フレーム、ホイール、クランク、ドライブ、てバラ完のロードの大物パーツはおおかたにそろいました。あとは仕上げの小物ばかりです。
バーエンド、エンドキャップ、トップキャップなどなどが足りません。そして、なやましきサドルの選定がのこります。
サドル選びはかるさとしなり
サドルはシューズとおなじくフィーリングにおおきく影響します。座り心地はインターネットでは分かりません。高いサドル=良いサドルですが、ケツに優しいサドルではない。
ぼくは過去にノーブランドのフルカーボンサドルからドッペルギャンガーのふかふかサドルまでひとしきりに使いました。
![フルカーボンサドル](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2016/10/0a91b73065edc4654e11959e528226d6.jpg)
サドル型のかちかちの板です。100kmはOKです。見た目とフィット感はわるくない。クッション性は皆無です。軽量だ。総合的には好印象でした。
このコンフォート系のGEL入りサドルはいまいちです。
![](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/09/204b0990f854d114b4570a6b180a9a62.jpg)
クッションはありますが、台座がかちかちです。おりおりにケツ骨がプラスチックのかたさを感じます。
この経験からぼくのケツには『しなるサドル』がベターです。現役の合皮とチタンレールのこいつが指針です。
![サドルとシートポスト](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/580bb2140b1cf8d0418c3b300336affc.jpg)
で、チャリ屋に寄れば、サドルコーナーに行って、クッションと台座の手触りをチェックします。が、店頭の有名ブランドのものはぴんと来ません。
有名なTIOGA風の有名なメッシュサドル
そんな最中にこいつが中古屋の店頭に現れます、メッシュサドル。
![スパイダーサドル](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/05/8703f46dff57a10d4568c827a8ee455f-1.jpg)
かの有名なTIOGAのスパイダーサドルのそっくりさんとして有名なVERTUのメッシュサドルです。座面が樹脂です。
こういう樹脂系のメッシュサドルはぐいぐいしなります。クッション性はありませんが、フィット感はわるくない。そして、軽量です。
ブランドや価格にまどわされず、目をつぶって座面をチェックします。ブラインドサドルです。実際のしなり具合は・・・うーん、事前のイメージとぴたって一致します。
本物のTIOGAスパイダーサドルは10000円オーバーの高級品です。ファンファンシーの類似品もそこそこのお値段です。
で、この中古のメッシュサドルは700円です。お買い上げ~。原価が気がかりです。なんぼでっか、中華さん?
フル樹脂サドルには本革や合皮のサドルみたいなカバーの貼り付けや縫い込みの手間が不要です。カーボンほどに加工がむずかしくない。素材はプラスチックと鉄です。
もしか、200-300円で作れちゃう?! じゃあ、本家のTIOGAのスパイダーの高さがファンタジックになります。ブランディング的には成功でしょうけど。
重量を計測しましょう
![190g](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/05/190g.jpg)
190gです。軽量なサドルです。ぼくのサドルの軽さランキングはフルカーボン > これ > I-BEAM > チタンレールてところです。
![IBEAMサドルレール](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2016/09/ibeam.jpg)
I-Beamははやらないなあ・・・
かりにこの樹脂安サドルに薄手のカバーやクッションをつけても、300g弱に抑えられます。しなる座面を土台に使う作戦です。ロングライドに。
ぼくはどっしり型です。クッションがあっても、土台がかちかちだと、路面の段差や荒れでケツが底打ちしちゃいます。台座のしなりがかんじんです。
取り付け
シートポストに取り付けましょう。
![六角レンチでしめしめ](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/05/e20db13db169390dd248501c2da0c644-1.jpg)
見た目はへんてこじゃありません。きれいな形です。そして、樹脂やカーボンのサドルは雨をためこみません。意外に外置きのクロスバイクとかにベターです。
縫い目ありのものはかくじつにこうなります。水気が抜けない。
![外置き雨ざらしのサドルの宿命](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/02/e4b899b6d6b49e90cad4722dfbb9c877.jpg)
なぜにGIANTは純正の安サドルをシームレスにしないか。これはふるいROAM3のサドルですが、ベストセラーのESCAPE R3のサドルはどうでしょうか?
さくっと水平出しと前後の調整をします。
![ポスト芯とサドル中央を合わせる](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/05/a7412fbae2a0814ef306f18dd42577f2.jpg)
amazonの在庫がめちゃめちゃ破格です。軽いしなるサドル、外置きにできるやつ、これらにぴんと来たら、ぽちってみましょう。
じみにママチャリサドルよりチープです。てか、これより安いサドルはめったにない。