2017年、ツールドフランスにディスクブレーキのロードバイクが登場し、たくさんの勝ち星を重ねました。
以降、数年でキャリパーブレーキのロードバイクが市場から一斉に消えました。トレンドは残酷です。
ディスクブレーキローターの種類
これは典型的なスポーツバイクのディスクブレーキです。
![Formula Rx 油圧ディスクブレーキャリパー](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2016/04/DCIM0574.jpg)
モデルはFormula RXです。2ピストン、ポストマウント(アダプタ付き)、軽量タイプです。
山乗りではこんな4ピストンの重厚タイプがあります。マウントはピュアポストマウントです。
![フレームのディスクブレーキ台座](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2018/11/8f2dd61602551d6c0a28f84d3f46e30c.jpg)
さらに6ピストンて化け物みたいなのがあります。エクストリーム系のやつです。
で、最近、ディスクロードの標準がようやく定まりました。フロント12/100mm、リア12/142mmのスルーアクスル、マウントは専用のフラットマウントです。
フラットマウントはシマノ由来の新機軸です。フレーム側の台座がフラットです。
![フラットマウント台座](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2019/12/caafd5c5ee665b7150ca28aada8af40e.jpg)
じょうぶさはポストマウントに劣りますが、しゅっとしたコンパクトイケメンになります。
アダプターをつければ、ポストマウント台座にフラットマウントのキャリパーを付けられます。
てことは、インターナショナルにもアダプターtoポスト+アダプターtoフラットで付けられます。
フラットマウントのネックは取り付けボルトの高さです。500円/1本はクレイジーだ!
![フラットマウント専用ボルト](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2019/12/hurama-1024x576.jpg)
ローターのサイズ
ローターのサイズは140、160、170、180、200、203mmなどです。数値はローターの円盤の直径です。標準は160mmサイズです。
このローターが大きくなると、制動力が強くなります。エクストリームやダウンヒルのやつは200や203です。やっぱし、各種のアダプターで対応します。
シマノは独自路線を行って、センターロック式のマウントを推します。
カンパニョーロやフルクラムのオプションのAFS=センターロック式です。主流は6h=6ホールのボルト式です。例のごとくAFS→6Hのアダプターがあります。
しかし、ディスクロードのけん引役はシマノです。センターロック式とフラットマウントがイニシアチブを持ちます。デュラエースやアルテグラはこの方式です。
そして、ディスクロードのブレーキローターの標準は140mmです。制動力はマイルドになって、重量がほんのすこし軽くなります。
ディスクロード化=チューブレス化?
余談です。ディスクロードが普及すると、クリンチャーがすたれて、チューブレスが台頭します。
リムブレーキのチューブレスは構造上の不安をもちますが、ディスクブレーキのチューブレスはこれを克服します。
ディスクロード化のつぎはディスクチューブレス化です。
そして、ディスクブレーキのホイールのスポークレイアウトは前後で同じになります。おのずとフロントのラジアル組みのカウントダウンが始まります。