うちのサブチャリはGIANTのクロスバイクです・・・てゆう誘い文句でEscape AIRやEscape R3をぱっと思い浮かべる人はメジャーチャリダーです。
しかし、うちのGIANTのクロスはサスフォークのROAMシリーズです。はい、マイナーチャリダー。

GIANT ROAM3 Ver10
このモデルはEscapeシリーズよりオフロードよりです。シートポストは30.9mm、タイヤ幅は35mm、ドライブはシマノACERAコンポです。
中古のものを16000円で買って、こつこつ手入れをして、上記のVer 10までカスタムしました。現在のタイヤはコンチネンタルコンタクト622-47です。

Continental Contact 622-47C
MTB用でなく、シティ用のタイヤです。タイヤサイドのリフレクトラインが街乗りの証です。幅は2インチ弱ですから、乗り心地はゆったりマイルドです。お出かけに最適だ。
でも、重さがずいっとします。ケブラービードでなく、スチールビードですからね。これと47C用のチューブの合計はざっとこんなです。

タイヤとチューブで1kg!
50gじゃなくて、1050gです。はかりの針が一周します、うえーン。もちろん、片輪だけですよ。前後セットは2kgオーバーです、ぎゃー! 鉄下駄ホイールよりヘビーじゃないかあ・・・
23Cタイヤとチューブをサイクルハンターでゲット
先日、このクロスバイクをメンテナンスして、すこし余計なものを減らしました。キャリアとフロントのドロヨケの台座です。これですこし軽くなりました。
で、その延長でタイヤを軽めにするかなあと思いまして先延ばしにしますが、たまたま甲子園口のサイクルハンターでセールのタイヤを見つけます。

MAXXIS DOLOMITE 23c KENDA Tube 23c
MAXXIS DOLOMITE 23Cです。実売3000円前後の普段使いロードタイヤです。これがワゴンに500円/1本でありました。チューブは50円/1本です。
海外ストアを使おうが、アマゾンを血眼にしようが、1100円で前後のタイヤセットをそろえるのは無理でしょう。めあてのものと一緒にひょいひょいと買いました。
上の写真の用にケブラービードのフォールディングです。街乗りクロスには十二分なタイヤです。おそろいだし。
実測です。

650g
650gです。タイヤx2、チューブx2だのに! てか、コンチコンタクトタイヤの一本にも及ばん!
実際問題、コンタクトみたいなシティ用のスチールビードの700Cタイヤは激重です。26インチは小径でやや軽量だし、本格オフロードのはケブラーでチューブレスだし。
そして、スチールビードはかさばります。ベランダやガレージにしか置けません。処分も手間だ。いいとこなしだな。スポバイのタイヤを買うなら、すこしお金を足しても、ケブラービードにしましょう。
しかし、この23Cタイとチューブのセット1100円で1400gの軽量化はグッドコスパでしょうよ。1g/1yen割れですやんか。ウルトラコスパです。
このタイヤには回転方向があります。ふむ、これはブロックパターンの印象どおりです。

回転方向
ホイールの旧タイヤをむいて、新タイヤをセットします。むきむき。

タイヤとチューブで1kgだ!
バルブが地味にロングだあ。そして、チューブの白い粉はあやしくぷーんと匂います。うげ! 苦手なスメルだ! ほのかな生臭さが気障りです。何粉? 脱脂粉乳?
新タイヤは手ですぽっと入りました。お古だからか相性だからか。

手ですっぽり嵌った
もとのホイール幅が広めですから、タイヤとリムのみぞはほぼ平行です。

23Cタイヤセット完了
ついでにハンドル周りをイメチェンしましょう。ハンドル一体型のカーボンステムを装着します。ソフトグリップ着脱はわりとめんどうです。

ハンドル一体型ステム越しの新タイヤ
おー、げに細いタイヤですー。見慣れた光景が一変しちゃったよ。ロードタイヤのトレンドは25Cになりましたから、23Cはすでにストイッククラシカルです。フォーマルだ。
てか、あれ?! 左のサスペンションのトップキャップがあらへんがな! いつのまにどこへ行った? 倒したときに外しちゃったかあ?
ロードタイヤの乗り心地は?
横のイメージです。

GIANT ROAM 3 Ver11
んー、フロントサスとタイヤの細さがアンバランスです。そして、サドルがぼってり不細工だ。ケーブルがだらーんだし。
サスフォークをリジッドカーボンかアルミにすれば、また一気にダイエットできます。3000円で気長に探しましょう。でも、Vブレーキ用のカーボンフォークがなかなか出ないよね~。
さて、かんじんの乗り心地です。重量減の影響は絶大です。ハンドルがクイックになります。もてあまし感が減りましたね。
さらに加速と転がりは感覚的に30%アップです。坂道の伸びがエクセレントです。前のはすぐに息切れするから。
でも、路面のノイズは軽さと反比例的にうるさくなります。これも感覚的に30%増しだあ。そして、やっぱし、アルミフレームと23Cタイヤはかっちかちです。ゆったり感がなくなりました。
このバイクで座り漕ぎロングライドはNGです。路面ガタがケツにダイレクトに来ます。こんなきびきび感はいやだ! 立ち漕ぎライドの近場買い物用です。
加速アップ、転がりアップ、快適さダウン、見た目はどっこい? ですか。総合的にまあまあのカスタムです。安上がりだし、かんたんだし。
でも、これで23Cタイヤの購入はぼく的ラストタイムでしょうね。ロードタイヤにするにしても、25Cか28Cにしますわ。
23Cタイヤは・・・うーん、ないなぁ。クロスバイクにもロードバイクにもアナクロの域です。23Cタイヤの時代は2015年までです。
グラベル系の40C以上のタイヤの進化がホットですしね~。650Bのロードプラスタイヤてのが出てきましたね。
現状のVブレーキの700Cホイールのクイックリリースタイプのクロスバイクはそろそろお役ごめんでしょうね。