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SRAM XDR登場 ロード12速化・トップ小ギア化へ前進 13速もある?

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変速機メーカーの御三家は堺のシマノ、ヴェネトのカンパニョーロ、そして、シカゴのSRAM社です。この三つを台湾のMicroshiftとSunraceが補完して、世界シェアの99%をしめます。

話題の油圧式ROTOR UNOやセミ無線電動FSA K-force WEは四葉のクローバークラスのレア中のレアです。街中で見かけたら、幸福になれます、きっと。

SRAMのフリーボディXDドライバ

SRAMの看板商品は”1x”です。読みは『いちえっくす』でなく『ワンバイ』です。フロント変速なしのフロントシングルのスタイルの総称です。SRAM=シカゴのフロントシングル屋さんです。

一方のわれらのシマノはフロント変速の有力な特許を多く持ちます。フロント変速では他社の追随を許しません。シマノ=堺のフロント変速屋さんです。

で、SRAMはシマノに匹敵する独自のフロント変速をついに開発できなかったので、

「えーい、もうフロント変速をなくしてしまえ! で、リアメカをめっちゃ軽くしてしまえ!」

て発想のコペルニクス的大転換をして、1xのフロントシングルを定着させて、一気にジャンプアップしました。今やオフロード・オールロード系のイニシアチブはSRAMにあります。

当然、シカゴのこの流儀は堺のフロント変速屋とは相容れません。シマノはフロントシングルには消極的でした。

しかし、この1、2年でわだかまりや特許問題がクリアになったか、シマノ純正のナローワイドリングやBOOSTハブが出ます。

しかし、ハブのフリーボディは旧態依然のHG型です。SRAMのスタンダードなXDドライバーはシマノにはありません。

Novatec ハブ とXDフリー
Novatec ハブとXDフリー

XDボディーの特徴は先細りです。スプロケの台座が平坦でなく、トップのところでギャップダウンします。これで11T以下のトップギアやセカンドギアを乗せられます。

現時点のSRAMのXD用の純正カセットは10T~です。最小は社外品の9Tです。

SRAM XX1 PG 1199 ワンユニットのスプロケット
SRAM XX1 PG 1199 ワンユニットのスプロケット

11Tと9Tでは20%のレシオが出ます。単純にギア二枚分の差です。フロントのチェーンリングを大きくするより合理的です。でかリングはなにかとトラブルメーカーですから。

以前、ぼくはミニベロのフロントに62Tの大リングを付けましたが、チェーンライン、チェーン外れ、ステーとの干渉、て毎日のように泣かされました。

実のところ、シマノはXDみたいなシステムを前から自前でします。小径車用のCapreoのフリーはXDのようなギャップを持ち、9Tの最小ギアをトップに頂きます。

でも、いかんせん、カプレオは9速です。そして、ハブが専用です。フリーボディだけの交換はむりです。おのずとホイールは手組みです。カプレオモデルの完成車は最近では見ません。

SRAMのXDフリーの折り畳み自転車はTERNから出ます。TERN Verge X11がそうです。これのリアがSRAM XG 1150、10-42Tの11速です。

今期、SRAMが廉価版の12速セット、GX EAGLEを出しましたから、2019モデルはTERN Verge X12でしょうね。12速の折り畳み! が来期のTERNの目玉でしょう。

お先に3Tがロード用のXDカセットを発表

春先の自転車新商品の情報の発信源は台湾の台北サイクルショー、秋口のそれはドイツのEUROBIKEです。

で、今年のEUROBIKEでイタリアの3T社がロード用のカセットを発表しました。BailoutとOverdrive、同社の2nd完成車モデルのエアログラベルSTRADA用のスプロケットです。

ギアは共に9-32Tの11速です。レシオは3.56です。XDドライバー的にはミディレシオ、ふつレシオデすね。

なぜならXDは基本的にオフロード用です。レシオはのきなみ400%オーバーです。Eagleシリーズの12速カセットは10-50のジャスト500%ですし。

かようにSRAMの純正のロード用XDカセットはありません。10-32や10-36の開発のうわさがちらほら聞かれますが、ちまたのうわさに留まります。

じゃあ、社外品の3Tのこのモデルが初のロード用のXDカセットとなります。ロードの中でもピュアロードでなく、ニュージャンルのオールロード用です。ドロハンATBにぴったしのレシオです。

SRAMのロード用XDフリー、XDR

で、本家のSRAMの動向です。オールロードバイクのXD化は時間の問題です。今回のEUROBIKEでの発表はありませんが、XD計画は水面下で着々と進行します。

XDRです。もちろん、このRはROADの頭文字です。台座の形状はノーマルXDとおんなじです。根元のツメ、中段のネジ切り、トップのギャップです。

ぱっと見のちがいはロゴだけです、ははは。でも、XDとXDRは完全互換じゃありません。XDRの方がXDより1.8mm長くなります。

ロード用のXDRのフリーにオフロード用のXDカセットを付けるなら、1.8mmのスペーサーを挟まなきゃなりません

て記述があります。なに、それ?

今日のラインナップにはXDのカセットだけが並びます。現在の観点からこの1.8mmは無用の長物に見えます。

しかし、これはその先のロード用の12速カセット、万が一の13速カセットのための重要な1.8mmです。

オフロードのスタンダードは148mmのBOOSTに移行中です。ロードではディスクロード化に伴うエンド幅の拡大とスルーアクスル化が本格進行中です。

十中八九、つぎのSRAMのロード用のレースグレードREDはこの142mmエンドの幅のスルーアクスルに最適化されます。

現状のノーマルXDで12速化は可能です。XDRはそれよりワイドになります。じゃあ、もしかの一足飛びのRED13速化はありえます。

いや、もっとセンセーショナルな電動無線Red eTap 12s、機械式RED 13sの同時発表とかがなきにしもあらずだあ?!

て、このXDRの1.8mmにはいろんな夢がふくらみますね~。

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