ぼくの自転車体制は2トップシステムです。ちょい乗り用はシングルスピードのフルカーボン・フラットバーロード、山、トリック、ダート用はフルサスMTBです。
さきにYoutubeで愛車紹介の動画をアップしまして、こちらへきちんとおひろめします。
VITUS SOMMET CRXです。27.5フレームに29インチホイールを履かせまして、29er Customて称します。自転車ジャンルはハードENDURO系です。オフロードのトレンドなやつです。
ほんとのピュアDHバイクは自走派のぼくにはちとヘビーです。でも、トレイルやAMはやや刺激不足だ。ちまたのホビーライダーのおおくはこういうハードENDURO系をチョイスしましょう。
で、この初のフルサスMTBを2か月ほど乗り回しまして、PROSとCONSをおぼろげに認識できました。はじめてのマウンテンバイク、はじめてのフルサスは正解だったか?
多難な初心者のマウンテンバイク選び
ロードバイクやクロスバイクのおすすめはわりにかんたんです。ロードの本流はツールドフランスです。出場チームのバイクがおすすめです。
クロスバイクのおすすめはGIANTです。しかし、国内のGIANTの自転車はメーカー都合で通販不可です。で、ネットでは代替品のGIOSやコーダーが人気です。
で、マウンテンバイクです。周知の事実で日本のMTBはマイナーチャリンコです。バブル時代の空前のブームを最後にして、ながらく日の目を見ません。
もっとも、こどもらにはジュニアロードよりジュニアマウンテンバイクのがおなじみです。実際問題、ちびっこにきゃしゃなロードは向きません。こかして遊べるタフなMTBがベターです。
体幹むきむきの小学生ってなんかヤでしょうし。バイクコントロールとバランス能力がキモです。これを成人後にきたえるのはたいへんですぜ~。
で、オトナのマウンテンバイクは未知の領域です。ネット上の情報量が圧倒的に不足です。自転車メディアはぜんぜん特集しないし、展示会には試乗車がない。
逆張りであえてMTBを持ってくるスコット、ごりごりのDHを用意するコメンサルくらいです。サイクルモード2018にはKONAが見当たらなかった・・・
10万前後の安価モデルはデポやでっかいスポーツ用品店にあります。しかし、本格モデルはそうそう見当たりません。
たよりは専門店、個人店、メーカーコンセプトストア、中古屋ですね。地元の北大阪にはそうゆう店舗はありますけど、そのほかの地域はどうでしょうか?
新興のスポーツ自転車店の品ぞろえはだいたいロード・クロス・電動でしょう。実物を確かめる手段さえが非常に限られます。
そして、なぜかMTB専門店、MTB系自転車店のしきいがたかく見えます。ショーウィンドーから見えるごっついバイクに無知なしろうとの足はすくんでしまう!
MTBは特殊でない
海外ではMTBとロードのユーザーはイーブンパーです。大規模展示会の主役はフルサス系のeBikeですね。
ロードと比べてより特殊ってほど特殊じゃありません。いずれが競技用機材、スポーツ用品です。庶民的な感覚からほどとおいものです。
一般ピーポーには100kmライドもヒルクライムも岩場ダウンヒルもダートジャンプも異質な行為に移ります。なんで自転車でそんなことをすん?
あと、自転車パーツの価格も全般的には意味不明です。なんでこの棒みたいなやつやぎざぎざのやつがうん万だあ?!
「ドロッパーだし、カーボンだからさ!」てゆっても、世間の了解をえられません。競技用自転車、本格スポーツバイクはげに異質です。
おすすめMTB
日本語の情報不足と多ジャンル化の相互作用でマウンテンバイクえらび、マウンテンバイクはじめは至難です。
「国内の地形ではトレイルがベター」
「AMの使い勝手が〇」
「XCがフォーマル」
「ジャンル的にはENDUROがHOT」
「男はだまってフルサスDH!!」
「やっぱ、eBike!!!」
「トリックにはハードテイル」
「いや、BMX」
「トライアル」
はい、全部が正解です。で、実際にぼくはこれらの所説を踏まえて、結果的にVITUS SOMMETを選びました。
現代的MTBの王道のポイントは、
- BOOST
- チューブレスレディ
- フルサス
- 1x
です。
ぼくはこの2年で現代的なハードテイルと現代的なフルサスを乗り継ぎますが、あれこれ比較すると、フルサスに軍配を上げられます。
現代のMTBはパワーと剛性と走破性の時代です。ごっついバイクでごりごり走る、これです。優秀なサスや新鋭のジオメトリがテクニック不足をおぎないます。パワー!
ハードテイルやちっこいバイクはテクニカルでおもしろいものですけど、車体と身体が持ちません。とくにいい年の大人の上達速度はザ・低空飛行です。たぶん、慣れる前に挫折してしまう。
写真や動画ではこういうトレイルはかいてきコースに見えましょう。完全な初心者にはこんな地形さえが一苦労です。ゆるいのぼりの途中で枝一本踏むと、ふつうに立ち往生します。
サスありの方が高トラクションです。登りも下りもらくちんだ。あ、舗装路の登りは別です。
なので、おすすめMTBは
- BOOST
- チューブレスレディ
- フルサス
- 1x
です。まあ、2017-の高年式の売れ筋はほぼこれです。でも、国内では売れ筋もくそもありません。MTB市場が圧倒的ひえこみですから!
29erか275か
最後にホイールサイズのはなしをしましょう。ここ十年のMTBのタイヤトレンドは26インチ、29、275、29 、275+てめまぐるしく変転します。
この2年で29erが勢力をのばしました。一方、275+も支持を得ます。実質、ダブルスタンダードです。
で、パワーと走破性には29erが有利です。ぼくもこれを推します。速い、強い、でかい!
ああ、股下
標準的な日本人体系も問題なしです。ただし、標準規格に達しないぼくのような短足さんや女子には275のがベターです。
スプロケ外しの場面を振り返りましょう。
あきらかに股下が足りません。29erホイールはたびたび股間や臀部と干渉します。個人的感覚でリミットは股下75cmです。
170cmの日本人男子の平均股下が77cmです。クリアランスは十分です。一方、72cmのぼくの股下には29erは収まりません。身長換算では162cmの女子だよ!
たまにふつうにまたがって乗ろうとして、ひざを後輪にひっかけちゃいますし。つまり、ひざ下、すねが平均以下です。書いてて悲しくなってきた・・・
下りの走破性だけを取るなら、ぜんぜん29erで行けますが、そのほかのこまかいことをやろうとすると、大口径をすこし持て余します。
身長180cm、股下85cmみたいなしゅっとしたイケメンさんは29+とかにチャレンジをしてみませ。おれには旧規格の26インチがおにあいだよ、うえーん!