自転車のハンドルグリップ特集 ゴム、スポンジ、シリコン、本革etc


自転車のグリップ、これはハンドルのにぎりの部分の名称です。ブレーキやシフターのレバーからバーエンドまでをカバーします。

 

シリコングリップ

 

ロードバイクのドロップハンドルにはバーテープが用いられます。これはハンドルバーの独特な形状のためです。

 

ドロップハンドルの部位

 

このようにレバーの内側にもグリップポジションがあります。フラットバー用のグリップではレバーからバーエンドまでしか保護できません。

 

例外的にノンブレーキの競輪やピストの車体には長いソフトグリップが使われます。また、コアな乗り手は武骨な見た目を演出するためにあえてハンドルをむき出しにするとかします。

 

はたまた、ずぼらなO型さんがめんどくさがってテープやグリップを巻かない。

 

ハンドルグリップ

 

晴れの日、涼しい季節、ショートライドにはこのむき出しハンドルでとくに困りません。でも、ひとたびの雨、手汗でバーの表面はつるつる滑ります。ロングライドでは手がつかれる。

 

また、むき出しのバーエンド=金属のチューブorカーボンのパイプのエッジはわりに鋭利です。速度と荷重で凶器になりえます。

 

ブラケットがつっかえる

 

安全な自転車生活のためにグリップとバーエンドキャップは必須です。そして、こうゆう小物が意外とバラエティーに富みます。

 

多彩なるグリップの世界を特集しましょう。

 

 


グリップの基本と種類

 

フラットバー、ライザーバー、スワロー、カマキリ・・・これらのハンドルバーのパイプの太さは共通します。22.2mmです。

 

市販品のグリップのサイズはこれにしたがいます。つまり、ママチャリ用とかクロスバイク用とかミニベロ用とかMTB用とかの区分はとくにありません。

 

ポイントは長さ、見た目、素材です。グリップシフトとドッキングする右のグリップはこんなふうに短くなります。

 

SRAM GX shift and GRIP

 

ちなみにこのタイプは『ロックオングリップ』です。金属のわっかとボルトでグリップをハンドルにがっちり固定します。MTBのふんいきがただよいます。

 

こちらは一般的なソフトグリップです。

 

シリコングリップ

 

ふにゃふにゃのシリコンのチューブです。取り付け方はシンプルです。せっけん水などですべりを良くして、ハンドルバーにむにゅむにゅ嵌めます。簡易なカバーです。

 

ゴムグリップ

 

安い自転車のグリップはだいたいゴム製です。可もなし不可もなし。ふつうのグリップです。

 

以下の写真はある日のスーパーの駐輪場の光景です。3台の自転車のグリップはことごとくゴム製です。左端の原付のもそうです。

 

鬼ハン

 

まんなかの鬼ハンのグリップのエンドに注目しましょう。ちっさいピンホールが見えます。外すときにここからコンプレッサーとかで空気を送り込んで内圧で「シュポ!」て吹き飛ばします。

 

もっとも、この安いゴムグリップを取り外すときは交換するときです。カッターで切り裂けばかんたんにバラせます。

 

ゴムの弱点は雨、風、光です。外置き野ざらしのゴム製品は異常な速度で劣化します。はてにボソボソ、ベタベタ、ヒビヒビの末路を迎えます。

 

べたべたグリップ

 

べたべたは加水分解、ひびわれはオゾンクラックのしわざです。短命なものは一年弱でこうなります。ゴムの寿命です。

 

ゴムグリップの手触りはコンパウンドの種類によります。一般車の安いやつの手触りはわりとハードです。てか、クッション性は無です。快適性はありません。

 

安いママチャリは1万しません。上等なグリップはバンドルしません。このグリップは100均レベルです。一回使いきりです。

 

スポンジグリップ

 

スポンジはウレタンです。ポピュラーなクッション地です。かたさ、やわさは配合次第で無限大に変化します。低反発ウレタン製品は寝具界の人気商品です。

 

