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YouTube毎日投稿は有利か? 配信を習慣化するコツやその結果と副作用


YouTube初心者には毎日投稿&100日100本アップロードがおすすめです。YouTuber的基礎体力が爆発的に伸びます。

そして、毎日投稿はそう難しいことではありません。でも、動画のアップロードだけでチャンネルが成長しないのも事実です。YouTubeはコミュニティですから。

チャンネル運営が軌道に乗って、コミュニティが盛り上がると、毎日投稿の副作用が徐々に表面化します。

YouTubeの毎日投稿がおすすめされる訳

YouTuberの投稿日はお店の営業日のようなものです。コンビニのように年中無休で動画をアップロードすれば、シンプルに来訪者を増やせます。

ですが、毎日投稿はチャンネルの成長に不可欠ではありません。現に不定期投稿で凄い再生数と登録者数を稼ぐYouTuberはたくさんいます。

営業日数=売り上げではありません。開店休業の寂しい商店はあちこちにあります。やみくもに店を開けても、良い商品を出さないと、ユーザーを取り込めません。

でも、良い商品、良い動画だけでチャンネルは成立しません。キャラクターやコミュニティーが合わさって、快適な空気が保たれます。

とはいえ、YouTube動画の初心者には毎日投稿はおすすめです。むしろこの時代に毎日投稿しないでいつするの?!

維持は可、成長は不可

YouTuberの最大の恐怖は再生数と登録者数の減少です。究極的には『表現者として忘れられる』ことです。心の中のクリエイターな自分が打ち砕かれます。

でも、YouTubeの利用者は膨大ですし、システムは有機的です。何某かのコンテンツがチャンネルにあれば、完全な忘却はそう起こりません。ユーザーはちらほらと訪れます。

また一度チャンネル登録した利用者はわざわざそれを解除しません。理由は簡単です。登録の解除が面倒だから。

結果、再生数とチャンネル登録者数は一定の水準で維持されます。もっとも、臨時休業が長引けば、非アクティブなアカウント=死垢が増えて、アクティブアカウントは実質的に減少しますが。

そして、この長期の臨時休業状態ではチャンネルの維持は可ですが、成長は不可です。何で店を開けずに売り上げを上げられます? 優秀な自販機のような大ヒット動画がある?

こちらはうちのサブチャンネルのデータです。ジャンルはゲーム実況、更新は不定期、登録者数は約300人…と、中途半端な趣味系チャンネルの見本のような有様です。


2か月間動画投稿を止めたチャンネルル
2か月間動画投稿を止めたチャンネル

グラフの下の再生マーク、4や2の数字がその期間の動画本数です。2019/12/9前後に2本の投稿がありますね。そこから2020年2月現在まで新しいアップロードはありません。

それでも、12月以降の再生数は緩やかに上下しながら、50-100の間で推移します。勿論、この間に動画投稿以外のSEO強化やチャンネルカスタマイズはありません。完全放置。

マイナスの谷は多くありません。2020年以降の40日前後の登録者数は+19人です。つまり、+0.5人/1日だ。更新停止は表面上の登録者数には劇的なネガティブ要因ではない。

