失敗しない圧入BBの交換とシェルのグリス入れ リングの摩耗が限界か?


MTBの周年オーバーホールのほこさきはホイールからフレームへ向かいます。整備のポイントは無数にありますが、DIY自転車整備の人気ネタはBB周りです。

 

カスタム派のチャリダーはBBに泣き、笑い、そして、泣き、かつまた、泣きます。BBメンテの三つの強敵はグリス、圧入、規格です。

 

いや、規格の一強ですか、ははは。

 

BB裏

 

 


月例化したBBメンテ

 

ところで、ソロのオフロードチャリダーはドライブの調子には人一倍に注意します。トラブルの要因は舗装路の比ではありません。そして、山中の1ミスは遭難への第一歩です。

 

雨後のトレイル

 

おのずとドライブ関連のメンテナンスの機会が増えます。BBメンテはもう月イチです。そして、うちのフレームはカーボンです。むろん、BBは圧入式です。月間Presfitt!

 

BBチューブ スレッドなし=PF

 

これは完全にツライチ・ツルペタのシェルです。内径は41mm、幅は92mmです。この形状は剛性と美観の点から非常に好印象です。

 

むやみやたらのメンテで着脱はざっと20回の大台に乗ります。異音、がた、ゆるみ、ずれはぜんぜん起こりません。精度と強度はパーフェクトです。

 

一方、新車のロードのこの形状はどうでしょうか? BBrightの46/30です。

 

シェル異常なし

 

シフトとブレーキのケーブルのルーティングの関係でBBシェルのカップの圧入部分が途中でとぎれます。左右が別々になる。とにかく、うえのツライチシェルより低剛性でしょう。

 

が、ロードはきれいな路面しか走りません。ダスト、水気、砂利にまみれて、どろどろにはなりません。メンテの頻度はおのずとさがります。

 

10秒間BB外し

 

では、毎月の恒例行事をはじめましょう。BBを取り外します。タイヤレバーをカップの内側のへりに当てて、ゴムハンマーでスコーンと叩き出します。

 

はい、ものの10秒です。

 

KONA HONZO シェル 92-41

 

おそらくこのかいわいの一般チャリダーの最多圧入BBリムーバーです、このB4C。愛車BB外し選手権大会があれば、表彰台が現実的です、ははは。

 

取り外しのポイントはおもいきりです。カーボンフレームの強度を信じる。結局、圧入パーツの取り外しは力業になります、BB、下玉押し、ヘッドセットワンetcetc…

 

BBです。PF4130です。カップはアルミ、ベアリング球はセラミックです。ノーブランドの安BBです。しかも、思い付きの小細工でシールを外しちゃいました。

 

セラミックボールのPF4130BB

 

ベアリング球の素材の差やグリスの粘り気のちがいはささいなものです。空転時の回転性能はシールやパッキンの抵抗に大きく左右されます。

 

実際、シールなしのベアリングは異常になめらかに空転します。シュルシュルシュルシュルー…て。空転はすごくソーカイです。

 

ドライブ側のBBがやばい

 

しかし、空転は空転にすぎません。実走でベアリングが砂利やダストをかむと、回転がとたんにしぶくなります。小一時間のドライなオフロードの二、三本でどえらいゴリゴリが発生します。

 

反ドライブ側はましです。ヌルヌルスルスル9、シャリ1てなところです。しかし、ドライブ側はゴリゴリのゴリゴリです、コンプリートゴリラ。球が指で回らない!

 

シールなしで使うなら、グリスをもりもりにするか、ダストカバーを工夫しましょう。ぼくはいずれを抜かって、むやみにスリーブとシールを外しました。結果は大失敗です。

 

で、今後のオフロード走行を考えて、左カップにシールをしなおして、右カップを交換します。新しいものは先代のRACEFACEの純正PFBB92の左カップです。

 

BB92ではインナーカップのスペーサーが不要

 

はあ???

 

はい、PF30系のBBは左右対称です。指定はとくにありません。さらに幅も無限です。汎用性は圧入BBのなかで最強です。

 

て、前回のこのRACEFACE BB交換のさいにもドライブ側のBBがけんちょにいたみました。水洗いでリテーナーがぽろんちょしました、うえーん。

 

リテーナーがもろもろ

 

て、このようにドライブ側は反ドライブ側の倍速で消耗します。十中八九、チェーンの仕業でしょう。あれは砂利とダストを運ぶベルトコンベアのようなものです。

 

逆にハンドライブ側のBBはそうそうゴリゴリしません。この左カップも新古品みたいなコンディションです、ヌルヌル。

 

モア・グリスアップ

 

この反省を踏まえて、ドライブ側のシェルとカップにはグリスをぬりたくります。

 

ドライブ側におおめにグリスアップ

 

で、RACEFACEの純正BB92の元左カップをゴムハンでバシバシバシバシ叩き込みます。作業時間はほんとにものの10秒です。

 

今月のBB圧入

 

結果、ロードのBBrightの圧入と合算で今月のPF作業は隔週開催になりました、ははは。

 

で、取り外した右カップをよく洗って、おそとに干して、今回のBBメンテを終了します。陰干ししないとリテーナーを痛めてしまうかな?

チェーンリングの摩耗がやばい

 

BBとつるペタのシェルはぜんぜんセーフティですが、クランクのチェーンリングの歯に暗雲がたれこめます。

 

チェーンリングの歯の摩耗 8000km

 

ナローワイドの薄歯の歯先がやたらと鋭利になります。実際、拭き掃除の最中に指の皮がすぱっと切れました。ペーパーナイフなみです。

 

リアは11速ですが、フロントは1速です。走行距離の消耗がもろに出ます。ちなみに推定は8000kmです。BOOSTの3mmオフセットのナローワイドを購入するか~。

 

りちぎな人は専用リムーバーを使いましょう。か、塩ビパイプをこうゆう形にカットするか。

 

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