リアディレイラーのアウターケーブルのルーティング 長さは何cm?


オンロードバイクとオフロードバイクの要所要所の調整方法はちょくちょくことなります。代表は変速関係のメンテナンスです。

 

ためしに40Tオーバーのでかいギアのスプロケに『プーリー上下を垂直にする』方式を使うと、最大ギアでチェーン長にことかきます。『2リンクを足す』方式が正解です。

 


ひさびさロードのルーティング

 

で、ひさびさのロードバイクのメンテナンスでケーブル類の勝手のちがいにとまどいます。MTBみたいなフルアウターが標準じゃない。

 

ケーブル内装の穴

 

フレームの上下チューブ内のルーティングは内装で、インナーむき出しになります。シフターとブレーキのいずれがそうです。

 

まあ、上の図みたいにグロメットのアウター受けを外せば、ふつうにフルアウター化できます。でも、ケーブルの重量がすこしかさみます。

 

アウターの外側は鉄線です。

 

複数直線のシフターと単線螺旋のブレーキ

 

非鉄のアウターはイレギュラーです。一例に岸和田のニッセンケーブルがアルミのブレーキアウターを出します。税込み7128円です。ひょえー!

 

こうゆう特殊なものを使わないなら、物量作戦でしか軽量化できません。減らせるところを減らす。完成車6kgアンダー、サブロクバイクのためにはじみちなダイエットが必要です。

 

ざっくりとシフターアウターは5g/10cm、ブレーキアウターは10g/10cmです。

 

で、リアディレイラーです。

 

ノーケーブルのリアメカ

 

メカは廃版のCampagnolo Athena 11sです。ロードのパーツ的には二世代か三世代前の製品にあたります。オーソドックスなロードバイクのリアディレイラーです。

 

機械式のケーブルの取り回しは変速性能にじかに影響します。てか、ケーブルはれっきとした機材の一部です。それなしではシステムが働かない。

 

ケーブルをわらうものはケーブルになきます。神経や血管のようなものだ。実際、ブレーキフルードの交換は英語では”Bleed”です。これは『出血』を意味します。

 

シフターアフター

 

これでリアメカのルーティングをしましょう。

 

ケーブルの長さを決める

 

リアメカのアウターのルーティングのポイントはケーブルの長さと曲がりです・・・て、むずかしく意識せずに、直感でテキトーにカットして、ポン付けしました。

 

ながすぎ

 

あきらかにながすぎです。カーブがおおきくふくらんで、びよんてします。見た目的に機能的にこれはかんばしいもんじゃありません。

 

外装のケーブル類は車体の外観に線のながれを作ります。これがぐちゃぐちゃになると、全体の印象のスマートさがうせます。下記は悪い例の中の悪い例です。

 

ロードバイクをフラットバー化

 

フルオープン・フルフリーダム・ルーティングです。ケーブルがだっるんだるんの野放図あばれはっちゃくです。0点のルーティング。

 

しかしながら、メンテナンス性はベリーグッドです。フル外装 < セミ内装 < 完全hiddenインテグレーテッドの順でメンテ性はわるくなります。

 

最近のフル内装のエアロディスクロードはそのへんを考慮します。

 

GIANT PROPEL DISC

 

初期のエアロロードのメンテ性はすでにわらいばなしです。TREKのエアロとか、MADONEとか、パカパカ窓の速いやつとかです。

 

旧式リアメカは神経質

 

リアメカに戻りましょう。ステーにアウター受けを挿入して、ぱっつんしました。

 

まだながい

 

うーん、だらしなさが消えません。このカーブがわりに目立ちます。MTB系のメカのここはもっとスマートです。

 

フレームエンド

 

注目はメカ側のアウター受けの位置です。これが後ろ側を向かず、斜め横を向きます。これはSRAMのメカですが、シマノシャドータイプもこのタイプです。

 

で、こんなふうにきゅうくつにアウターを通しても、変速不調を起こしません。むしろ、ステーのケーブルの出口とメカのアウター受けから旧来のU字カーブがむりです。

 

現行の御三家のロードのリアメカはこのMTBのシステムを取り入れて、ルーティングの自由度にすぐれます。カンパの12速レコードのメカもこの方式です。

 

対象的にうちの旧式のアテナのメカのアウター受けはくだんのように真後ろにあります。ケーブルの長さを適正化しないと、変速不調を起こします。

 

こぶしひとつの31cm

 

ケーブルカッターでパツパツパツてやって、ここまで切り詰めました。

 

こぶしひとつのU字

 

おおらかな目安は『こぶしひとつ』です。そして、メカとステーのアウター受けのエンドキャップがきゅうくつじゃないか。

 

ここがきゅうくつだと、樹脂系のキャップはべきって割れます。キャップなしは論外です。経年でアウターの被膜がちぢんで、はしっこの鋼線がむきだしになります。劣化とさびのもとだ。

 

細かい人はストレスのかかり具合を見て、樹脂とアルミのキャップをつかいわけます。あいにくとうちには樹脂系のチープなキャップしかありません。

 

数値の目安は30-32cmです。これの実測は31cmでした。

 

31cm

 

こぶしひとつ、目視のフィーリング、推奨の数値が一致します。これがベターな長さでしょう。

 

ケーブルカッターを使おう

 

ケーブルのルーティングには専用のカッターを使いましょう。ふつうのニッパーはアウターのばっつんには力不足です。ふつニッパーではほそいワイヤーがばらける。

 

ブレーキアウターは楽勝ですが、シフトアウターとインナーは強敵です。細い線の方がきれいに切れない。インナーのエンドがほつれると、モチベがみごとにさがります。

 

HOZAN、Park Tool、PWTなどがおすすめです。キャラものずきにはニパ子のやつです。

 

 

それから、ワイヤーの切れ端は鋭利です。そのへんに捨て散らかさない。まれにタイヤにひっついて、ピンホールパンクの原因になります。