ユーザーは基本的に登録を解除しない

上記のように一度チャンネル登録したユーザーはわざわざ登録解除しません。あなたが魅力的だから? いいえ、解除が面倒だからです。

ブラウザのブックマークの整理は半年に一回、一年に一回でしょう? 我々はお気に入りのリストをたまにしか見直しません。それと同じです。

登録者は更新停止では劇的に減りません。上図のように表面的にはじわじわ微増します。配信者のサボりは日常茶飯事です。それはそんなに強い要因ではない。

登録者を劇的に減少させるのはもっともっと強烈な事件です。炎上や不祥事。運営者がそのような強いアクションを起こさなければ、ユーザーもそれに応じません。

『チャンネル登録の解除』は視聴者的には高コストな行為です。彼らはただでは動かない、良い方にも悪い方にも。

HUNTER x HUNTERの更新頻度

週刊少年ジャンプで連載中の『HUNTER x HUNTER』という漫画があります。作者は富樫義弘先生です

作富樫先生は『とんだバースディプレゼント』で漫画家デビューし、『てんで性悪キューピッド』で初連載、代表作の『幽遊白書』でジャンプ黄金期を支えました。

先生は大ヒット作家となった今でもジャンプに『HUNTER x HUNTER』を鋭意連載中です。ちなみに奥さんはセーラームーンの作者の武内直子先生です。

さて、この『HUNTER x HUNTER』は1998年から続く長期連載漫画です。ジャンプ内でこれより古い連載はONE PIECEばかりです。

ONE PIECEの連載開始は1997年の34号です。今日の時点で単行本は95巻に達します。空前の大長編漫画です。

一方のHUNTER x HUNTERはその翌年にスタートします。でも、今日の時点で単行本は36巻しかありません。

休載の理由と読者の反応

HUNTER x HUNTERの巻数の少なさはひとえに休載のせいです。この作品は週間連載のルールを無視して、たまに月間になったり、ときに年間になったりします。最長休載期間は2年2ヶ月です。

HUNTER x HUNTERの休載はファンの間では有名です。いや、半ば社会常識と化します。念、複雑な描写、休載がHUNTER x HUNTERだ。

「富樫仕事しろ!」というフレーズも非常に有名です。しかし、富樫先生はすでに大ヒット作家で億万長者です。働かなくても食いはぐれない。

では、なんで富樫先生はペンを取り続けるか? それは読者を喜ばせるため、面白い漫画を世に出すためです。

休載の理由は不明です。ネットゲームにハマった、同人誌作成で遅れた、いろいろな噂が飛び交います。

「富樫先生は神経質な人で、アシスタントと一緒に仕事をできないから、基本的に一人で作業する。ストーリーからネームから背景から人物からラフからペン入れまで。せいぜい奥さんの武内先生にしかサポートを頼まない。あの制作スタイルでは週間連載がそもそも無理だ。疲労が溜まると、絵柄がグロくなる。キメラアント編が良い例だよ」

これも単なる噂の一つですが、富樫先生のイメージと完璧にマッチします。

このHUNTER x HUNTERはたびたび休載します。週刊誌の連載漫画としては模範的優等生ではありません。

でも、ジャンプは得意の打ち切りをしませんし、他の先生も文句を言いません。読者は再開を心待ちにして、単行本を買います。

何故ならHUNTER x HUNTERが抜群に面白い作品だから。いや、HUNTER x HUNTERはもう従来の漫画の域に留まりません。HUNTER x HUNTERはサブカルチャーの嚆矢です。

このようなコンテンツの作者にはユーザーはおおらかです。

毎日更新のメリット

さて、初心者は最初からトップクリエイターのようには高品質なコンテンツを生み出せません。充電期間? あなたは富樫先生ですか?

駆け出しYouTuberの更新停止はただのサボりです。それは充電期間でなく、引退への序曲です。変な言い訳を止めて、さっさと動画をアップしましょう。

100本アップで一石三鳥

人間はなにかの切っ掛けで新しいことを始めます。それを習慣化して、生活に組み込めば、自然に継続できます。動画投稿もしかりです。

そして、物事の上達には回数が不可欠です。仮に思い付きで数本の動画を作って弄ってアップしても、人気YouTuberやトップクリエイターにはなれません。

  • 動画投稿の習慣化
  • コンテンツ作成のスキルアップ
  • YouTubeチャンネル運営の1クールのノウハウ

初心者はこの三つを達成するために100本の動画を上げてみましょう。100本=100日=三ヶ月強です。とにかく習慣化はOKです。

コンテンツ作成のスキルアップはセンスやコストに寄りますが、作業スピードは飛躍的に向上します。最初の三ヶ月の成長は爆発的で、以降の伸びは逆に鈍化します。

また三ヶ月で放送業界の1クール、四半期が終了します。季節のネタとニーズががらっと転換します。このトレンドの転換点は対応力のテストにぴったりです。

しないことを見極められる

初心者や兼業配信者には毎日投稿はタイトなものです。時間とリソースは有限です。効果的にチャンネル運営をしないと、底辺YouTuberからなかなか抜け出せません

が、タイトなスケジュールは悪いものではありません。この環境下では『しないこと』を見極めて、優先順位を容易に付けられます。

例えばテロップはユーザービリティには大きく貢献しますが、再生数や登録者数には大きな影響を与えません。

例えばBGMの挿入は特定の層には受けますが、別の層には受けません。大半の利用者は音楽的趣味の押し売りを嫌います。音楽の選別や音量調整がまた大変だ。

例えば過度の高画質動画は編集ソフトの処理を遅らせ、YouTubeサーバーを圧迫し、視聴者のパケットを貪ります。その設定は4Kの無駄遣いじゃありませんか?

