大英帝国からまたまたEMSがアライブしました。
![CRCからのEMS荷物](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/46b1f6c366f34bdf19c3f865129a4bff.jpg)
ざっと二週間コースです。EMS=速達だのに! 到着港はKIX、関西国際空港です。今のところ、100%の確立でEMSは関空に来ます。AliExpressの無料配送は川崎に行っちゃいますけど。
セミファットのチューブレスタイヤとグラベルバイクタイヤを購入
中身です。
![Schwalbe G-oneとWTB Ranger 30](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/b7ba3e022d41d92e1d6ef47c025b76a2.jpg)
Shwalbeの新作グラベルバイクタイヤG-oneとWTBのセミファットタイヤRabger 3.0です。いずれが5000円オーバーの高級タイヤです。
3インチのセミファットのタイヤの種類はすごく限られます。WTBかMaxxisの二択です。で、なんとなくWTBを選んでみました。
![WTBの3インチのセミファットタイヤ](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/556114b68904972bd038e994f6502d9c.jpg)
ごっついです。重量は850g弱です。made in china製です。もちろん、チューブレスタイヤです。チューブxスチールビードのクリンチャーより軽量になります。
グラベル用は新作タイヤです。リザードスキンか卓球ラケットのラバーかて水玉がファンタスチックだあ! これはインドネシア製です。
重量はこのボリュームで480gです。チューブレス化すれば、そこそこの軽さにできます。
で、WTBの3インチはフロント用で、G-oneはリア用です。KONA HONZO CR TRAIL DLのフレームはBOOSTタイプですが、ステーのクリアランスは29+用じゃありません。
おそらく29-2.5が限度です。モデル車のタイヤは2.25です。27.5+も横のクリアランスに干渉します。たてはだいじょぶだけど。
26-2.3はちっこく見えるな~、ははは。で、29erの3インチのタイヤ大外はざっと774です。正味サイズは30.5インチです。でっか!
チューブレスタイヤの取り付け
さて、チューブレスタイヤの取り付けは未知のゾーンです。が、以前にDT SWISSのチューブレスキットでミニベロのクリンチャーホイールとクリンチャータイヤをむりやりチューブレス化しました。
![シーラントを入れる](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/02/f0362971bf676849b700b422bc0b86d8.jpg)
一応、ビード上げに成功して、適正空気圧までパンプアップして、テストライドできました。が、一晩でエアーが抜けます。うえーん!
で、あえなくチューブドに戻しました。そのときのキットとシーラントがあります。
![チューブレス用仏式バルブ](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/346f8e7a5f567d5d63f74076806dce6b.jpg)
じゃあ、手順や手応えは分かります。気安くレギュラーチューブレスにチャレンジできます。
ホイールはカーボンリムのテープレス仕様です。スポーク穴がありません。
![ニップル穴なしでテープレスリム](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/03/ad60f4ac52898e9a1fa993ed7cd7d60f.jpg)
イッツ・チューブレスレディ! です。バルブを装着しましょう。
![バルブをリムにセット](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/b374164cc34d55c56878f9c7f8b425a0.jpg)
で、下準備に取りかかります。チューブレスタイヤの取り付け・交換にはこの下準備が不可欠重要エマージェンシーです。
まずはタイヤのお手入れです。ビードのリムを軽くほぐして、汚れを取ります。ぼくは水で洗って、タオルで拭きました。
![取り付け前にタイヤをお掃除](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/c17f96e6e8a178030c88300990ff3348.jpg)
リムも同じようにきれいきれいします。とにかく、接着面のノイズは空気入れの天敵です。汚れをしっかり取りましょう。水滴は敵じゃありません。むしろ、味方です。
で、タイヤとリムをきれいにして、最重要アイテムを用意します。はい、石鹸水です。
![超重要アイテム ワックス代わりの石鹸水](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/ca372e01849901563d22567db2323f7f.jpg)
か、中性洗剤水。これを床屋みたいにしゃかしゃかして、リムにびゃーっと塗ります。
![リムに石鹸水を塗りまくり](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/35950f8367719d53fcadbabf59d383a4.jpg)
同様にタイヤのビードに塗りたくります。そして、タイヤをリムにセットします。タイヤレバーを使わず、手だけでやるのが理想的です。
IRCの専用レバーが定番です。
でも、ただし書きに『IRCのチューブレスタイヤ専用』てあります。他メーカーのタイヤへの使用は非推奨です。この一年でパナとかシュワルベがロードのチューブレスタイヤを出します。選択肢が増えました。
ロード系のチューブレスは全体的にMTB系よりタイトです。でも、ミニベロ細タイヤよりマイルドでしょう。固いミニベロタイヤはほんまにかっちかちです。食べログで人気の本格パン屋、いや、ブーランジェリーのバゲットみたいに。
じゃあ、セットアップしましょうか。あ! その前に転がり方向のチェックを忘れない。こんな表記がタイヤのどっかにあります。
![転がり方向を忘れない](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/43b2f4b3f5e423a91166cf21426abaf0.jpg)
あぶねえあぶねえ。あやうく反対にセットしかけましたぜ。あらためましてリムにセットします。手でぺこぺこぺこっとな。
リムとタイヤの相性やパーツの質で難易度が変わります。これはとくに問題なくはまりました。ラッキー! 外すのも容易です。超ラッキー!
