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ムーンスターサプリストM196 幅広防水スニーカーのレビュー 通勤通学にベストな一足の長所と短所

3.5
  • 総合評価 3.5/5 ★★★
  • 全天候型幅広スニーカー
  • スポーツ兼用はきびしい

ムーンスターの防水スニーカー サプリストM196の第一印象はこのようなものです。以下で詳細を解説します。

ムーンスター SPLT M196の基本情報

MoonStar、ムーンスターは九州の久留米の靴屋です。

明治6年に足袋屋として始まり、ゴム底の導入や運動靴の販売、アメリカのシューズブランドなどの提携を経て、国内有数のシューズメーカーになりました。

MoonStar-M196-外箱
MoonStar-M196-外箱

このブランドヒストリーは同じく久留米に起源を持つアサヒシューズと共通します。この二社の上履きや体育館シューズは小学生のお供ですね。

またニューバランスやコンバースを日本に広めたのもムーンスターです。この関係で同社はニューバランスジャパンの設立者でもあり、主要株主でもあります。

と、このような経緯からニューバランスをこよなく愛するぼくはすでにムーンスターのシューズに惹かれます。

実際、幅広甲高の4E幅の靴の展開が異常に充実します。その数は何と100件以上! 

この豊富なスーパーワイドシューズのなかから防水スニーカー、ムーンスター SPLT M196を紹介します。

4E最安クラスの幅広街履きスニーカー

asics JOGやNB MT410はスポーツシューズですが、このSPLT M196は日常的なスニーカーです。

ムーンスター-SPLT-M196-防水スニーカー
ムーンスター-SPLT-M196-防水スニーカー

公式ページには『スイスイ歩きたくなる!メンズウォーキングスニーカー メンズ』のキャッチコピーがあります。ウォークは推奨、ランは非推奨です。

ちなみにSPLTは『サプリスト』のイニシャルです。

価格4000円(税込)
素材アッパー:合繊 ソール:EVA/ラバー
生産国CHINA
重量340g(26.0cm)
ヒール高4cm(26.0cm)
その他ワイド設計
つま先ゆったり
Ag+抗菌防臭
通気カップインソール
防水設計(4cm 4時間防水)

width=足幅はワンサイズの4Eです。そして、希望小売価格税込4000円は幅広シューズの最安クラスだ。

スタンダードな幅広ランニングシューズのasics JOG 100 2が税込5390円ですから。

今回、ぼくは楽天の靴屋でこの靴を買いました。支払いは送料込み4190円でした。

ちなみにムーンスターのオンラインショップの送料無料の目安は5400円~です。

普段使い > スポーツ

340gの重量と防水機能がこのモデルの用途を表します。

標準的なランニングシューズ、トレーニングシューズはそうそう300g台には突入しませんし、防水機能を持ちません。

ムーンスターM196の重量
ムーンスターM196の重量

asics JOGやJOLTのような標準的なモデルは200g台後半、NB HANZO Sのような軽量フラットレーサーは100g台後半です。

で、アッパーはほぼメッシュ素材です。つまり、防水性はない。

抗菌・抗臭も日常的な機能です。得意なシーンは散歩、ウォーキング、通勤通学、街履きでしょう。

このカーキのべース+白のステッチのカラーはけっこうおしゃれではありませんか?

使用者の身体情報

シューズの印象を語る前に足のデータを記載します。レビューは当サイトの運営者のB4Cです。

性別男性
体系中肉中背
素足サイズ25.5cm
スニーカーサイズ26.0-26.5cm
素足幅11cm
スニーカー幅4E
土踏まず足囲26cm
母指球足囲27cm
※数値は夜に計測したもの

個人的にぴったりジャストフィットよりややゆったりサイズが好みです。4Eの26cmを買っても、しばしばインソールを抜いてしまいます。

ムーンスター SPLT M196の特徴

ところで、ぼくの記憶にはムーンスターの大人用のシューズの購入履歴がありません。

小学校の上履きはムーンスターだったか、アサヒシューズだったか・・・

ゆえにこのムーンスターSPLT M196が自室的に初のムーンスターとなります。もちろん、このサイトのレビュー中では一足目です。

公式ページの『ワイド設計、つま先ゆったり』のフィット感はどんなものでしょう? 

一足目の印象がいまいちだと、その後のリピート率がめっきり低くなります。

ぼくの個人的フィーリングではプーマ、コンバースが疎遠になってしまいました。あの二つはタイトだ。

ランニングシューズorスニーカー?

ムーンスターはアシックスやミズノのような総合スポーツアパレル企業ではありません。ウェアの商品展開はない。純粋な靴屋です。

また靴のバリエーションは日常、ビジネス、ウォーキングです。競技用のスポーツシューズがない。

実際、公式ページのカテゴリには『ランニング』や『スポーツ』のジャンルがありません。

反面、日常系シューズの取り扱いは他を圧倒します。代表作は革靴のワールドマーチなど。

ところで、スポーツから街履きまでランニングシューズを兼用(酷使)する私は普通のスニーカーやキャンパスシューズを滅多に買いません。

ランシューはスニーカーになるが、スニーカーはランシューにはならないから。

学生風のコーディネート (1)
学生風のコーディネート (1)

