ぼくのふだんのチャリダーはせいぜい10-50kmです。フラットバーロードかMTBで出かけます。お出かけの延長でぱーっと行って、ランチやおやつや買い物をして、日没までにぱーっと帰ってきます。
時間は昼~夕の数時間です。距離や速度にはそんなに重きを起きません。なにがしかのお店や道草が楽しみです。
ここがいやだよ、ロングライド
そんなゆるポタ派のぼくですが、たまに100kmオーバーのロングライドにでかけます。じゃあ、ミドルライドやちょい乗りでは感じないさまざまなCONSになやまされます。
てことで、苦しい時間を思い返しながら、自転車長距離ツーリングのワースト10をランキング形式であげつらいましょう。
第10位 日焼け
第10位は日焼けです。半そで、短パンは直射日光の餌食です。しかも、水辺のサイクルロードの焼け付けは反射光で倍返しです。
夏場のチャリダーはおおむねこんなです。
こんなになって、痛い目をしても、日焼け止めを塗らない・・・
第9位 コンビニ飯
第9位はコンビニ飯です。サイクリングにてきとうな道路沿いにはたいていあります。
おかげでサイクリングがコンビニングになりがちです。セブン、ローソン、ファミマの飯はもうイヤだ!
第8位 リュックサック
ぼくはテントをハンドルにくくりつけて、荷物をリュックにつめて、お出かけしました。
セミファットの29erのフロントはどっしり安定です。ハンドリングは不安定になりません。ぎゃくにもう少し前側に積載できたかあ?
背中のサックはパンクセット、ペットボトル、空気入れ、釣具なんかで3-4kgになります。が、重さはそんなに苦じゃありません。背中の排熱がザ・苦です。
このサックはふつうのアウトドア用です。通気性は無です。背中は一から十までオーバーヒートです。背中だけが異常にびちょびちょになりました。
夏場のサックはげに危険です。もひとつの課題の肩こりはとくに起こらなかったね。
第7位 はね石
第7位ははね石です。よその自転車やオートバイや自動車のはね石でなくて、自分のはね石です。
スポーツバイクのタイヤはわりにぱちぱち路面の砂利を跳ね飛ばします。これが車や民家や歩行者の方に飛びます。じゃあ、なんとなく気詰まりを覚えます。
「すいません、すいません、ごめんなさい、ごめんなさい」
とパチパチ音のたびに申し訳なく思いながら走ります。気にしすぎだア? 意外と気にしいですから、ぼくは。
第6位 へんな位置の信号
テキトーな区画整備のたまものか、たまーにへんなところに信号や横断歩道があります。渡りさきが壁、フェンス、横断歩道が1メートル、交通が皆無etcetcです。
もちろん、ぼくは交通ルールを守ります。とうぜんじゃありませんか~、はっはっは。交通違反の試しが金輪際にありませんわ~。
ところで、やむを得ずに自転車で歩道を通る場合には車道の原則の左側通行でなく、歩道の車道側通行が正解です。てか、反車道側が飛び出しやなんやでデンジャラスゾーンです。
第5位 やけに短いサイクルレーン
サイクルレーンはチャリダーの心の支えです。自動車や単車からなにかと目の仇にされる自転車が大っぴらにぶいぶい走れます。
が、しかし、このサイクルレーンのクオリティがヒジョーにまちまちです。ちょろっと走ると見失います。たいていが距離不足です。幅はOKですけど。
一方のこれは琵琶湖の湖西の白鬚神社付近の自転車レーンです。
このレーンの位置は車道に食い込みすぎです。ここを走ろうなら、ふつうに轢かれますわ。ベストポジションは白線のところです。
それから、細タイヤにはこのレーンのマークの塗装の部分がけっこうな衝撃になります。マークの間隔が狭すぎ? 近江大橋みたいな左右青線のがグッドでしょう。
第4位 逆風
第4位は逆風です。上り坂好きはいますが、逆風好きはいません。アップライトのクロス、ミニベロ、MTBにはとくにやっかいな敵です、逆風。
広い河川敷のサイクリングロードは吹きさらしです。遮蔽物がありません。生の風がもろに来ます。淀川サイクリングロードの下りや武庫川の上りは逆風ざんまいです、逆風の太刀です。
まあ、フォローがこうなれば、差し引きはとんとんです。
ときどき時間帯で行きも帰りも逆風に見舞われますが、ははは。風は気ままですえ。
第3位 靴擦れ 履物トラブル
いよいよトップ3の発表です。ワースト3位には靴擦れ・履物系のトラブルがランクインします。おめでとうございます。
ぼくはビワイチでは室内用のフットサルシューズで行きました。フットサルシューズのソールは薄手です。フラットペダルとの一体感がグッドです。