ふつうのスポンジグリップの手応えはふつうのスポンジです。スポンジですから。こうゆう形状のスポンジです。皿洗い用よりちょいしっかりめです。

 

OGKスポンジグリップ

 

手触りは繊維質です。サラサラないしザラザラします。皿洗いにもってこいです。後述のシリコンのもちもちムニムニとは別種のやわらかさです。

 

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EVA系グリップの手触りはややかためです。むにむに、ごむごむではありません。発砲スチロールに近い感触だ。ドライな印象がします。そして、軽量です。

 

これらのスポンジグリップは経年でべたべたせず、スカスカにやせてきます。あと、転倒時のガリやひっかき傷には強くありません。

 

1000円の予算で色、形、サイズを無限に選べます。ぎゃくに絞り切れません。商品展開が雑貨系から自転車ブラド系までよりどりみどりです。

 

シリコングリップ

 

シリコンはゲル系の化合物質です。スポンジ、ウレタンとおなじくポピュラーなクッション地です。手ごたえはむにむに、もちもち系になります。

 

シリコングリップ

 

無味無臭です。天然ゴム製品のような弾力を持ちながら、独特のフレーバーを発しません。すごいむにむにです。

 

弱点は最強難度のはめにくさです。せっけん水を使わないと、上腕二頭筋をやられます。そのほかは完全にゴムグリップの上位互換です。

 

レザーグリップ

 

化学素材以前の自転車パーツの小物は本革製です。現行の大手サドルブランドはもともと革細工屋で靴屋です。イタリアのヴェネト州の会社はとくにそうです。

 

で、今日では本革の自転車製品は本流ではありませんが、そのナチュラルさと風合いで世界中のおしゃれチャリダーのこころをひきつけます。

 

 

当然のごとく手触りは革です。経年でなじみが出て、色つやが出ます。まさに本革製品のだいごみです。

 

しかしながら、本革はデリケートです。過度の水分、極度の乾燥は禁物です。外置き雨ざらしのチャリにはNGです。

 

しかし、これを恐れて合皮のものや防水処理済みのものを使うのはびみょうなところです。革製品や天然素材の魅力は長短込みのナチュラルさじゃありません?

 

エルゴ系グリップ

 

レザーグリップがおしゃれグリップであれば、エルゴ系グリップは機能グリップです。エルゴノミクス=人間工学の名前のとおりに人体に快適なグリップです。

 

この系統のパイオニアはドイツの自転車製品ブランドのERGONのグリップです。

 

 

コピー品、類似品は五万とありますけど、同社のものがエルゴン系のオリジナルです。クオリティ、機能性、デザインはぴかいちです。価格はだてじゃありません。

 

以前、ぼくはクロスバイクにバーエンドバーつきのものを購入しました。手はほんとに楽になります。フラットバーのロングライドにはもってこいです。

 

しかし、スーパーの駐輪場でがしゃんて横倒しになったときにエンドの内側のキャップ?みたいなものが壊れてしまいました、5000円のグリップが!

 

あと、ごりごりのオフロードバイクにはやさしいビジュアルがちと浮きます。

 

それ以外の難点は見当たりません。1万や2万のママチャリには不相応ですが、クロスバイクやフラットバーロードにはおすすめです。

 

バーテープ

 

ロードバイクのバーテープをグリップの代用品にするのはポピュラーな自転車DIYです。

 

絶縁テープで仕上げ

 

長さと厚さの調整がグリップより自由です。巻き巻き作業がドロップハンドルよりらくちんです。ローリスクハイリターンなカスタムです。

 

ドロハン(23.8mm)とフラットバー(22.2mm)のパイプの外径の1.6mmの差を考慮して、3mm以上を用意しましょう。

 

実際、上記のLizard Skins DSP 2.5mmの一回巻きはちょっと物足りません。二重巻きはぶあつくなりすぎましたし。