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YouTubeのカメラはスマホ、一眼、GoProのどれがおすすめか? 動画投稿初心者向けに解説

屋内の撮影ではデジタル一眼、屋外ロケではアクションカメラ、手軽なライブ配信ではスマホがおすすめです。

ぼくはスマホで始めて、すぐに限界を感じ→パナソニックのデジタル一眼→GoProを次々と買い足しました。

GoPro HERO 7
GoPro HERO 7

正直、撮影機材の優先度は用途と環境に寄ります。『おすすめのカメラ』はYouTubeのチャンネルのカテゴリで異なります。

自転車YouTuberのカメラの選択はなかなか難しいものです。

初心者YouTuberにおすすめのカメラ

YouTubeのコンテンツは動画です。動画は画と音と光から成ります。この三大要素のバランスが大事です。高級カメラ=上質なコンテンツではありません。

解像度の呪い

機材の初心者はスペック上の数値しか見ません。とくに解像度はビギナー泣かせです。実際問題、趣味のYouTubeの動画投稿にはそんな高解像度の動画は不要です。

2021年現在、4Kや8Kはまだ現実的でありません。

現状の解像度の基準は1920×1080のFHDです。これは最近の撮影機材、ビデオカメラから格安スマホの範疇にあります。

超スローや超解像度の専門チャンネルはたしかにありますが、このようなジャンルはカメラの入門者、動画の初心者には非現実的です。

つまり、駆け出しYoutuberが最初にすることは カメラ選びの要素から解像度を外すことです。代わりに手振れ補正機能、センサーサイズ、撮影時間、マウント、アクセサリなどに目を向けましょう。

スマホで始めるYouTuber

現代人の大半は簡易な撮影機材を常備します。スマートフォンですね。内と外の二台持ちだ。

スマホで動画
スマホで動画

スマホのカメラの解像度は十二分です。3万前後のミドルスペックのスマホがFHD、4Kに対応します。静止画の画質はコンデジを軽くしのぎます。

おかげで既存のカメラメーカーが大苦戦します。ソニー以外は青色吐息だ。

ちなみにぼくもスマホで動画を撮り始めました。理由は単純です。撮影機材がこれしかなかったから。初期の撮影スタイルはこの通りです。

スマホで動画 三脚なし
スマホで動画 三脚なし

三脚すら使わず、適当なものに立て掛けて、室内撮りから屋外ロケまでしました。下の画像はそのスマホ撮影の動画素材からのキャプチャです

スマホでロケ
スマホでロケ

フォーカスが少し単調でしょうか? いや、その前に現場でスマホが頻繁につるつる滑って倒れます。この運用方法はおすすめではありません。三脚は必須です!

最新のハイエンドのスマホには手振れ機能や優秀なセンサーが標準で付きます。IPhoneだけでYouTubeの活動は可能です。三脚は必要ですが。

私は二ヶ月目にデジタル一眼、三ヶ月目にGoProを購入しましたから、このスマホ撮影を卒業しました。ただし、サムネイルの撮影やストーリー作成にはこちらを良く使います。

手軽で脆弱なスマホカメラ

スマホ撮影のメリットは圧倒的な手軽さです。デメリットは機材的な繊細さ、脆弱さです。アクティブな撮影シーンにはスマホは不向きです。

マウンテンバイク
マウンテンバイク

マウンテンバイクの一人称視点の撮影はロケの中ではハードな部類です。カメラはときどき落下し、雨に打たれ、泥を被り、吹っ飛びます。

このようなシーンでは機材の頑丈さが重要です。その点、GoProのようなアクションカメラはタフです。

『アクション』はタイトル詐欺ではありません。スマホは機材的には繊細で脆弱です。ことさらにパネルが弱点だ。

屋内収録や固定撮影がメインであれば、このデメリットはなくなります。「スマホで撮影して、無料ソフトで編集する」という流れでYouTuberの気分を手軽に味わえます。

