- ホイールの回転が渋くなった
- ベアリングがごりごりする
- 雨で暇
そんなときにはハブのメンテをしましょう。
まず、車輪を外します。
![ETRTO451 リアホイール](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2016/10/ETRTO451WHEEL-REAR.jpg)
おなじみの工具でスプロケットを外します。
![左上・スプロケットリムーバー 右上・チェーンストッパー 下・メガネレンチ](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2016/02/DCIM0570.jpg)
でやあ!
ひんむきました。久々のむきだしフリーボディです。オイルででろりんちょ。きれいなアルマイトブルーがだいなしです。
![SRAM/シマノフリーボディ](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2016/04/DCIM0609.jpg)
ところで、うちのハブのフリーはレンチなしで外れるゴムパッキンのタイプです。そもそもレンチをかます平面がありません。手でくるくる回して外します。
![フリー分解](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2016/10/a6b89631045c2c6f39f44393c1a2c2ae.jpg)
めっちゃゆるゆるやったけど。ジュースの蓋よりかんたんに外せる。トルクゼロです、はは。
ちなみにカップアンドコーンのハブはこんなにイージーじゃありません。サブチャリのGIANT ROMA3のハブはカップアンドーコーンで、これの分解には17mmと15mmレンチが必要です。
メンテの楽チンさはシールドベアリングの特徴です。
それから、このキャップ、左右別です。写真撮ってて助かりました。フリーボディーとシャフトを抜いて、待望のハブの中身を伺います。
![ハブ内部シールドベアリング](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2016/04/b99d5bd7998a1e416245f6c295af639c.jpg)
鉄球もろみえのカップアンドコーンでなく、シールドベアリングです。カップ&コーンよりメンテナンスが楽です。
ゴムのシールをはがしましょう。ぼくは安全ピンを使いました。(ハブ側のシール摘出写真を忘れました。下はローター側です)
シールの中です。
![約3000km走行したグリスの状態](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2016/07/fc35182e0dc6ec040b838055281d5a76-400x299.jpg)
外からパーツクリーナーと熱湯をぶっかけて、きれいにしました。
![パーツクリーナーと熱湯でぴかぴかに](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2016/07/a87c92b0b13a8b0083bd745692909119-400x299.jpg)
このあと、ドライヤーでからからに乾かします。水気が残ると、サビが出ます。グリス周りは水気厳禁です。
グリースはいつものエーゼット万能グリースです。メルヘン価格のデュラグリスよりグッドグリースです。
![AZ万能グリース](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2016/04/azgriss.jpg)
これをでろでろにぬりたくります。
![グリスアップ](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2016/07/861248a458677fb7b3bbe7836c01d2ee-400x299.jpg)
ぼくはこんなふうにグリスですきまをなくす感じにします。高グリスをちょびちょび塗るより効果的でしょう。このあと、ゴムパッキンを戻します。
ローター側も同じようにグリス入れます。もう手がべっとべとです。
![反対側も](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2016/07/4492240562186a81107d7a22d1cd1cc0-400x299.jpg)
パッキンシールして、ハブ側は完了です。つぎはフリーボディです。
ボディにもシールドベアリングがあります。
![フリー](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2016/04/97cd2e7dd28cf5e37d525223a2cc1f90.jpg)
ハブと全く同じシールドベアリングです。ゴムシールだけ剥がして、リテーナーの外からパーツクリーナーと熱湯をぶっかけます。
フリーボディーはちっこくて洗いやすいので、ジョイで丸洗いしました。友達の掃除屋いわく『ジョイが油汚れにいちばん! 業務用よりよく落ちる』だそうです。
灯油やガソリンよりいいにおい~です。ミントの香りのさわやかパーツクリーナーとかありませんかねー。
グリスまみれにして、シールをパッキンです。ホイールに組みなおして、しばらく手動クランクで回して、グリスをなじませます。
このとき、キャップを締めすぎて、フリーのフリー機能をストップしてしまいました。逆回転で逆に回るし、ピストじゃないか。
ちょっとあせりましたが、キャップをてきどにゆるゆるにしたら、すんなり直せました。だから、あんなにゆるゆるやったんか。
ちなみにグリス入れ直後の回転はまったり重めです。50kmぐらい走ると、いい感じにこなれてきます。
ミニベロは回転命ですから、グリスアップの効果は少なくありません。ミニベロチャリダーは挑戦してみてください。
あと、でろグリスよりさらグリスの方が回転性能にはベストです。ぼくは持ってませんから、でろグリスを使っていますけど。