またスニーカーやキャンパスシューズの幅広サイズはランシューやウォーキングシューズより限定的です。

スニーカーやシューズの本場は欧米で、あちらの平均的なwidthはEやDです。

これは平均的なアジア人には細身でタイトですし、私のような幅広甲高には罰ゲームです。

このような事情からスニーカータイプの4Eは本当に久しぶりです。

ちなみに購入理由は履き物のバリエーションの充実、楽天ポイントの消化、レビュー記事作成です。

しっかりした防水アッパー

で、ムーンスター サプリストSPLT M196です。これは典型的なスニーカータイプのシューズです。

アッパーはランニングシューズのようなメッシュ素材ではありません。

ムーンスターM196のアッパー
ムーンスターM196のアッパー

この起毛のヌバック風の生地は水滴を弾きます。水を一瞬で吸い込むメッシュとは正反対の性質です。おそらく裏地も防水系の生地です。

またアウトソールがやや肉厚で、ヒール部分がランニングシューズよりやや高くなります。

カタログの記載のように防水機能は4cm/4時間です。こんな水たまりは余裕です。

防水機能は4時間4cm
防水機能は4時間4cm

サポート感 > ホールド感

ランニングシューズのメッシュアッパーの質感は非常にソフトです。表地=裏地です。

強度は高くありませんが、履き心地は最高です。生地が足の形に合わせてくれる。

一方、キャンパスシューズやスニーカーのアッパーはメッシュ素材よりハードです。

表地と裏地が違います。二枚張り。アッパーの柔軟性はランニングシューズには劣る。生地が足の形に合わせてくれません。

結果、接地時に甲の部分がメッシュのように広がりません。この26cmサイズでは小指がやや内側に押し込まれます。

縦のサイズはぴったりですが、甲の外側の当たりが少しタイトだ。

甲の部分が広がらない
甲の部分が広がらない

足への追随性の低さ=履き心地の悪さはしっかりしたアッパー及びスニーカー、キャンパスシューズの弱点ですね。

正直、メッシュのランニングシューズの方が快適でストレスフリーです。快適の最高峰はサンダルですが。

反面、耐久度は高めです。メッシュアッパーのように小指や親指の当たりで穴が空くことはまずありえません。

通気性インソール

メッシュ素材の防水性の悪さは通気性の良さの裏返しです。冬場の足先は氷のように冷たくなります。熱がすぐに逃げる。

一方、このムーンスターサプリストのような防水性の良さは通気性の悪さの裏返しです。アッパーが水を通さないなら、空気も通しません。

このアッパーの通気性の悪さを補うために中敷きのインソールに一工夫があります。下地がスポンジ状です。

ムーンスターM196通気性インソール
ムーンスターM196通気性インソール

この無数の穴のおかげで踏み込み時に空気が底からサイドに抜けます。実際にこの空気抜けの良さは肌で分かります。

足の裏がじめっとしません。またスポンジ構造のおかげでフラットなインソールよりクッション性がほんの少し上です。

固めのアウトソール

4Eタイプのランニングシューズはほぼクッション系の快適型になります。

必然的にアウトソールはしなやかタイプや反発タイプでなく、コンフォートなソフトタイプです。

『高速軽量4Eのフラットレーサー』はぼくの記憶にありません。

スニーカーやウォーキングシューズはスポーツ用品ではありませんから、ランニングやジョギングには適切なツールではありません。早歩きが限界です。

歩きと走りでは接地時の負荷が全く違います。歩きの強度では瞬間的なクッション性や反発性はそれほど重要ではありません。

継続的な耐久度や靴底のサポート感がポイントです。この事情から防水スニーカーのM196のアウトソールは固めのゴム底です。

M196アウトソール
M196アウトソール

ブロックパターンは平凡で、溝は深くありません。グリップ力は中の下です。雨の日の駅の構内やマンホールでは普通に滑ります。

反発力はそこそこですが、重量がありますから、早歩き以上の運動はぎくしゃくします。

公式ページの説明のように普段使い~ウォーキングが得意なシーンです。ベストは通勤通学用でしょうね。

高めのヒール

雨の日に水たまりを歩くことを想定してか、M196のヒールは高めです。手持ちの二足と比較してみましょう。

M196ヒール高
M196ヒール高

アウトソール側の基部もそうですが、アッパー側の末端も他より高めです。足首の当たりの部分はほぼ変わりません。

このため履いた時の股下が1cmほど長くなります。隠れシークレット効果だ。裏腹に踵の掛かりは少し浅くなります。

実際、これで走ると、踵がすっぽ抜けて、爪先がたまに引っ掛かります。

そもそもシューズの重量が文字通りに足を引っ張って、足がうまく回りません。動きがぎくしゃくします。

私は5kmでジョギングを断念して、ウォーキングに移行しました。

ムーンスターサプリストM196のまとめ

ムーンスターのサプリスト196は『全天候型のウォーキングスニーカー』です。ベストシーンは通勤通学です。

良くも悪くも実用系シューズだ。ウォーキング以上のスポーツには向きません。

価格:5
ブランド:3
デザイン:3
性能:2
機能:4
幅広甲高:3
トータル:3.5

総合評価は3.5/5です。縦のサイズ感は26cmでジャストですが、甲の横の広がりがややタイトです。小指の当たりが若干のストレスだ。

これは主に防水素材のせいです。

スニーカー系のアッパー
スニーカー系のアッパー

防水や抗菌抗臭などの機能は十分ですが、走行性能はいまいちです。とくに甲の小指側の当たりはやや残念なポイントですね。

まあ、この問題はこのモデルに限りません。そもそもスニーカー、キャンパスシューズ、革靴が私の趣味に合わない?

同じサイズと幅広感でメッシュタイプのシューズがあればと思いますが、あいにくムーンスターの商品展開はスニーカー、革靴、ブーツばかりです。

小指のストレスの改善にはワンサイズアップが効果的でしょう。26.5cm。でも、縦のサイズはルーズになって、重くなります。

このように幅広甲高靴選びはジレンマとの戦いです。

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