Nukeproof、ヌークプルーフ、ヌクプルはアメリカ発のMTB系ブランドです。Nuke=核兵器、ポストアポカリプス系の人気ゲームFalloutシリーズでおなじみの言葉です。
Proof=証明ですが、名詞の後に続けば、「まもる、ふせぐ」を意味します。Waterproof=防水はおなじみです。
じゃあ、Nukeproofは防核、耐核です。『核攻撃に耐える頑丈さ』て意味合いを持ちます。案の定、がちむちMTBグラビティ系のヒャッハーなバイクです。
もちろん、実際の核攻撃には耐えられませんが。そんなもんをどう加工しますけ? アルミ合金の耐熱温度は1000度前後ですしね。
わりと本気で耐えられそうなのです。
Nukeproofの栄枯盛衰
アメリカの初期のMTBブームの頃にはいろんなマニアックな大小の機材メーカーがぶわっと出ました。たいていのアメリカの自転車ブランドの始まりはそんなものです。
御三家のキャノンデール、スペシャライズドなどはまさにそれです。小さいハウスから始めて、MTBブームで躍進して、ブーム終焉で経営危機になって、すったもんだの末にドレルやメリダの傘下になりました。
Nukeproofは核攻撃には耐えられたかもしれませんが、不況の波には耐えれず、闇の中に消えてしまいました。が、イギリスの通販大手のCRCの資本で2007年にばーんと復活します。
これはフランスのVITUS社の経緯とよくにます。Vitusもカーボンフレームの草創期に独特のラグドカーボンフレームでマニアの心を掴みますが、不況の煽りで歴史の闇に落ちて、CRCの傘下で復活します。
さらにイギリス最大手のWiggleがCRCを買収しまして、VITUSやNukeproofのバイクやパーツがWiggleに並びます。かように自転車ブランドはふらふらと流転します。
幸か不幸か『自転車操業』て言葉は自転車ギョーカイ全般にこそぴったし来ます。小売もブランドもそんなに儲からない。
それを尻目に高級ウェア屋のRaphaの業績は絶好調ですが。毎年30%の売り上げ増だとか。まあ、アパレルのがパーツ屋より圧倒的に儲かりますわね、ははは。
Nukeproofのバイク
Nukeproofの売りは社名の通りの丈夫さです。タフでロックでヒャッハーなバイクがメインです。公式サイトのカタログには16台のバイクが並びますが、ドロハン車は2台しかありません。
ENDURO、AM系のMEGAシリーズのフルサスバイクが7台に上ります。
Nukeproof Mega 275 Team バイク 2017
定価 704999-714399円
割引 13%
特価 610999-637006円
※2017/07/11 22:54:00のの価格
黄色がヌクプルのブランドカラーです。ゲンシリョクのハザードシンボルが黄色と黒ですから。ジャパニーズには多少のアレルギー反応が出ますね、ははは。
MEGAの開発の発端はラルプデュエズの下り用です。このスキーリゾートはツールドフランスのコースにたびたびなりますし、DHレースのメガヴァランシュの舞台になります。
MEGAはこのクレイジーなレースを走破するために2009年から開発されまして、すでに4世代目を迎えます。
NUKEのライダーはサム・ヒルです。すこし古めのMTBの無敵チャンピオン的な人です。
ごりごりのダウンヒルモデルはPulseです。
Nukeproof Pulse Team DH バイク 2017
定価 797999円
割引 11%
特価 711548円
※2017/07/11 23:12:02のの価格
アイコンの黄色黒は必然的にMAVICのホイールとベストマッチします。これはMAVICのDHハイエンドホイールのDeemaxですが、純正品みたいに見えます。
パーツも充実
バイクが看板ですが、小物が多彩です。ホイール、ヘッドセット、ペダル、ハブとベアリング系のパーツが一そろいします。
ぼくは以前にセラミックベアリングのヘッドセットを買いました。つくりはまあまあでしたね。サイズ間違いで使えず、右から左へヤフオしちゃいましたが。
たまの50%オフのセール品はお買い得です。horizonペダルはカッケーですぜ