤの空気圧の目安は自転車の種類から決まりません。タイヤの空気圧の適正値はタイヤから決まります。

 

実際問題、ロードバイクに太めのタイヤとかマウンテンバイクに細めのタイヤとかのカスタムやセッティングは普通です。ママチャリのロード化は特定の層に人気です。

 

ドロップハンドルママチャリ

ドロップハンドルママチャリ

 

で、自転車の本体=フレームにはタイヤの空気圧の指定や表示はぜんぜんありません。スポーツバイクの世界ではフレームとホイールは別物ですから。

 

タイヤサイドを見る

 

タイヤの情報はタイヤにあります。これは一般的なママチャリのタイヤの記載です。

 

ママチャリのSAKURAのタイヤ 空気圧

ママチャリのSAKURAのタイヤ 空気圧

 

“300kPa(3kgf/㎠)”の文字が見えます。アルファベットの読み方はそれぞれ『キロパスカル』と『キログラムフォース』です。これがこのタイヤの空気圧の目安です。

 

こちらはロードバイクタイヤの表記です。

 

schwalbe one チューブラー推奨空気圧

schwalbe one チューブラー推奨空気圧

 

24mmがタイヤ幅、6.0-12.0bar 90-175psiが空気圧の上下限です。このSchwalbe Oneはこの範囲で本来の性能を発揮します。

 

仮に異常な高圧信仰に捕らわれて、13.0barや200psiまで空気圧を上げても、パフォーマンスの向上には繋がりません。むしろ、破裂や脱輪の危険性を高めてしまいます。

 

太いタイヤの限界値はより低圧です。このようなマウンテンバイクのタイヤの適正空気圧は2bar前後です。

 

MAXXIS MINION DHR II

MAXXIS MINION DHR II

 

そして、マウンテンバイク乗りはロード乗りと相反して、低圧化シンドロームをしばしば発症します。タイヤの空気圧を下げると、グリップとトラクションを稼げますから。

 

barとPSiの換算方法

 

barとpsiはともに空気圧の表記方式で欧米式記述方です。スポーツバイクの本場が欧米ですから。つまり、和式のkgfはスポーツバイクのタイヤには用いられません。

barとPSiとkPaの関係性は以下の通りです。

 

1.0bar=100kPa=0.7PSi

 

多少の違いはありますが、誤差の範囲です。barの14.5倍がPSi、100倍がkPaです。ぼくはおおまかな目安にはbarを、細かい調整にはPSiを使います。

 

ロードバイクのタイヤの空気圧 応用編

 

機材から算出できるタイヤの空気圧は以上の通りです。初心者の多くは空気を入れすぎるor入れなさすぎるをやらかします。

 

重症患者は「この硬い乗り味がおれの好みだ!」や「高圧こそがロードだ!」などと強がりますが、座骨や尾てい骨やケツの穴は正直です。痔は嫌だ!

 

  • 空気を定期的に入れる
  • 適正空気圧を守る

 

この二つを怠らなければ、自転車初級者を卒業できます。でも、けっこうな人がこれをやらない。ママチャリユーザーの9割は定期的な空気入れさえしない・・・

 

ロードバイクのタイヤ幅多彩化

 

機材スポーツの宿命でロードバイクはテクノロジーとトレンドのおかげで一昔前より細々と分化します。リムブレーキの衰退とディスクブレーキの勃興は数年来の一大事件でした。

 

タイヤのトレンドも従来のロードバイクのイメージを打ち壊すようにどんどん幅広になります。20mm、23mm、25mmの時代があって、28mmの世紀が到来しました。

 

で、適正空気圧はタイヤで決まります。タイヤ幅が変われば、それも変わります。

 

2barのタイヤ幅60mm

2barのタイヤ幅60mm

 

旧式な23mm幅と現代的な28mm幅の差は5mmです。幅の変動はたったの数ミリですが、容積の変動は数十パーセントになります。

 

このため28mmのロードタイヤの適正空気圧は5-7barくらいになります。23mmの7-9barより数値的には低圧のグニョグニョですね。しかし、28mmタイヤの適正値はそうなります。

 

保守派は「28mmはロードの太さじゃない! クロスバイクじゃないか!」とか「あの太さは生理的にだめだ」と言いますが、テクノロジーとトレンドは残酷です。

 

所詮、タイヤの太さも何もかも一過性のものです。特定の機材や一定の数値に普遍性はありません。

 

それから、タイヤのサイズ(インチ数)は太さほどに空気圧に影響しません。小径車の20インチホイール用の23mmタイヤの空気圧はやはり7-10bar程度です。

 

Panaracer Minits Lite Plotite sheild 23 451

Panaracer Minits Lite Plotite sheild 23 451

 

また、リムにも空気圧の限度があります。これは手組ホイールの定番モデル、MAVIC OPEN PRO USTリムの表記です。

 

MAVIC OPEN PRO USTの最大空気圧

MAVIC OPEN PRO USTの最大空気圧

 

リムのサイズが”622×19″とあります。つまり、内幅は19mmです。推奨タイヤは28mmですね。

 

そして、USTはチューブレスモデルですから、チューブ入りモデルより空気圧の上限は低くなります。MAX 6BARが最大です。

 

これを旧式のロードタイヤの感覚で7BARにしても、さほどの影響を感じません。しかし、理想の性能はこの数値内で発揮されます。

 

路面状況で空気圧を変える

 

ロードバイク乗りは一定のコンディションでのみ走ります。ホビーライダーは特にそうですね。荒れ地や雨天には積極的に実走しない。ためにタイヤの空気圧をライド中に変えるということをしない。

 

他方、マウンテンバイク乗りは一回の実走で普通に空気圧を弄ります。舗装路では高めに、未舗装路では低めに、下山後に空気を少し足すetcetc…

 

空気圧をギリギリまでさげる

空気圧をギリギリまでさげる

 

上記のように空気圧を下げると、グリップとトラクションを稼げます。木の根に弾かれない、岩場で滑らない、コーナーで粘れるとかの効能を期待できる。

 

DHの様子

DHの様子

 

ロードタイヤも同じです。空気圧を下げると、グリップを稼げます。コーナーの安心感が増して、ガタガタが少し和らぎます。高圧カンカンタイヤはちょっとした砂利やノイズでつーと滑走しますから。

 

砂浮き

砂浮き

 

大雨の後の砂浮き、残雪、湧き水、落ち葉などのイレギュラーは日本の山には割と多めです。こういう障害物は変形しないカチカチ高圧ロードタイヤの弱点です。

 

逆にきれいなサイクリングロード、競技用のトラックなどではカチカチタイヤが最大効力を発揮します。

 

武庫川サイクリングロード

武庫川サイクリングロード

 

こんな理想的路面はなかなかありません。公道、車道、山道の路面は意外とアバウトでルーズですから。

 

個人的な最凶路面はアイスバーンです。シュワルベとかの自転車用スパイクタイヤが必要です。

 

2018年2月五月山ドライブウェイ勝尾寺方面下り

2018年2月五月山ドライブウェイ勝尾寺方面下り

 

まあ、御覧のように自動車が溝にハマりますし。

 

空気圧メーター付きフロアポンプを買う

 

スポーツバイクのタイヤの空気圧は乗り味の要です。これを制する者が自転車を制します。ママチャリのようは感覚頼み、勘頼みはやや不安です。

 

ということで、自転車乗りは何より優先して、空気圧メーター付きの空気入れ、フロアポンプを買いましょう。これが圧倒的に最優先な家庭用の自転車工具です。

 

パナレーサーのやつがド定番です。イメージ写真は黄色ですが、黒もあります。

 

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