GoProはアクションカメラの代名詞的です。スポーツやアウトドアなどのアクティブな場面には必須の機材です。
自転車、とくにマウンテンバイクとの相性は最高です。
![MTB](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2020/04/MTB-1024x576.jpg)
逆にこれなしの自転車動画のロケはほぼ成立しません。舗装路のゆるいサイクリングさえが揺れと振動を伴います。スマホやデジカメの手振れ補正は力不足です。
![スマホの動画](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2019/01/304f5350c1d33617be4cbd152605b3d0.jpg)
GoProが壊れた?!
ぼくは定期的に動画を配信しますから、一般ユーザーより激しくGoProを酷使します。ある意味、アクションカメラは商売道具です。
結果、消耗度が倍速になります。そして、オフロード走行ではたまにカメラやライダーやバイクが明後日の方向に吹っ飛びます。
![落車はふつう](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2021/02/44b87f1f6b6ba2bd137c95963aa0ffe8-1280x720.jpg)
GoProはこのような激しいシーンのためのカメラです。ちょっとやそっとで壊れません。3年目のGoPro HERO 7 Blackはまだまだ元気です。
![自転車にGoproマウント](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2020/03/a7b9511acea533466bbe53dc403772cb-1024x576.jpg)
しかし、本体の機能が健在であっても、細部は着実に痛みます。ことさらにレンズカバーの傷は動画のクオリティを左右します。
![GoProレンズカバーの傷](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2021/02/ef4167d40cc6f9163692897ae0c381f5-1280x720.jpg)
構造的にはレンズが目で、カバーがゴーグルですね。上の写真には映りませんが、レンズの正面のカバーの真ん中に微細なかすり傷があります。
このような傷は通常時の撮影では出ませんが、明所や逆光の場面で映像に現れます。具体的には傷のところで光が乱反射して、白い筋や線になります。
折角の動画素材がノイズで乱されるのはYouTuber的にはおもしろいものではありません。そして、この傷は油分や水滴のように落ちない!
解決策は本体の買い替えかカバーの交換です。さいわいGoPro HERO 7 BLACKのカバーは交換式です。
ちなみにGoPro HERO 7 SILVERやGoPro HERO 8のレンズカバーは固定式の一体型です。ぼくは8を買ってから、このことに気付きました。
現行のHERO 9のカバーは交換式に戻りました。しかし、暗所撮影が8より劣化し、本体がおデブ化してしまいました。
個人的な感覚ではGoPro HERO BLACK 7をカバー交換しながら長く使うのが賢い運用法です。
で、8のサブとしてもうしばらく頑張ってもらうためにこのGoPro HERO 7 BLACKのカバーを外して、新しいものに交換します。
GoProのレンズカバーの外し方
現代人は説明書をまともに読みません。
ぼくも感覚でGoProを使い始めて、何百本と動画を撮って、編集中に白いノイズに気付いて、カバーの傷を見つけて、そこでようやくこの部分の着脱機構に気付きました。購入から1年半のことです。
GoProのレンズカバーの取り外し方は独特です。詳しい手順は日本代理店のタジマのページにあります。それを参照して、以下で解説します。
はい、感覚でむりやり外そうとしない。誰ですか、マイナスドライバーでガシガシこじろうとするのは? その要領ではゲーム機や家電の二の舞ですよ。
レンズカバーを引っ張ってから回す
カバーの着脱に工具はとくに不要です。そのペンチをしまってください。
手順は簡単です。レンズを手で抑えて、手前に軽く引っ張ってから、左方向に回します。
![引っ張ってから回す](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2021/02/fcf18e1a95ad4afe4973484f2b417919-1280x720.jpg)
カバーを引っ張らずにむりに回すと、ストッパーを傷めてしまいます。注意しましょう。
カバーを外すと、レンズの本体を拝めます。
![GoProレンズ](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2021/02/47d2bd66e2a2fb8b7737fb2ed3762ba2-1280x720.jpg)
もちろん、べたべた触るのは厳禁です。メガネ拭きで軽く拭くぐらいがせいぜいですね。
取り外したレンズカバーの裏側です。当然のように純正品です。この2年で雨風に晒されましたが、錆びはありませんね。ちなみに水中使用はありません。
![GoPro 純正レンズカバー](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2021/02/a2d85a6a127838e8434066b45398d6ea-1280x720.jpg)
GoPro 5や6のものと型番は違いますが、567のカバーの構造は完全に同じです。多分、色がすこし違います。
GoPro HERO 9との互換は未確認です。ぱっと見はOKぽく見えますが・・・
GoProレンズカバーの交換
GoProの悩みのひとつが純正品の高さです。オプションもアクセサリも補修部品も全般的に割高です。純正の予備バッテリーや充電器を買うか否かでよく迷います。
GoProはアクションカメラの業界標準です。同規格の格安品が通販で大量に出回ります。アマゾンのおすすめはだいたい中華系の非純正品ですね。
もっとも、純正品もMade in Chinaですが。あと、国内正規代理店の販売とGoPro本家の直販で正規非正規、おまけの有無、価格差があります。ややこしい。
で、GoPro純正のHERO BLAC 7用のレンズカバーはAACOV-003は実売2000~2500円くらいです。旧式の5用のAACOV-001はなぜか3000円オーバーです。ややこしい。
ぼくは割り切って、格安のノーブランドの567用カバーを買いました。こちらは1500円前後です。
![GoRo純正品と非純正品](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2021/02/a94c7cad14dc81e1d59b270b782920b2-1280x720.jpg)
![GoRo純正品と非純正品](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2021/02/a94c7cad14dc81e1d59b270b782920b2-1-1280x720.jpg)
左がGoProの純正カバー、右が非純正カバーです。見分けが付きません。少なくとも1000円の差は分からん!
これをGoPro HERO 7に取り付けます。下のようにレンズに斜めに掛けて、軽く押しながら、右回しで固定します。
![GoProレンズカバー交換](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2021/02/8d2c452ac2a709e53e0c0aab8d527620-1280x720.jpg)
カバーのやや明るいグレーカラーは5や6の系統です。HERO7 BLACKの暗いグレーとは少し違いますます。
![色味が違う](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2021/02/14a9b8d4bddcbb23bcc10bb1fe59b242-1280x720.jpg)
カバーのクオリティやフィット感はほぼ同じです。
![GoPro修理完了](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2021/02/001dac84127b8702219a8242eb8b7e78-1-1280x720.jpg)
これで動画のノイズが消えました。GoProの修理大成功!
防水と強度は?
ぼくの改善ポイントは動画のノイズの除去です。強度や防水機能は二の次です。しかも、GoPro純正のレンズカバーの強度もそう高くありません。
数十センチからの落下でカバー破損のレポートは普通にあります。要は打ちどころです。
また、GoProの水中撮影には基本的に水中ハウジングが推奨されます。カメラ本体やレンズカバーに過度の防水機能を求めるのは間違いです。
というわけで、ぼくの用途は1000円安い非純正で十分に満たされます。というか、純正品が高すぎる~。