中途半端なビデオカメラ

一昔前まで動画入門用の機材はビデオカメラでした。が、これもコンデジと同じくスマホに立場を奪われます。

現にぼくはビデオカメラを選ばず、デジタル一眼とアクションカメラを購入しました。もうこのジャンルはスマホからの移行の第一候補ではありません。

ビデオカメラは機材的に完成系です。大幅に進化しませんから、面白みに欠けます。カメラ界の話題にならない。さらにデジタル一眼やGoProほどに特化型ではない。全体的にぱっとしない。

メリットは手軽さですが、これはスマホの特性と被ります。手持ちのビデオカメラを使うのは経済的ですが、動画撮影のためにわざわざ新調するのは非経済的です。

主力のデジタル一眼、ミラーレス

デジタル一眼やミラーレスは本質的には静止画撮影用のカメラです。カメラの本体に別売りのレンズを装着して使用します。いわゆる本格カメラです。

デジタル一眼カメラ
デジタル一眼カメラ

完全な初心者は本体とレンズが別々に分かれることすら知りません。私がまさにそうでして、本体だけを買って、「レンズないやん!」と大騒ぎしました。

暗所に強い


デジタル一眼やミラーレスの最大の特徴はセンサーの大きさです。少ない光量ではっきり撮れる。つまり、室内撮りに最適です。

上のGH5Sは動画専用機の異名を持つPanasonicのミラーレス一眼カメラです。センサーがとくに優秀で、暗所をらくらく映します。

見出しと切り抜き
見出しと切り抜き

このサムネイルの元素材は静止画でなく、動画からのキャプチャです。薄暗い中でカバンの濃い紫色や自転車の車体とロゴのコントラストがはっきりでます。

スマホやGoProのセンサーはこの域には達しません。静止画は及第ですが、暗所の動画は顕著に劣化します。

スマホやアクションカメラはそもそも小型機材です。内蔵のレンズやセンサーは必然的に小さくなります。暗所の撮影には不向きです。

「こんな夜中には屋外で撮影しないよ」

無論、これは極端な例です。が、動画撮影を始めるとすぐに気付きます。室内、屋内は決して明るくありません。そう、一般的な家庭用の蛍光灯は撮影には力不足です。

これはうちの初期の動画のあるシーンです。機材はスマホ、照明は部屋の蛍光灯です。

スマホで室内撮影
スマホで室内撮影

価格が高い、設定が難しい

デジタル一眼やミラーレスのデメリットは大きさ、価格、設定の難しさです。ぼくは要所の定点撮影のためにこのデジカメと三脚をロケに持参します。

これをリュックに担いで100km走ったり、オフロードで遊んだりするのはまあまあ大変です。実際、一個目のパナソニック・ライカの10万円のレンズは無茶なライドで壊れた。