クッション性はありませんが、サイクリングにランニングや球技系ほどのクッションは不要です。フィーリング重視です。
ただし、立ちこぎでは紐とベロが足の甲にあたって、靴擦れのような鬱血が部分的に起こりました。
疲れると立ちこぎを多用します。じゃあ、立ちこぎをすると足の甲を痛めます。足の甲を痛めると立ちこぎをやめて座りこぎにします。でも、疲れてすぐに立ちこぎを使う→足の甲を痛める・・・悪循環です。
サンダルの場合、ストラップが親指と人差し指の間に食い込んで、ぎゅーって締め上げます。サンダルでは50kmしか走りませんが、ビワイチ級の距離を走れば、すりむけを起こしますね、きっと。
メッシュのランニングシューズがいちばんです。
唯一の弱点はチェーンオイルです。なにかの拍子にオイルがメッシュに移ると、汚れがぜんぜん落ちなくて、しみがずーと残ります。オイル染みの除去は難儀です。
第2位 手の痛み
自転車のいやなあるあるの銀メダリストは手の痛みです。ハンドペイン! ぼくはミニベロで京都嵐山に行ったときに強い左手首の痛みを感じました。
ついでに前傾姿勢では左の肩が痛くなります。この肩痛のために新車のフォークを長めにとって、ビーチクルーザーみたいなハンドルポジションにしました。
ステム下のスペーサーは15cmです。長! カーボンのやつを中国から取り寄せました。こんな長いスペーサーはレギュラー商品じゃありませんねー。
ぼくの左肩の痛みの再現率はほぼ100%です。ノーマルなクロスバイクのハンドルポジションですら出ます。じゃあ、ドロップハンドルはむりです。フラットバーも怪しげです。
さいわいこのセミファットのバラ完に乗り始めて、左肩の痛みから解放されました。もくろみは正解です。
そして、二日で330kmを走りますが、左手首の痛みを感じません。京都のあれはなんだったかあ? ミニベロで大急ぎしたのがだめだったかな~?
第1位 尻の痛み
はい、キング・オブ・CONSは尻の痛みです。ヒップペイン! 不動の圧巻の1位です。
体力不足、炎天下、不案内、コンビニのまず飯、なぞ信号、逆走おっさん、大型トラック、へたくそ運転の軽、そんなことは尻の痛みの前ではささいなものですよ。
尻の痛みは自転車乗りの職業病です。ぼくはこれのためにリカンベントの購入をすこし考えました。寝ながら走れば、尻の局部ストレスから解放されるよ!
スポーツバイクのサドルはコンフォートサドルより固めです。カーボンサドルはもう板切れです。かっちかち。
ただ、コンフォートサドルは万能薬じゃありません。ぼくは10年前にシティチャリで白鬚まで行きました。片道90km、往復180kmです。
サドルはばねばねのふかふかタイプです。おまけに座布団をくくりつけて、クッション性を増強しました。それでも、尻の痛みと股ずれは起きちゃいましたね。
肉骨系のトラブル、肌系のトラブルは別物です。サドルの柔らかさで軽減できるのは肉骨の圧迫系トラブルです。
皮膚トラブル・股ずれは服装やインナー、サドルのシートに左右されます。プロは事前と事後にワセリンやクリームを塗って、予防と保護に努めます。
同じ箇所を定期的に何度も何度も痛めつけるのは医学的見地からかんばしいもんじゃありません。かさぶた、たこ、色素沈着はまだしもですが、より深刻なケロイド、最悪の皮膚がんとかはいやでしょうよ。
たいがいの自転車乗りはこの複合型の尻トラブルに悩まされます。ぼくはビワイチ後にケツをセルフィー写メしましたが、満開の真っ赤な股ずれの花を拝めましたよ、まっかっか!
ビワイチの一日目ですでに尻の痛みを感じて、二日目には立ちこぎを多用します。で、上記の靴ずれに繋がります。
一箇所が痛むと、しわ寄せがほかに来ます。長丁場ではその被害が刻々と拡大します。とにかく、ライド中に良くはなりません。だましだましで行くしかない。
サドルに座れないと休めませんからねー。心身の消耗が激しくなります。二日目の途中から悪あがきでバスタオルをサドルに巻きました。
でも、尻のストレス、肌のバッドフィーリングはそんなに改善しません。ケツ皮膚の耐久力がとうにゼロですからね。
で、ひさびさにサドル熱に浮かれて、革サドルを物色します。クッション性よりシートの素材を重視してみます。合皮系はイマイチです。肉骨より皮膚に来ます。
しかし、靴選びとサドル選びはほんまに一筋縄じゃないな~。ニューバランスみたいにぼくの尻に合うサドルメーカーがどこかに存在するかあ?