650Cのクロスバイクやロードバイク 女子や小柄な人向けにちょっと脚光

現状のロードバイクのホイールサイズはおおよそに700Cです。フレームにはXXS-XXLまでのサイズ展開がありますが、ホイールのサイズはほぼ700Cオンリーです。

 

ちなみに700C=ETRTO 622=29erです。厳密には英仏規格のWOとアメリカ規格規格のHEがあります。互換性はまちまちです。まあ、そう神経質なもんじゃない。たかだかチャリですから、ははは。

 

リムのサイズ記載

クロスバイクのリムのサイズ記載 ETRTO 622 x 19

 

うーん、ぼろホイールだあ。

 

で、650ホイールはこの700C=622より小さいホイールサイズになります。なやましいのが650内のサイズ展開です。650には三つの大きさがあります。650A、650B、650Cです。

 

A > B > Cの順でホイールサイズが大きくなります。それぞれのETRTOは590、584、571です。これらはともに650サイズのホイールですが、ノットコンパチブルです。

 

すこし前までスポーツバイクの650ホイールは絶滅寸前の希少種でしたが、2010年以降にMTBのホイールのトレンドががらっと変わって、27.5インチ=650b規格が一気にスタンダードになりました。

 

さらに2015年以降には26プラスや27.5プラスや29プラスなどの3インチ級のいわゆるセミファットタイヤが出て来て、もう2年ごとにトレンドをがんがん塗り替えます。

 

セミファットタイヤ比較図

 

じゃあ、ホイール径よりリム幅がキモです。

 

ちなみにママチャリやシティチャリの26インチ=ETRTO590=650Aです。

 

アジア向けの企画で復活の兆しを見せる650Cホイール

 

スポーツバイクの本場は欧米です。機材の基準は欧米人、とくに白人の体格に基づきます。つまり、成人男子平均身長177cm、股下85cmとかです。

 

これが欧米のMサイズです。洋物ブランドのジャケットやズボンが日本人にすぱっと合わんのはあたらまえですわね。

 

日本人の体格はこの数十年でほぼ変わりません。食い物はもう変わりませんし、運動時間は増えませんし。公園でDSする子供の身長はそうそう伸びませんわ。

 

時代が進めば、体格が良くなって、身長がずんずん高くなる! てのは完全な思い違いです。そんなに無限に背は高くなりません。171cm前後がジャパン男子の平均身長のリミットのようです、うえーん。

 

実際、カロリー摂取は昔より低水準です。直近ではバブル期に青少年時代を過ごした人の体格が最高値です。良い物を食って、そこそこ運動したんや~。

 

女子の平均は158cm前後です。160cmの壁はハードみたいです。人種的、環境的な限界でしょう。

 

で、ロードバイクの暗黙の推奨サイズはだいたい160cm~です。欧米系女子のXSサイズです。これ以下のサイズはほとんどイレギュラー扱いです。

 

すなわち、アジア圏の平均的なサイズの女子はロードバイクに向きません。しっくり来るのはママチャリや折り畳みやミニベロです。

 

やまとなでしこと26インチサイズの軽快車とのマッチングはえぐいシンクロ率です。

 

 

エヴァ初号機と碇シンジてなものです、ははは。

 

一方のロードバイクのシンクロ率はなかなか高くなりません。各ブランドは小さめサイズや女子モデルをそこそこ投入します。しかし、いずれがフレームやステムやサドルでの付け焼刃的な調整になります。

 

たしかにフレームサイズが小さくなれば、女子の体格にはマッチします。しかし、もう一個の大事なパーツのホイールとのちぐはぐさが浮き彫りになります。

 

下のArgon18の在庫限りの特価車は逆のパターンです。でっかいXLフレームに700Cホイールです。

 

Argon 18 Krypton Ultegra 11 Carbon Road Bike 2015
Argon 18 Krypton Ultegra 11 Carbon Road Bike 2015
定価 388947円
割引 48% = ¥188948円
特価 199999円

※2017/03/08 15:16:44のCycling Expressの価格

 

フレームとホイールのアンバランスさが際立ちます。ビジュアルがのっぺり間延びして、野暮ったく見えちゃいます。冴えない課長のでっかいダボダボスーツみたいに、ははは。

 

同モデルのS-Mサイズと700Cホイールのイメージがこんなです。

 

Argon 18 Krypton Ultegra 11 Carbon Road Bike 2015
Argon 18 Krypton Ultegra 11 Carbon Road Bike 2015
定価 388947円
割引 48% = ¥188948円
特価 199999円

※2017/03/08 15:16:44のCycling Expressの価格

 

収まりのよさが一目で分かります。しゅっとしたおしゃれなモテモテの課長です。ステキ!

 

小さめフレームの700Cホイールの組み合わせはこれと逆に寸詰まり風になります。フレームがタイヤに埋もれる感じですか。

 

うちのXSフレームサイズのクロスバイクはその系統です。47cのタイヤサイズがあいまって、フレームがかなり窮屈です。まあ、こいつは実用系のお買い物チャリですから。

 

giant-roam3-ver9

GIANT ROAM3 ver9

 

が、女子的にはホビー用品やスポーツ用品のトータルコーディネートが落ちるのはベリーCONSでしょう。

 

女子にはこうゆうアイテムさえがでっかいアクセサリみたいなもんですし。速く走れれば良い、遠くまで行ければいい、てもんじゃない。

 

イビツさが生理的に受け付けない、なんかヤダわ・・・となると、楽しいものが楽しくなくなります。せっかくの高いロードバイクだのに!

 

そんな要望が天に届いたか、いくつかのブランドが650Cホイールのしゅっとしたオンロードバイクを出します。代表がTERNのクロスバイクRIPです。

 

 

TERNはアメリカの折り畳み自転車屋さんです。2011年のデビュー以来、面白いバイクをつぎつぎ出します。

 

このTERNと東京のデザイン事務所のKittdiesignのコラボプロジェクトがRoji Bikesてものです。RIP、Clutch、Gream、Ralleyの4モデルはことごとく650cホイールのクロスです。

 

TERNはこうゆうマイナー規格の活用に積極的です。看板の折り畳み自転車にはSRAM XDドライバーを搭載した10-42Tの11速フロントシングルモデルTern Verge X11みたいなのがありますし。

 

ほかに同日本ブランドのしにせのアラヤやマルイシが650系をしますが、この両社のチャリはややクラシカルスタイルです。復古的懐古主義的な650です。イマドキのおしゃれっぽさではTERNに劣ります。

 

女子&小柄な人はTERNに注目しましょう。折り畳みも面白いですしね~。