先日、むやみな無意識のスキッドでロードバイクの後輪のタイヤがぺろっと剥げました。
8000円のコンチネンタルGP5000 TLが悲惨なありさまです。ロードバイクでリアブレークロックして、つーってスキッドすると、早晩にこの悲劇にみまわれます。
で、ケチケチ作戦を発動して、靴底補修材のセメダインシューズドクターでこれを補修しました。
患部が完璧に固まりまして、とくに異常を来しません。まあ、多少のぼこぼこ感はありますけど。
で、この補修材がどっぷり余ります。本来の用途で使いましょう。幸か不幸かぼくが自転車に使うシューズはタイヤ以上のくたびれぷりです。
オーマイガー!
自転車シューズのサイズ事情
スポーツバイク、とくにレース系の自転車乗りはビンディングをよく使います。スキーやスノボみたいに靴と板を金具でかちゃって固定する。
実際、現行の自転車のビンディングシステムの源流はフランスのLOOK社で、ここはもともとウィンタースポーツ屋さんです。
うちの唯一のビンディングペダルはクランクブラザーズのキャンディですね。
クランクブラザーズのビンディングの固定力は他社よりマイルドです。しかし、やっぱし、性格的にこのかっちり感が肌に合いません。
さらにもうひとつのしんこくな問題があります。対応シューズです。これがぼくの足にことごとく合わない。
スポーツシューズは細身
ぼくの足のサイズは26cmです。標準的です。一方、足のワイズ=幅はこれを逸脱します。EEEEの4Eです。
実際のあんよです。
甲はそんなですが、小指の下=小指球のあたりの肉厚がげにボリューミーです。で、足幅は11cm強、足回りは28cmです。
足のサイズ < 足回り=足でかさん=スポーツシューズ難民の公式が成立します。
靴文化のたまものか欧米人の足は基本的に細身です。基準はDとかEですね。コンバースとかナイキとかの標準サイズがこれです。アジア人にはややタイトだ。
スポーツシューズの標準はDとかEです。アジアンフィットが2Eから3Eです。4Eはぞくにスーパーワイドタイプですね。商品カタログでは”SW”のイニシャルが付きます。
で、ランニング、ウォーキング、スニーカーみたいな汎用スポーツシューズには4Eがあります。しかしながら、それ以外のスポーツ専用シューズには4Eがほぼない!
おまけに自転車競技はマイナースポーツです。アパレルは欧米ブランドばかりだ。日本ブランドのシマノやパールイズミさえが欧米基準でウェアやシューズを作ります。
たのみの国内二強のアシックス、ミズノは自転車部門には参入しません。マイナーな自転車競技のなかのマイナーなサイズの4Eは絶望的です・・・
ゆえにぼくは汎用の4Eシューズを自転車に用います。常識的にフィットしない専用シューズ <<< フィットするふつうのシューズです、フィーリング的に、パフォーマンス的に。
で、これでガシガシたちこぎをすると、フラットペダルの角やピンで急速に靴底を痛めてしまいます。
もっとも、ふつうにランニングで使っても、たいてい1年以内に履きつぶしてしまいすけど、ははは。
ナイキシューズ補修
今回の補修対象はナイキのシューズです。モデル名はズームストラクチャーです。1万くらいのハイエンドな路線です。購入は2018年4月です。
ぼっろぼろ!!
これはランニング、サイクリング、山登り兼用です。アッパーのやぶれ、かかとのへりはまだまだですが、ソールのえぐれがしんこくです。てか、寿命です。
あまりのシューズドクターで直せれば、もうすこし延命できましょう。
比較です。
左がナイキのふつシューズ、右がGIROのスニーカータイプのビンディングシューズです。ビンディングシューズは1サイズ展開です。つまり、DかEですね。
ナイキの横幅12cm、GIROの横幅9.8cmです。2cmの差は指一本分です。これは慣れとかがまんのレベルではありません。
ぼくがGIROを履くと、小指の側面をギュウギュウに押し込まれて、2、3時間でKOされます。
29cmくらいまで上げれば、幅の問題をクリアできますけど、新たな縦ガバガバ問題に突き当たります。フィットしない~。
アディダス傘下になったFIVE TENがカジュアル・スポーツシューズ路線になりましたから、4Eのフラットペダル用シューズないしトレッキングシューズを出してくれるかも?
淡い期待を描きつつ、みずからの手をドロドロに汚して、靴底にシューズドクターをぬりたくりました。
乾燥時間は24時間です。せっかちさんは待てない! 6時間で実験しました。
まあ、行けそう。もとよりましですわ。これを自転車用にして、ランニング用を新調しましょうかね~。
4Eの道はけわしい道だ・・・