難関? かんたん? フロアポンプでビード上げ
で、いよいよ空気を入れます。使用機材はふつうのフロアポンプ、フロポンです。
![BBBフロアポンプ](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2016/03/a38c6867309679da04e23c6ad751f04f.jpg)
この空気入れ&ビード上げがあちらこちらで大げさにささやかれます。いわく、
「人生史上最高のポンプアップ」
「人力じゃ無理ゲー。チューブレスはクソ」
「エアコンプレッサー必須。ガソスタで入れますた」
とか。
が、ここまでの手順をしっかりやれば、そんなに苦労せずにビードを上げられます。げんにぼくはちょい速めのしゅこしゅこピストンでビードをひいひい、いや、ぱんぱん言わせたりましたで。
カーボンリムのビード上げはすこし気がかりでしたが、いやな手応えはぜんぜんしません。この程度の衝撃では割れないか。予想よりかんたんでした。めでたしめでたし。
コツは下準備です。事前のタイヤとリムの手入れをおろそかにすると、このビード上げで上腕パンパンになって、息切れして、汗だくのおっさんになります。
そもそもフロアポンプでどんなにハッスルしても、ポンプアップ速度や空気注入量を2倍や3倍にはできません。2割3割り増しがせいぜいです。オールドタイプがあんな激しい動きを倍速に出来るかよ! 脈拍と血圧は2倍になりますが、ははは。
その場合、念入りに空気の漏れを見直しましょう。タイヤとリムをきれいに拭く、バルブをきちんと締める、石鹸水を付け直す、失敗の原因の9割はこのどれかの見落としです。空気入れのがんばりはささいなものです。
てことで、ぶじにビードアゲアゲできました。念のために3barまで上げて、適正の2barまで落とします。上げ残り防止です。
フォークにセットしてみましょう。
![フォークにセット](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/6dd42a810e5aef557b99527577a379fd.jpg)
ばっちりです。この状態にしてしまえば、より楽に空気入れできます。最初が最ムズです。
クリアランスです。
![フォークとのクリアランスは余裕](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/8a04dcfca64e38e0757fcc685486c87c-1.jpg)
オー、よゆうの勇者よしひこです~。3.2が入るかア?
定番のSTANS Notubeのシーラントで耐久力アップ
後日、シーラントを購入します。定番のSTANS Notube Tire Selantです。左下のやつです。
![シーラント ステムなど](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/STANS-Sealant-Stem-Lizardslins-bar-tape.jpg)
STAN’Sはアメリカのニューヨークのチャリパーツ屋です。チューブレスの各種の特許を持ちます。チューブレス=STAN’Sです。
29erの2.35インチはタイヤの中では大きめサイズです。セミファットはワンモアビッグです。100ml強が適量です。
![100ml](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/100ml.jpg)
けちらずにどばっと入れます。
![シーラントをぶちまけろ!](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/sealant-in.jpg)
あ、あと、のこりのボトルの蓋締めをきちっとしましょう。管理をずぼらにすると、シーラントの繊維をおしゃかにしちゃいます。液が空気に触れるのはよろしくありません。キャップをきちんと締めましょう。
![前後ホイール完成](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/04/wheels-new.jpg)
左のSchwalbe G-one LiteSkinはチューブレスイージーじゃありませんが、シーラントの力でこのとおりです。
内外価格差はありません。1500-2000円弱です。アマゾンが手軽ですわ。
携帯ポンプでビード上げ in 森
後日、タイヤをパナレーサーのグラベルキングSK 40Cに交換します。じゃあ、携帯ポンプを買います。そして、実験的に出先でビード上げに挑戦します。
タイヤを外して、
![タイヤがパッカーン](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/06/89304276d451be09b7a02d7c2ef65770.jpg)
嵌めなおして空気入れをセットして、
![林のなかでしゅぽしゅぽピストン](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/06/bd27b479075f7cdbbbbf5ae1d5676aed.jpg)
はい、ビード上げできました。
![5分でふつ空気圧](https://b4c.jp/wp-content/uploads/2017/06/ad5e9229a58eea15de4ae021d9599680.jpg)
最軽量の小型ポンプでこの手軽さです。しかも、屋外で。最近のチューブレスタイヤはユーザーフレンドリーです。
最終手段はタンク付きの空気入れですね。