それから、上述のように本格カメラは本体とレンズに分かれます。機材の出費はオールインワンのコンデジやスマホより嵩みますね。

また、ISO、ホワイトバランス、シャッタースピードのような専門用語、商品の専用機能が初心者には重荷です。GH5SのPDFマニュアルは数百ページに及びます。

30分撮影縛り

ミラーレスやデジカメは本質的には静止画撮影用機材、写真機です。長時間の動画の撮影はイレギュラーな用途です。

このため多くのメーカーの機種は30分の動画撮影にしか対応しません。録画が30分の時点でばっさり一時停止します。

しかし、PanasonicのデジカメやSONYの一部のモデルにはこの30分縛りがありません。

もちろん、ぼくのGH5Sは30分以上の録画に対応します。このモデルはもともと『動画撮影機』ですから。

屋外ロケにはアクションカメラ

カメラの手振れ補正機能はすでに標準装備です。デジタル一眼、ミラーレス、コンデジ、スマホにさえ搭載されます。

が、これらのカメラの撮影には保持や固定が不可欠です。三脚がないと、画が途端に乱れる。しかも、動画の手振れは非常に不愉快です。3D酔い、画面酔いの原因になります。

従来のカメラは動きながらの撮影には不向きです。手振れ補正は手振れ補正であって、体振れ補正ではない。

これらで快適な画を撮ろうとすると、スタビライザーやジンバルを使わねばなりません。ゆっくり歩く動作さえがカメラの手振れ補正にはオーバーアクションです。

そんなときにはウェアラブルな撮影機器、アクションカメラが役立ちます。代表作はGoProです。

GoPro
GoPro

ウェアラブルカメラ、アクションカメラは端的には『手で持たない小型の頑丈なビデオカメラ』です。手ぶらが基本です。

固定場所は多彩です。身体に付けたり、車体に付けたり、リュックのストラップに付けたり、ドローンに付けたり、カメに付けたりと。

ベルトマウント
ベルトマウント

これは悪ふざけではありません。このマウント位置からのアングルはアクティブな良い画になります。

現行のアクションカメラにはデジカメやスマホのカメラより強力な手振れ補正機能があります。これで厄介な縦揺れはほぼ消えます。

mtbRIDE
mtbRIDE

スマホやデジカメでこの画は無理です。一枚の静止画はこのレベルになっても、連続の動画は異常に劣化します。補正が振れに追いつかない。

また編集ソフトで後発的に行う手振れ補正は非常に重い作業です。CPUとGPUとメモリがカリカリ泣きます。

動きながら動画を撮るなら、アクションカメラの導入を検討しましょう。ロケの捗り方が違います。GoPro、OSMO、insta360などが安定です。

アクションカメラの特徴

GoProなどのアクションカメラの特徴は以下の通りです。

  • 小型
  • 頑丈
  • お高め
  • バッテリー食い
  • パンフォーカス
  • 熱に弱い
  • 暗所に弱い

本体が小型ですから、バッテリーも小型です。純正バッテリー1個で撮影できるのはせいぜい90分です。予備バッテリーやモバイルチャージャーは必須です。

防水・防塵の副作用で発熱はすぐに籠ります。夏場の炎天下では本体がよくバグって落ちます。

アクションカメラや360度カメラのフォーカスはフルオートです。画面内の全部の対象に満遍なく焦点が合います。これが『パンフォーカス』です。

ゆえに特定の対象をピンポイントで切り取るような撮り方は不可能です。旧来のカメラ好きが異常に愛好する『背景ボケ』は根本的に無理です。遠景も近景もボケない。

夜間撮影は苦手

夜間はアクションカメラのとくに苦手なコンディションです。本体が小型ですから、レンズもセンサーも小型です。

静止画の夜間撮影モードはこんな感じです。ちなみにコンディションは完全消灯の室内+パソコンディスプレイの明かりです。

GoPro夜間撮影
GoPro夜間撮影

静止画はまあまあでしょうか。ただし、動画はこれより劣化します。とくに光が少ないと手振れ補正が実際に振れに追い付きません。

こちらは夜間撮影の動画からの切り出しです。

GoPro夜間動画
GoPro夜間動画

場所は大阪の都心部です。左に『御堂筋』の標識がありますけど、文字がはっきりしません。夜間撮影は苦手です。

ということで、夜の繁華街の街ぶらなどを撮るなら、デジカメ+ジンバルという装備に落ち着きます。カメラは本当に適材適所です。

YouTubeにおすすめのカメラは?

結局、おすすめの一台は人に寄ります。チャンネルのジャンル、動画のコンセプトで最適のカメラは異なります。

が、最初の一台は文句なしにスマホでしょう。これで動画撮影に慣れて、デジカメやアクションカメラに移行しましょう。

スマホ撮影のフルオート設定を手動に切り替えて、ホワイトバランスとかISOとかシャッタースピードとかの用語をおさらいすると、後で楽になれます。