このテロップ、BGM、4Kは三大時間泥棒です。高コスト・低リターン。全部を一遍に実践しようとすると、さっきの富樫先生モードにハマります。

毎日投稿のデメリット

毎日投稿、連日配信はチャンネル成長の近道です。100日100本でYouTuber的基礎体力が備わります。

一方、副作用的デメリットもおのずと発生します。時間の不足、予算の枯渇、体力の限界、ネタ切れは常に付きまといます。

それから、毎日投稿スタイルでは動画が急速に増えます。反省や分析は往々に追い付きません。結果、ネタがたまに被る。

うちのメインチャンネルは自転車動画です。過去のママチャリの改造動画が割と好評ですから、緊急時にはこいつが倉庫からたびたび引っ張り出されます。

『パンク修理』や『チェーンの交換』みたいに普遍的なハウツー系、ノウハウ系のネタの適正本数は基本的に”1″です。SEO的観点では1動画/1キーワードですか。

シリーズものはこの限りではありません。

コメントの管理

毎日投稿では配信者と視聴者の関係性が近くなって、コミュニティが活発化します。すると、ちらほらと出てきます、アンチや荒らしやスパムが。

YouTubeの主なコミュニティ機能は評価、チャット、コメントです。評価はシンプルですし、チャットは瞬間的です。

さて、コメントはどうでしょう? 一番に荒れます。コメントの野放しは危険です。→YouTubeコメントのアンチや荒らしの対策方法 スルーは本当に正解?

通常のコメントは非常な励みになりますし、まれにネタやテーマに発展します。私もファンのコメントからたくさんのヒントを得ました。

最近の成果物がこちらです。ステッカーと缶バッジ。

チャンネルアイコン by ファン
チャンネルアイコン by ファン

一人のファンの方がこれらのデザインデータを無償で提供してくれました。ついでにチャットの絵文字やチャンネルアイコンもこちらの方の提供物です。これがコミュニティの力です。

と、このようにコミュニティはチャンネル運営を日に影にサポートします。が、その管理にはリソースが必要です。

うちのメインチャンネルの登録者数は約13000人です。で、公開動画には20-100件のコメントが付きます。

幸いアンチや荒らしやスパムはほとんど来ません。スパム的なものは全体の0.1未満です。99.9%がポジティブな感想や声援です。

これらのコメントに目を通すのは簡単ですが、一つ一つにコメント返しするのはなかなか大変です。

一つのコメントのコメント返しに30秒を掛けるとしましょう。30秒x50コメント=1500秒=25分です。

チャンネル登録者数がさらに増えれば、コメントがさらに増え、コメント返しの手間もさらに増えます。個人的には100件/1日がギリギリですね。

  • めぼしいコメントにのみ返信する
  • メンバーシップ会員のコメントを優先する
  • ハートマークで対応する
  • いや、おれは全部にコメント返しする!

自分の中で線引きをしないと、コメント返しの重圧に潰されてしまい兼ねません。それは本末転倒です。

勿論、コメント返しの是非やコメント機能自体のON/OFFはチャンネルのスタイルや配信者のスタイルに寄ります。

YouTubeの毎日投稿のまとめ

初心者は毎日投稿で動画アップロードを習慣化して、基礎体力を付けましょう。タイトな環境では『しないことを見極める』のが大事です。

HUNTER x HUNTERクラスのコンテンツを作れる天才クリエイターにはこのスタイルは必須ではありません。ファンはおおらかに待ちます。

コメントの野放しは危険です。どんな優良チャンネルにもアンチや荒らしはやスパムは沸きます。

ファンのコメントは運営者をときに助けますし、ときに悩ませます。